ヴィクトリア・デ・ロスアンヘレス 「歌の翼に」
ある方のブログ(naopingさん)を拝見していて、むしょうに餃子を食べたくなってしまい、話題になっていた田町の「大連」の餃子を載せてみる。
カリカリ耳付きで、中身はジュ~シー。ビールとともにどうぞ。
ここは、ラーメンも普通に激ウマ。
食べ物ついでに、神奈川は平塚駅前の「都まんじゅう」。
この店はもう何十年もある、子供のころからガラス張りの店内の饅頭製作工程を見るのが好きだった。白餡も変わらない。ほどよい甘さと安さ(@30円)で、出来たてのホカホカを頬張れば幸せ。紅茶にもよろしい。
こちらは、大磯町「新杵」の「西行まんじゅう」。近くに西行法師ゆかりの地「鴫立庵」があることから生まれた銘菓。「・・・鴫立沢の秋の夕暮れ」と呼んだアレである。漉餡は、甘くなく上品な味で、酒飲みの私にも大丈夫。
こちらは、熱いお茶とどうぞ。
作年亡くなってしまった、スペインの名花「ヴィクトリア・デ・ロスアンヘレス」。大歌手と呼ばれる柄ではなく、人柄はチャーミングで優雅、かつかわいい女性だったらしい。イタリア物もフランス物もドイツ物も非常にうまくこなし、バイロイトにも出ている。エルザやエリーザベトなどは最高だったらしい。
そして何よりも、自国スペインの作品においては水もひたたるような粋な歌を聴かせてくれた。ちょうど、ピアノのラローチャがそうであるように。
スペイン系の歌手は知的な歌を聴かせる人が多い。
クラウス、ベルガンサ、ローレンガー、ドミンゴ、カレーラス・・・。
ロスアンヘレスは知性と情熱のバランス、人柄のやさしさに裏付けられた見事な歌唱を歌うひとりだ。
このCDは、バックを「フリューベック・デ・ブルゴス」がつとめた、「世界の歌」とかつて称されたアルバムである。
前半を「歌の翼に」「君を愛す」「母が教えたまえし歌」などの名作曲家の歌曲をそれぞれの国の言葉で歌い、後半は各地の民謡を同様に各国語で雰囲気豊かに歌っている。
しみじみと、ロスアンヘレスの芸風を味わいながら、歌曲による漫遊を楽しめる1枚。
お茶と饅頭が似合う?
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