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2007年6月18日 (月)

アディンセル 「ワルソー・コンチェルト」 フィードラー指揮

Ajisai_1 紫陽花は、同じくたくさん花をつける「ユキノシタ」科の樹木だそうな。

樹木科というと味気ないけれど。今の時期、梅雨を迎える紫陽花はほんまにキレイや。

Fiedler_grofe  「ボストン・ポップス」といえば、「アーサー・フィードラー
生粋のボストン子が、ボストン響からの有志で始めたアメリカならではのポップス・オケ。
今はどんな活動をしているのかしら。
誰しも、その華やかで鮮やかなサウンドを耳にしたことがあるだろう。フィードラーはそちら系の人という印象が強く、ガチガチ・クラシックファンには敬遠されがちだったけれど、私はその明るい音楽とRCAの録音が好きだった。
ボストン響を指揮した「新世界」の録音もあって、本格の素地のうえに成り立った名匠だった。

フィードラーのアメリカ音楽の有名どころを集めた1枚には、「グローフェの大峡谷」「ラプソディー・イン・ブルー」「パリのアメリカ人」に加えて、「アディンセルのワルソー・コンチェルト」が収められている。ジャケットには記載ないけど。

リチャード・アディンセル」(1904~1977)は、英国生まれ。王立音楽院で学んだ、こちらも本格派。成功したのは、ハリウッドで映画音楽の作曲家として。
英国紳士の恋を描いた「チップス先生さようなら」の音楽があたり、戦時下のポーランドを舞台にした、連合国側女性ジャーナリストと、ポーランド軍に帰属するピアニストとの悲恋の映画「戦雲に散る曲」(1941年)が見事にあたった。それ以降の作品はあまり知られてないし、知りませぬ。
その音楽が「ワルソー・コンチェルト」である。これ1曲で名をなしたヒト。

10分足らずの曲は、甘~くて、メロディアスな音楽。
10分以上はつらくなるけれど、後ろ髪引かれる、あと引く音楽。
ピアノ・コンチェルトの1楽章のようで、ラフマニノフ好きにはたまらない。
日曜洋画劇場の憂愁の音楽にすこぶる近い。
わたしなんぞ、一杯やりながら聴いていると、ず~っと浸っていたくなる。
甘味なる第1(2??)主題なんて、もうたまりませぬ。

ロマンテックおやじとしては、一度この映画を見てみたいもんだ。

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コメント

はじめまして。
「ワルソー・コンチェルト」のフィードラー盤。ボストン・ポップスによる軽いタッチでしょうね。やはり、イントゥルメンタルなど軽音楽、あるいは現代音楽といってもいいくらいです。ディヒター、マリナー盤は正統派に仕上がっています。
フィギュア・スケートの織田信成選手が使ったことにより、かなり注目されています。これを機に広まって欲しいですね。
こちらこそよろしくお願い致します。

投稿: eyes_1975 | 2009年2月11日 (水) 22時23分

eyes 1975さま、コメントどうもありがとうございます。
そうですね、フィードラー盤は録音も手伝って、軽い雰囲気でモタレません。マリナー好きとしては、ディヒター盤を聴かなくてはなりませんね。
フィギア・スケートで使われたのですね。
解説者の音楽に対する不勉強ぶりが面白い、フィギアのテレビ放送は、私も楽しんでます。
いい傾向ですね。
どうぞよろしくお願いします。

投稿: yokochan | 2009年2月11日 (水) 23時51分

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» ワルソー・コンチェルト(アディンセル)を聴いてみました [ミュージック・トリビアの世界]
 低音域が1つ入って高音域が連なりながら奏でるピアノ。低音域にキレがあり、ピアノが目まぐるしく掛け合っている。ホルンからピアノがなめらかにオーケストラが流麗になる。ピアノが力強くチャララーンとなり、低音弦が寂しげとなる。ホルンからオーケストラのトーンが上がり、ピアノがチャララーンと奏でる。そして、オーケストラにキレが出てきた。チェロとフルートの掛け合いからピアノが高音域でなめらかになり、オーケストラがドラマチックにティンパニーと掛け合い、行進曲調となる。そして、ダイナミックなフィナーレだ。 &nb... [続きを読む]

受信: 2009年2月11日 (水) 22時32分

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