アディンセル 「ワルソー・コンチェルト」 フィードラー指揮
紫陽花は、同じくたくさん花をつける「ユキノシタ」科の樹木だそうな。
樹木科というと味気ないけれど。今の時期、梅雨を迎える紫陽花はほんまにキレイや。
「ボストン・ポップス」といえば、「アーサー・フィードラー」
生粋のボストン子が、ボストン響からの有志で始めたアメリカならではのポップス・オケ。
今はどんな活動をしているのかしら。
誰しも、その華やかで鮮やかなサウンドを耳にしたことがあるだろう。フィードラーはそちら系の人という印象が強く、ガチガチ・クラシックファンには敬遠されがちだったけれど、私はその明るい音楽とRCAの録音が好きだった。
ボストン響を指揮した「新世界」の録音もあって、本格の素地のうえに成り立った名匠だった。
フィードラーのアメリカ音楽の有名どころを集めた1枚には、「グローフェの大峡谷」「ラプソディー・イン・ブルー」「パリのアメリカ人」に加えて、「アディンセルのワルソー・コンチェルト」が収められている。ジャケットには記載ないけど。
「リチャード・アディンセル」(1904~1977)は、英国生まれ。王立音楽院で学んだ、こちらも本格派。成功したのは、ハリウッドで映画音楽の作曲家として。
英国紳士の恋を描いた「チップス先生さようなら」の音楽があたり、戦時下のポーランドを舞台にした、連合国側女性ジャーナリストと、ポーランド軍に帰属するピアニストとの悲恋の映画「戦雲に散る曲」(1941年)が見事にあたった。それ以降の作品はあまり知られてないし、知りませぬ。
その音楽が「ワルソー・コンチェルト」である。これ1曲で名をなしたヒト。
10分足らずの曲は、甘~くて、メロディアスな音楽。
10分以上はつらくなるけれど、後ろ髪引かれる、あと引く音楽。
ピアノ・コンチェルトの1楽章のようで、ラフマニノフ好きにはたまらない。
日曜洋画劇場の憂愁の音楽にすこぶる近い。
わたしなんぞ、一杯やりながら聴いていると、ず~っと浸っていたくなる。
甘味なる第1(2??)主題なんて、もうたまりませぬ。
ロマンテックおやじとしては、一度この映画を見てみたいもんだ。
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