「多賀」 盛岡
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岩手県花巻市の中心街。
まだ雪残るころの写真。
過去未公開の記事を今頃に出すという、放置プレイ状態。
地方都市によくある光景。
車を少し走らせると、新興住宅街にスーパー、郊外にはイオンなどの大型SC。
今更に、中心市街地活性云々と法整備をしたりしても、手遅れだし、かえって商業者の経営を圧迫してしまうのではないかな。
車社会となった今、消費者の郊外流出は止められない。
が、しかしガソリン高に諸物価高、郊外店舗もだんだんと厳しくなっていく。難しい世の中だなぁ。
そんな典型の街、花巻市にある「マルカン百貨店」。
最上階のデパート食堂は、昔ながらの食堂がそのまま保存されたかのような佇まい。
いや、この百貨店自体が、歴史の遺物のような存在なのだ。
でも、私はハンカチを買ったけれど、ちゃんとお洒落な柄も売ってたし。
極めて多数のメニューのディスプレーから、チャーシュー麺をば選択。@480円ですぜ。
食券スタイルです。
席に着くと、これまた少しレトロな制服を来たウェイトレスのお嬢さんが、すぐにやってくる。
彼女たち、実に折り目正しく、常に数人で店内に目を光らせながら、所定の位置に交替で待機している。
ちなみに、若くてかわいいです!
ほどなく登場のチャーシューメン。スープを一口すすり、そのあっさり、中華そば風のお味にびっくり。
麺はイマイチかもしれないが、この懐かしいスープは大いに嬉しかったな。
ここには、「マルカンラーメン」なる有名な一品もあって、そちらも是非チャレンジしたい。
あとカレーも美味しそうだったし、超ロングのソフトクリームの評判も高い。
いつまでも健在であって欲しいぞ。
このマルカンさん、「アルテマルカン」という、ちょっといい物を売っているスーパーも展開している。
なかなかに、したたかな会社なのかもです。
「マルカン百貨店」 岩手県花巻市上町6-2
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盛岡駅に到着後、まず昼食。
駅近の「ぴょんぴょん舎」もいいけど、後で面談があるし、軽い食事がいい、とか思いつつ、駅ビルをさまよい歩く。
ビルとターミナル地下を結ぶ通路に数店があり、ラーメン店を発見。
「らーめんの千草」だった。
鳥だしの中華そばの店で、あっさりしてそうだ。
でもメニューを見て、すぐにワンタン麺にとびつく。
いや待て、チャーシューメンはないのか?と探すが、その文字の上にはシールが張られ消えている。
ということで、ワンタンメンを注文。鶏だけでとったスープは、透き通り極めて優しい味。
そう、例えは失礼ながら、「チキンラーメン」を数等上等にした感じ。
縮れ麺が、スープと絡み、あっさりとスイスイ食べれちゃう。
チャーシューは100%鶏肉だし、ワンタンの具もそう。
夢中になって食べてしまった。
後に調べたら、この千草は横浜ラーメン博物館にも出店していた有名店で、本店は、同じ岩手県の久慈市にあるという。
ほんとに美味いんだから。
「らーめんの千草」 盛岡市駅前1-44(駅南館B1)
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少し前だけれど、盛岡に出張し、夜は寒風の吹き始めた街をさまよいあるいた。
以前、お邪魔したことのある、割烹居酒屋「酔牛」に。
盛岡は、内陸の地だが、三陸の豊富な魚が食べられる街。
寿司屋さんなら、どこへ入っても美味しい。
冷麺・焼肉・わんこそば、ばかりでなく、お魚も堪能してもらいたい、食いしん坊には堪らない街。
お通しは、豆腐の燻製と里芋のグラタン。
どちらも美味しかったが、とりわけグラタンが気にいった。
里芋の中身をくりだし、砕いてもどし、チーズを乗せて焼く。
これだけなのに、抜群においしかった。ビールにもあう。
冷奴、肉味噌。
これは、ボリュームもあって、どんな酒にも合うから、最後までちょびちょびと楽しめた。
豆腐そのものも美味しいし、トッピングの味噌もおいしくて、これをチョイ舐めして酒を飲むのもよろしい。
ついで、三陸、宮古であがったサバ。これが非常にうまかった。
こう見えてもシメサバなのだ。
ほどよい脂と歯ごたえに、目を細めてしまう。
そして、岩手の酒がまたうまい。
今宵は、石鳥谷の「酉与右衛門(よえもん)」や、紫波の「東みね」などを堪能。
さすがに南部杜氏の地だけあって、県内の酒はどれもこれも秀逸。
そして、鯨焼き。
これを網焼きにするわけ。
これは歯ごたえと、鯨をあっさり食べているという気分に満たされる一品。
これをかみ締め楽しみながら、日本酒をちびりちびりと味わう。
まいたけの天ぷら。
レモンだけでいただく。
最初に頼んで、ビールとともにやりたかったな。
そして、生牡蠣。
大ぶりの牡蠣は、うっとりするくらいに濃厚で、危険な味。
もーたまらんぜ。
こんな按配で、魚も厳選され、料理も手がこんでいるわけではないが、とてもセンスがよく、味わいもよろしい。
まだ二度目の訪問だが、割烹ほど気取らず、居酒屋よりはグレード高く、いい酒といい肴が気張らずに楽しめる。
一人でも気軽にいける。
女将の気さくな人柄、大将の真面目ぶりも、親しみがわく店。
「酒食亭 酔牛」 盛岡市大通2-3-20 阿部ビル
TEL:019-652-1150
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盛岡で酒を飲んで、フラフラとさまよっていて、それこそ店名の強烈さに惹かれ入ったラーメン店。
名前とは裏腹に、中年女性がひとりカウンターの中にいるだけの、どことなく優しい感じの店。
自家製餃子をいただき、ビールを飲む。
これ、以外とうまい。
プリプリ餃子で、噛むと肉汁がほとばしる。
この店の名物と書いてある。
元祖「ラージャンメン」を。
出てきた品は、ごらんの通り、ジャジャ麺の上の具が、熱い醤油系ラーメンの上にかかっているシロモノ。
最初、え?とおもったが、食べてみると、これもアリの味。
辛みその上にキュウリがのっていて、アンマッチに見えるが、食べ進むうちに、あんかけ状の味噌が醤油スープに溶け込んできて、味が変化していく。
麺が細めんよりは、中太麺のほうがよいかもしれない。
以外にクセになる味は、これから寒い時期、飲んだあとに重宝しそう。
盛岡は、雪はさほどではないらしいけど、めちゃ寒いから。
「ラーメン 羅生門」 盛岡市菜園
詳細は酔って不明。
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関東から秋田県大館市へのアプローチは、大館能代空港が一番便利。でも朝一と夕刻の2便なので、前夜当然飲むから、10時の宿泊地発となる。汽車でとなると、秋田経由か盛岡経由か、今回は盛岡を選択。
帰るだけの一日。大館駅前の「花善」の有名な「鶏めし」を仕込んで、JR「花輪線」に乗り込む。乗客は数人。
がしかし、ここは弁当はにおいだけ味わって、空腹を保ちつつ雪の少ない八幡平の車窓を楽しみつつ、うつらうつらと舟を漕いだ。
2時間超で盛岡へ。
さあ、冷麺だ。この街も何度も訪れ愛着がある。
「ぴょんぴょん舎」駅前店に訪問し、「冷麺と焼肉」のランチセットにビールを注文。いやこれでは、と即座に「カルビ」も注文。
前沢牛ではないが、普通のカルビでも和牛の柔らかで上品な肉が1000円を切って食べれる。うまくてビールなんて即終わり、チャミソルにシフト。
こちらの冷麺は何度食べても、麺のコシといい、上質なスープといい、絶品だ。
昼酒も手伝い、夢見心地にスイスイといただいてしまった。
そう、何も感じず残らず食べてしまうのがおいしさの証し。
満腹・ほろ酔いのまま新幹線は南下した。
「ぴょんぴょん舎」 盛岡市駅前通9-3(駅前店)
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