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2006年5月12日 (金)

モーラン ヴァイオリン協奏曲、「ロンリー・ウォーターズ」

Imgp4546_1 連休中に地元のローカル放送で、懐かしい時代劇を発見した。今日はその放送日であったため、ビデオに撮り視聴した。「素浪人 天下太平」である。60年代後半から70年代前半に放送された「素浪人」シリーズのひとつで、「月影兵庫」「花山大吉」「天下太平」の三部作でなのである。
私のような世代には、たまらなく懐かしいのではなかろうか。
Imgp4548_1 主役は、「近衛十四朗」。かの「松方弘樹」と「目黒祐樹」兄弟の父である。
今にして見れば、目黒祐樹がそっくりになってきた。
このユーモアあふれる勧善懲悪シリーズの中での傑作は、「花山大吉」と思う。「おから」と「酒」が大好物で、「猫」が大嫌い。「おから」が目の前に出てくるともうダメ。どんな大事な場面でも夢中になってしまうバカバカしさ。
でも、いざという時には、長尺の刀を無尽に使いまわす達人となる。
連れの渡世人が品川隆二扮する「焼津の半次」も蜘蛛が大嫌いのおっちょこちょい。
いつも、「旦那」に「にいさん」は「この、バカタレが!」と怒られてばかり。この掛け合いと人情味あふれるやりとりが、本当にたのしかった。小学から中学にかけて全部見てた。
ちょっと検索すると、関連サイトがたくさんある。皆好きなんだ。

今回の「天下太平」も同じような構成で、相棒は仮面ライダーや柔道一直線の「佐々木剛」と「加茂さくら」。ところが、今日が最終回だったのだ。何と・・・。
このシリーズの女旅人版が「旅がらす くれないお仙」。ボンカレーの「松山容子」に「かみなりお銀」役が「大信田礼子」(時代劇に有り得ぬ太ももむき出しの短い着物は、子供心に刺激的!だった)のコンビを生みだした。

何だか、懐かし時代劇で止まらなくなってきたので、この辺で今日の曲。

Moeran


アイルランド系の作曲家アーネスト・ジョン・モーラン(1894~1950)の作品を聴く。56歳で亡くなったこともあり、作品はあまり多くないが、時代の波に逆らうかのようなロマンテックな作風を貫いた人だ。

このシャンドスのCDは、そんな作風のモーランの素敵な協奏曲を2曲収めたアンソロジーである。ヴァイオリン協奏曲は終始ヴァイオリンが美しく歌いまくり、オーケストラがやさしく背景を描いて行く。時に情熱に満ち、憧れにも満ち、哀愁あふれた作品である。アイルランド風の民謡もここには聴かれる。
モルドゴヴィチのヴァイオリンとハンドレーの演奏は、理想的なものであろう。オーケストラがこうした作品に相応しいアルスター管弦楽団であることも嬉しい。

チェロ協奏曲は、もう少しモダンな雰囲気だが、ここでもアダージョ楽章は極めて美しい。
そして、小品「Lonely Waters」(ひと気のない水辺にて、とか約すのか?)は、ノーフォーク地方の野山を描いた一幅の絵のような作品。
これは、V・ウィリアムズの世界にも通じる世界だ。

かくして、いにしえの時代劇を見て、モーランの哀愁にみちた音楽を聴いて、ノスタルジーに浸る、の一晩であった。

 

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コメント

モーラン、確かあったと思って探したら同じCDでした、しばらくご無沙汰なので今日聴いてみます。
こういうきっかけが楽しいところですね。

投稿: びーぐる | 2006年5月13日 (土) 10時10分

びーぐるさん、こんばんは。モーランはあと交響曲もいいんです。英国音楽は思い出したように聴くと、懐かしくいいもんでありますね。

投稿: yokochan | 2006年5月14日 (日) 00時40分

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