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2007年5月12日 (土)

神奈川フィルハーモニー演奏会 シュナイト指揮

Minatomirai昨晩の横浜みなとみらい地区。
夜景の美しさではダントツですな。

そして、「みなとみらいホール」がある。このホールの音ばかりか、立地の素晴らしさも数あるホールのなかでもトップだと思います。
コンサートの前後のホールへのアプローチの楽しさ。
感動に上気した頬を海風が優しく鎮めてくれます。渋谷のNホールの劣悪ルートとは雲泥の差といえよう!(U先生風に)

20070511_1 昨晩は、神奈川フィルハーモニーの定期演奏会に行ってきた。
いつもお世話になってますyurikammomeさんの強いお誘いもあって、1月のドイツレクイエム以来の神奈フィルであります。
しかもブラームス・アーベントとあっては行かないわけにはいきません。おまけに、「ハンス・マルティン・シュナイトさん」の音楽監督就任記念公演でもあり、仕事もそこそこに、横浜へ。

ヴァイオリン協奏曲のソロは、若い米元響子さん(84年生まれ!)。
何の予備知識もなく聴きはじめて、彼女のヴァイオリンに魅了されてしまった。なんという豊穣な音色、レンジの広さ、確かな技巧。
オーケストラを聴きながら、指揮者とアイコンタクトをとりながら、時に音楽に合わせ体を動かし・・・。ステージマナーもとても良く、音も仕草も年齢に似合わずたいしたもの。わたしは気に入ったぞ。
とりわけ素晴らしかったのが、第2楽章。オーケストラの木管(オーボエ・ソロgood)の素敵な旋律にいざなわれて、米元さんのソロは天衣無縫に歌い、飛翔するかのようだった。

メインの第2交響曲の演奏の素晴らしさの前には、それを書き記す言葉を持てない。
楽員の心が指揮者のもとに一丸となって、そうまさに「自分たちの最高の音楽監督」を得た喜びが歓喜のように溢れ出た演奏。
繰り返しはないのに50分近くを要したにも係わらず、遅いとは感じない。
音楽が常に流れていて、停滞することがないし、細かな部分にいろんな発見があったから。一例は1楽章のせつない第2主題の歌わせ方の妙、ビオラ・チェロが実によろしい。
うるうるしちゃった。同様に、ブラームス独特の中音域の渋みが味わえる第2楽章など、こんなに感動したことは久しぶり。
着実に爆発を築いた終楽章。ホールはものすごいブラボーの渦につつまれた。
この日、「ハマがバイエルンになった!」
満足そうな、ドイツの田舎のオッサンのようなシュナイトさんの笑顔。
厳しく鍛え上げた楽員を讃えるあたたかな仕草に大きな拍手は鳴り止まなかった・・・・。

Schneidt2

アフター・コンサートにホールの上で、「音楽監督就任記念交流会」が行われ、yurikamomeさんやお仲間とご一緒させていたただいた。
楽団やホールの理事の方々の楽しいお話に続いて、米元響子さんの挨拶。
こうして拝見すると、普通の若くてかわいい女性。
ヴァイオリンを手にした数時間前の彼女と大違い。
音楽の力は偉大なり。

Schneidt そして、マエストロ、シュナイトさん登場。
ユーモアたっぷりのスピーチや仕草に会場は沸きっぱなし。「神奈川出身の前首相に来て欲しい」とか、「私はハマっ子(日本語で)」な~んて愉快そうに話しちゃう。

こんなナイスなおじさんも、指揮台に登るとむちゃくちゃ厳しくて、こわ~いおじさんに変身してしまうそうな。
音楽を愛し、献身する真の芸術家ゆえ。

こんな素晴らしいコンビを聴かないテはありませんよ、首都圏の皆さん。定期公演は平日夜になってしまったけれど、仕事をサボってでも聴く価値は充分すぎるほどアリマス。聴かないと後悔シマス。
常任の現田氏、金氏、広上氏など、魅力的な顔ぶれが登場しまっせ。
もうひとつ、名物コンサートマスターの石田氏!
茶髪にピアス、赤のチーフにゴールド系のブローチ。大股開きに派手なアクション。
日本のナイジェル・ケネディなのだ。
音楽性は抜群で、彼が神奈フィルを引っ張っている部分も大という。
交流会の会場の外で平服(?)の彼を見かけた。まるでどこかの組のお方のようなお姿をしてました。楽しいたのしい。

今日はyurikamomeさんのお株を奪ってひと言。
「みんな~、神奈川フィルを聴きにハマへ行こうついでにハマスタにも行こう」by yokochan)

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コメント

こんばんは。
yurikamomeさんもご推薦の神奈川フィルの演奏会、良かったようですね。
みなとみらいのホールは以前ベルティーニのマーラーを聴いて、とてもいいホールだった印象があります。

私も横浜に行く機会があったらぜひ聴いてみたいです。

投稿: ピースうさぎ | 2007年5月12日 (土) 18時24分

昨日はお付き合い感謝でした。
おかげで素晴らしいコンサートが何倍にも素晴らしくなりました。
それにしても、今でもあの響きが耳に。。。。
朝から何も聴く気になれません。
6月の2日、ぜひご一緒いたしましょう。
ありがとうございました。

投稿: yurikamome122 | 2007年5月12日 (土) 19時12分

ピースうさぎさん、こんばんは。
私も、にわか神奈フィル宣教者になってしまいました。
本当に上り調子にあるオケは、聴いていて、見ていて、ワクワクしてしまいます。心の底から横浜の方々が羨ましく思いました。
名フィルもそうですが、地元密着の市民オケは、東京のオケの厳しい競争からはなかなか生まれそうにありません。

投稿: yokochan | 2007年5月12日 (土) 22時21分

yurikamomeさん、こんばんは。
昨晩は大変お世話になりました。遅くまでお付き合いいただいてしまい、恐縮してます。
いやぁ、それにしても素晴らしい演奏でした。私も今朝からあのブラ2が鳴ってます。何も聴けません。
次回も是非よろしくお願い致します。

投稿: yokochan | 2007年5月12日 (土) 22時24分

チクショウ~!羨ましいぜーいっ!!
何回か上京しているんだが、どうしてもブッキングできん!!
あの素晴らしい響きのホール!清新な神奈川フィル!
こうなったら、神奈川フィルだけに焦点を合わせて上京することにします。

投稿: IANIS | 2007年5月12日 (土) 23時40分

IANISさん、こんにちは。へへへっ、思いきりうらやましがらせてしまいました(笑)
ともかく良かったのですから。次回は是非ご一緒しましょう。

投稿: yokochan | 2007年5月13日 (日) 15時11分

こんにちは。その節はどうも(笑)。
すてきな演奏会でしたねえ。そのあとのお酒もステキ(笑)。
ぜひまたご一緒しましょうー。
さしあたり、2日ですね。楽しみ楽しみ。

投稿: petite-tomo | 2007年5月15日 (火) 07時35分

petite-tomoさん、こんばんは。
ようこそ、おいでくださいました。
先だっては、素晴らしいコンサートに酒宴にと、お世話になりました。
素晴らしいコンサートに酔い尽くすことができました。
土曜日は感動にそのまま浸ってましたが、日曜は長大なワーグナーなんかを聴いちまうオバカなわたしです(笑)
次回もよろしくお願いします。

投稿: yokochan | 2007年5月15日 (火) 22時40分

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神奈川フィルハーモニー管弦楽団 第236回定期演奏会 2007年05月11日(金)          19:00 開演 横浜みなとみらいホール    指揮:ハンス=マルティン・シュナイト ヴァイオリン:米元響子 ブラームス  /ヴァイオリン協奏曲 ~休憩 15分~ ブラームス/交響曲第2番 開演前に石田氏によるプレコンサート。 ピアソラ  /タンゴエチュード 4番、5番 ドヴォルザーク  /母の教え給いし歌  遠くから見ると大きな宝石箱のような... [続きを読む]

受信: 2007年5月12日 (土) 19時13分

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