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2006年10月29日 (日)

レハール 「微笑みの国」 シュトルツ

Lehar_das_land_des_lachelns



「メリー・ウィドー」だけが、有名なレハール。それ以外はなかなか聴く機会がないが、私があらゆるオペラアリアの中でもすこぶる付きに好きな「君はわが心のすべて」~「Dein ist mein ganzes Herz」が歌われる作品、「微笑みの国」だけは良く聴いている。

ハンガリー生まれだが、ウィーンのオペレッタ界を席捲してしまったレハール。甘味でかつエキゾチックな音楽はとろけてしまいそう。ワルツ「金と銀」などはもうその典型だろう。嫌いな人には、まったくダメ。お薦めもしません。

「微笑みの国」は、中国を舞台にした、ウィーンの伯爵令嬢と中国の王子の悲しい恋の物語である。
「喜びも悲しみも諦めも、微笑みの中にかくしてしまう」東洋人の国をさしての原題である。
例によって、西欧からは神秘の国々としか写らなかった東洋のありさまが、中東あたりともごちゃまぜにされて、そうとう荒唐無稽なドラマに仕上がっている。

ウィーンで中国の王子スー・チョンに見初められた伯爵令嬢リーザであるが、本国の皇帝が亡くなり、急遽本国へ帰る王子に付いて行くことに決心。
皇帝に即位したスー・チョンは、心からリーザを愛するが、白人を思わしくない親族や取り巻きに悩む。あげくに、4人の正室(??)を迎えるスー・チョンの側室に過ぎないとの噂も耳に入り不安に。本国から、かつてリーザを愛した幼馴染がやってきて、リーザにも里心がついてしまい、幼馴染はさらに皇帝の妹と愛し会うようになるが、彼女を逃がすことに手を貸す。
事が発覚して、リーザらは囚われとなるが、皇帝はすべてを許し悲しむ妹と共に、微笑みと共に二人を見送る。

なんだか、無理のあるストーリーだが、今はただ「なすすべなく微笑む」のは日本人の特許であり、中国や韓国はもっと強烈な自己主張の術を手にいれている。

東洋風なペンタトニック音階を巧く取り入れ、レハールらしい甘味で陶酔的な世界を充分に味わえるすてきなオペラ。

ローベルト・シュトルツのツボを得た指揮、それ以上に「ルドルフ・ショック」の気品と哀愁溢れるスー・チョンが素晴らしい。抜粋盤ながら、ほぼ作品の概要を知ることができる。

欧米人から見たら、日中韓はみな同じ顔に見えるであろう。
私の知り合いが、見分ける術を教えてくれた。
目と眉毛がつり上がっているか、横に真っ直ぐか、下に垂れているか、この3点でわかると。ほんまかいな??

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