「三笑亭」 静岡市
静岡市葵区両替町。
明治中期から100年以上の歴史を持つ料亭「三笑亭」。
すき焼きで有名だけど、隣で精肉を扱っているだけに、肉料理には定評があるという。
格式ある風情に足がすくんだけれど、東京の料理屋を思えばそうでもない。
仲居さんたちの気軽な雰囲気もよろしく、落ち着いて食事ができる。
おまかせ会席をいただく。
まずは、「湯葉にうに」。
相性のいい組み合わせに、早くもビールは空になり、おかわり。
手のこんだ前菜たち。
秋を思わせる配色もとてもきれい。
煮こごりも、あゆも、かわいいホタテもおいしかったが、意外にも、甘くない栗羊羹がgoodですね。
お刺身。
何といっても目を引くのは、生しらす。
甘いです。
それと、ワサビに海苔。
酒飲みにはたまらない配合。
そして出ましたメインのお肉。
ステーキですぜ。
静岡県内産の牛肉。
柔らかく、脂ののりは上品で、旨味たっぷり。
シンプルに焼いただけなのがいい。
画像はないけど、ワイン飲んじゃってます。
ワインリストも豊富で、この日はチリ産をいただきました。
そうそう、こんな個室のお部屋で食べるのです。
雰囲気ありありでしょう。
煮物は、穴子を蕪(たぶん)で巻いたもの、ほか。
本格的に飲んじゃってるから忘れてしまうのです(涙)
でも美しい彩りですな。
揚げ物は、エリンギの中に、かまぼこと白身をサンドした素敵な一品。
ぎんなんに、稲穂も秋でしょう。
その中身はこんな感じ。
これ歯ごたえいいし、中身はソフトでかまぼこシコシコ。
いろんな食感と味わいが楽しめる。
食事は、焼きおにぎりのお茶漬け。
蓋のうらには、おろしたての山葵!
最後はナシのソルベと、フルーツ軍団。
かなりの品数です。
ワインもふたりでフル1本とハーフ1本。
お値段もそんなに高くない。
創作がかってない、オーソドックスな中にも手間暇がしっかりかけてある。
老舗たる由縁はいたるところに窺えました。
玄関には、こんなにたくさんの黒招き猫が。
どうしたのですか?と伺うと、自然に集まりました。というシンプルなるご返事が(笑)
「三笑亭」 静岡市葵区両替町2-2-2
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