出雲にて
出雲に出張してきた。珍しいエリアでしょ。当然「出雲そば」を食す。定番「割子そば」は石臼引き・つなぎなし。コシがあって甘めの汁に、「もみじおろし」も相性良く、すいすいと食べれる。店の女将に聞くと「冬はあつ盛り」とのことで、茹でたてのアツアツに汁と薬味をぶっかけて食べる。蕎麦のほのかな甘味が堪らなくおいしい。何でも大正天皇に献上した蕎麦だそうな。「献上そば」なる由緒正しき蕎麦なり。
適度に仕事をこなし、またも当然「出雲大社」に。私は2度目だが、冬の閑散期に訪れるのも趣あって良い。人はいない。神社への石の参道を人は、両はじを歩くそうな。真中は神様だそうな。そして、参拝にも由緒正しき「しきたり」が。「二拝・四拍手・一拝」なのです。神妙に「しきたり」通り手を合わせた。雨やみぞれの混じる、なかなかに神秘的な雰囲気。
本殿を覗くと、清涼な雰囲気。 神楽殿は新しく更新されているが、ご覧の通り、超巨大な「しめ縄」は5tonもあって、落ちたら間違いなく圧死するであろう大きさ。日本一の鳥居や、巨大な国旗ポールもあり、すべてデカイ。
早々に仕事を無理やり切り上げ、夜の出雲へ。数年前に訪れ、ふらりと入った飲み屋で日本海でしか食べられない「のどぐろ」の塩焼きを@6000円也でボラレ、いやな経験をしているが、今回は現地に詳しい「ガイド」付きなので安心。
「喜久」という炉端焼きの店。地元の方々が集うすばらしき店である。刺身良し、コーチンを主体の焼き物良し、島根産の「和牛のたたき」などとろけるようだし、鯨かつなども懐かしい。驚きは大きなハンバーグ。野菜をたっぷりまとってのアツアツはチョー美味い。なんで出雲でハンバーグか?そんなこたぁーどうでもよろしいのである。ともかくすべて美味くて安い。(因みにハンバーグ600円)そしてシメは島根の名産でもある「さつまいも」バターなる一品。時間かかるし、すぐなくなるから入店早々注文したもの。これがまた美味い。バターを一切れ加えるだけで、いわゆるスウィート・ポテトのような味になるのだ。デザートも兼ねる一品であった。欲を言うと、日本酒が生酒だけなのが寂しい。島根の酒は西に行くと銘酒がふんだんにあるのに。
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