ドイツ・オペラ序曲集 マリナー指揮
京都駅で買った「京のおばんざい弁当」。
激しい二日酔いで、プレゼンを一件こなしたが、きっと酒臭かったろうな?
昼も食べず、夕方回復して新幹線での食事。そしてまたビールをプシュッと・・・・・。
二日酔いの体に、そして目にもやさしいお弁当。実にお上品で、ことに「おじゃこと豆ご飯」がたいへんおいしゅうございました。
さてさて、今日も「あっさり君」 、「サー・ネヴィル・マリナー」のオペラ関連音楽を聴こう。
手兵「アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ(以下アカデミー)」を指揮した1枚は、ドイツ・オペラの序曲集。
ウェーバーからホイベルガーまでのドイツ・オーストリアの作曲家9人のオペラ・オペレッタの序曲が収められていて、作曲年代は1823~1898年までのロマン派音楽ばかり。有名曲から初めて耳にするものまで、たっぷりと楽しめる1枚なのである。
1.ニコライ 「ウィンザーの陽気な女房たち」
2.J・シュトラウス 「こうもり」
3.スッペ 「詩人と農夫」
4.ウェーバー 「オイリアンテ」
5.フンパーディンク「ヘンゼルとグレーテル」
6.マルシュナー 「ハンス・ハイリング」
7.ホイベルガー 「オペラ舞踏会」
8.レズニチェク 「ドンナ・ディアナ」
9.ロルツィング 「ロシア皇帝と船大工」
どうですか?このすばらしい曲目。ワーグナーが意図的にないのもいい。
いかにもドイツのちょっと田舎のオペラハウスのレパートリーのような日常性と、日本の劇場では取り上げにくい庶民的な要素を併せ持つオペラたち。
本来は、中部ドイツあたりの鄙びたローカルオケの音色で聴くのがよろしかろう。
マリナーとアカデミーの演奏にそうした要素を求めるのはまったくもって無理な話だし、オペラがこれから始まるという、沸き立つような趣きからも程遠い。
でも、そうした次元とは別の純粋な音楽の再現。
楽譜を正しく、思い入れもほどほどに、美しく上品な表現に徹するこのコンビ。
テンポは比較的ゆったりで、何度聴いても飽きのこないエクセレントな演奏。
私はそんな「マリナー/アカデミー」が好きなのであります。
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