ロッド・スチュワート 「アトランテック・クロッシング」
毛色の異なる、英国産の音楽を。こじつけ「イギリス音楽」。
Rod Stewartの「Atrantic Crossing」
昨年暮、ロッドは大英帝国第3等勲爵位、いわゆるCBEに叙勲された。これを記念して取上げてみた。
スコットランド系のロンドン生まれの英国人。もう61歳になるが、いつまでも若々しく、チョイわるオヤジ的存在。
英国のロックバンド「フェイセス」のヴォーカルから、ソロに転向し、アメリカに渡った。
学生時代はクラシック以外にも、プログレッシブロックやAOR系、和製ニューミュージックなど、広範に聴きまくっていた。
ロッドとの出会いは、この1枚。少しサイケな見開きジャケットにも惹かれた。
1975年の作で、この1枚をもって、所属レコード会社も変わり、英国から米国へ、文字通りなが~い足をもって「大西洋を渡った」。
レコードでいうところのA面は「ファースト・サイド」、B面は「スロー・サイド」という具合に、アップテンポの曲5曲と、スロー・バラード系の曲5曲が、きれいに分けられていた。
ことさら気に入ったのが、スローな曲。ハスキーな声でシャウトするイメージのロッドが、バラードを歌う。これにハマッた。
「もう話したくない」、「スティル・ラブ・ユー」なんてのは、今聴いてもぐぐっとくる。
もちろん、最後に歌われるあまりにも有名な「セイリング」もいい。
「ぼくたちは帆を広げ海を渡っていく 海原を越えて故郷への海を急ぐ
ぼくたちは海を渡る 潮辛い水を飲み君のもとへ 自由になるために
あぁ神よ あなたのそばへ 自由になるために ぼくたちは航海を続けるのだ」
大英帝国のひとって、海が好きなのかもしらん。エルガーにV・ウィリアムズらの「海」系の音楽を思い起してしまった。
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コメント
こう見えて拙者もロックにはうるさい口なのですヨ。
フェイセス。
ロン・ウッドがストーンズとフェイセスの狭間で苦しみ、それを見かねたロッドが解散を決意したのでしたね。フェイセスであれでか弾けていたウッドがストーンズでは「キースのクローン」と化したナゾ。
今度の来阪ではロック・バーに行きますか?
投稿: リベラ33 | 2007年1月 7日 (日) 16時46分
リベラさん、こんばんは。
おお、ロックうるさいクチですね。ロン・ウッドも渋いところです。
私は少しばかりかじっただけですので、リベラさんの足もとにも及ばないと思いますが、ロック・バーはいいですね。是非ぜひ。
投稿: yokochan | 2007年1月 7日 (日) 20時36分