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2007年6月 9日 (土)

ワーグナー 「さまよえるオランダ人」 コンヴィチュニー指揮

Paylates_of 見ぃ~ちゃったぞ。ミーハーだけど「パイレーツ・オブ・カリビアン」。

エンターテイメントの真髄を知り抜いたディズニーの製作は、相当な制作費をつぎ込んだ手のこんだ映画。
長いが、ともかく息をもつかせぬ面白さ。
そしてパロディーの塊。随所に「ははぁ~ん」と思わせる場面がある。

何と言っても「幽霊船」伝説をまともに取上げていること。その船の名もズバリ「フライング・ダッチマン号」だし、その船の船長は呪われ、海をさまよい、10年に一度だけ陸に上がれる運命を背負う。
この映画で、誰がその運命を背負うかは見てのお楽しみ。
 
それから、ヒロインの女性がその名も「エリザベス」。
16世紀、スペインの無敵艦隊を相手に、勝てるはずのない戦を前に、時の女王「エリザベス1世」が消沈するイギリス軍を鼓舞する歴史的な大演説をおこなった。
これに力を得たイギリスは、スペイン無敵艦隊を負かしてしまった・・・・。
この史実と同じことを、映画の「エイザベス」は海賊を前に行い、何十倍の戦力を誇る敵に戦いを挑むことになる。
これらは一例に過ぎず、もっと詳しい人が見たらいろいろと発見できるのでは?

ジョニー・デップの人のよさの滲みでた演技、ベッカム似のブルーム、ヒンギス似のナイトレイ・・・、みんなカッコイイ。音楽も聴き応えあり。

Hollander そんな訳で「さまよえるオランダ人」である。
またワーグナーである。
2時間20分のCD2枚は、リングに比べたら、ちょちょいのちょいである。
今日の「オランダ人」は、懐かしめの「コンヴィチュニ」盤で、1960年の録音。
ドイツは東西に分断されていたが、ベルリンの壁はまだ築かれてなかった。(1961年)
そんな時期の録音だから、歌手も東も西もなく、オーケストラのベルリン国立歌劇場の音色もその昔のドイツの重厚なものだ。
バレンボイムの一連の洗練されたワーグナー録音と比べると、その違いは歴然。うなりを上げる低音にシビれる。
   
 ダーラント:ゴットロープ・フリック   ゼンタ  :マリアンネ・シェヒ
 エリック  :ルドルフ・ショック      マリー  :ジークリンデ・ワーグナー 
舵手   :フリッツ・ヴンダーリヒ  オランダ人:ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウ

           フランツ・コンヴィチュニー指揮ベルリン国立歌劇場管弦楽団

歌手陣の豪華さはどうだろう。舵手がヴンダーリヒですぜ。
FDの貴重なオランダ人は、明るく力強い。少し悲劇性は薄いが、バリトンを聞く楽しみが充分味わえる。
年代を感じさせない、現役でも立派に通用するオランダ人を聴き、私の心はまた他のワーグナー作品にさまようばかり・・・・・。  

昨晩は、関西出張にかこつけて、関西地区ブロガーの皆さんと、音楽バーにて食事に酒、そして音楽を楽しみました。
久しぶりに全盛時のパヴァロッティの歌声に感嘆した。そして驚きは、関西理事の持ちよられた、ラフマニノフの弾くショパン! 
これにはたまげたっす。まるで、ラフマニノフ編曲のショパン。涙チョチョギレの思い切りラフマニノフしてる珍盤?いや名盤だったのだ!
どーも皆様、ありがとうございました。
飲食状況は、いずれ別館にてご案内。

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コメント

いやいや、今回も辺鄙な所まで来て頂いてありがとうございました。とても楽しかったです。
yokochanさんは音楽の好みは大変広いようですが、苦手なものは無いのですか?

投稿: リベラ33 | 2007年6月 9日 (土) 21時06分

リベラさん、どうもお世話になりました。
そんな辺鄙じゃぁありませぬよ。キタやミナミもいいけれど、少し路地に入るとディープな世界が待ち受けている地元が好きなんです。

私の苦手はありませんね。気が多くて困ってしまうのです。
でも歳とともに、残りの人生を考えると、ほんとうに好きなものだけを・・・、と思うようになってきましたね。

投稿: yokochan | 2007年6月 9日 (土) 23時37分

yokochan様 こんにちは
「パイレーツ」見に行かれたのですねぇ~。私も早く見に行かなくては。。。
 実は今年の後半に、ワーグナーの「オランダ人」の鑑賞を決めた理由のひとつが、私もこの映画の影響です。私も出来ればCD2枚ぐらいなら、鑑賞する気持ちが楽なのです。
 この休みでコンヴィチュニー氏のお名前を拝見したのが、2回目です。今夜の鑑賞は、もうこのお方で決まりですね。。。失礼しました。

投稿: みー太 | 2007年6月10日 (日) 16時41分

みー太さん、こんにちは。
パイレーツ、おもしろかったですよ、是非どうぞ。
オランダ人は短さもあって、私も気軽に聴いてしまいますが、内容はどうして、なかなかに暗く考えさせるものです。
いぶし銀指揮者、コンヴィチュニーのドイツものは、重厚で今では新鮮ですね。

投稿: yokochan | 2007年6月10日 (日) 21時58分

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