広島にて
出雲の帰途は広島から。広島の街はいつも思うが仙台に似ている。いや仙台が似ているのかわからないが、長いアーケードがあり、夜の繁華街も仙台の国分町を思わせる。しかし、何回も来ているが「祈念公園」や「ドーム」は行ったことがない。不思議なものだ。
今回、昼食が遅かったので、夜は「おばんざい」のたいへんおいしい店で地酒で軽く済ませ、早々にホテルに。しかし、夜が更けるに従い、私の胃も活力を取り戻し、「お好み焼きを食わなくては」モードに。お好み村は遠いので、最寄のコンビニ・ポプラを覗くと、ありましたよさすがに。そしてお味も本格的。焼きそば・キャベツ・豚肉たっぷりのシャキシャキなのであった。
翌日は、西へ車を走らせ昼食は宮島の「あなごめし」。有名な「うえの」は順番待ち。待つほどにおいしい。「白焼き」にはお酒がお猪口一杯ついている。これは参った。あら塩とわさびで食す穴子は適度に濃厚で美味い。
メインの「あなごめし」はご覧の通りの美しさ。濃い口のタレと穴子の甘さが相まってえもいわれぬおいしさ。見た目に美しい丼も初めてだが、それ以上に品があり箸を付けるのも惜しいほど。寿司屋のほっこり煮た穴子も好きだが、こうした焼き穴子もあっさりした中にコクを感じさせ気にいった。
広島空港からの帰途便が、札幌からの折り返し便の大幅遅れで食事券が出た。それをいいことに、一杯。西条の「賀茂鶴」純米吟醸はすっきり系の一品で、カキのバター焼きとの相性も抜群。空港なのに困ったものだ。
瀬戸内の味は、相対にすっきりした中に、甘めで温厚なのであった。
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