京都四条 凪
京都で一杯。
千年の都で至福の時を過ごす。
京都コンサートホールから引けたのは、もう9時30分をまわっていて、翌日は早く出発しなくてはならない。
よって、宿泊地の四条近辺をさまよっていたら、瀟洒な料理店を発見し、迷わず入ってみた。
京都限定の「No.1497ビール」で喉を潤す。
このビール、うたい文句は「はんなり、ほっこり」だが、飲んでしまえばもうわからない。

お造りは、アジとカンパチ。
コリコリとして感触もよく、山葵も上等。
お酒は京の酒、「桃の滴」
京の酒はちょっと旨口=甘口の印象があるが、こちらはキレもあり、なかなか端麗な切れ味。
おいしい。

小町蕪と海老。
柚子白味噌仕立て。
おほっ~。やさしく、甘味なる味。
鯛の粕漬け。
ちりめん、とともにいただく。
器も瀟洒でセンスよろしい。
ちりめんをひとつまみして、燗酒を口に含む。
山椒の効いたちりめんと、得も言われぬ合性の良さ。
酒は、伏見の辛口「京山水」。
この酒器が、徳利は角が程よく、猪口は薄口で、実になじみがいい。
蟹豆腐の揚げ出し。
ほんまに蟹がすり込まれた、フワフワを、歯ごたえある揚げ出しに。これ美味い。
そんでもって、締めに鯖寿司をいただく。
目の前で巻いてもらった。
これがまた美味しすぎで、涙が出るくらい。
落葉は、ご主人が自ら京の街で探してきたもの。
目で楽しみ、舌で味わう。
京は、どこか一味、いや二味も三味も違う。
この鯖寿司と、お酒。
私には陶酔郷であった・・・・。
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