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2007年7月 3日 (火)

シベリウス 交響詩「エン・サガ」 サージェント指揮

Sargent 梅雨空にシベリウス。理想は冬の寒空だけれど、梅雨の肌寒い空気にもいいもんだ。
もっとも、ここ数年の梅雨は南方系の梅雨のように、時に激しく降り、気温も湿度も不快そのもの。
シベリウスによるクールダウンは果たして・・・・・。

今晩も小品で。

シベリウスの「エン・サガ」は「伝説」とかつてよく呼ばれた。
北欧古譚伝説を示すアイスランド語から来ているという。
解説によれば、特定の物語を想定したものでないらしく、その英雄伝説から受けた漠たる印象を音楽にしたものらしい。ちょっと謎ではある。
18分程度の作品だけれど、起伏に富み、旋律もゆたかで、非常に聴きやすく、英雄を想定できるカッコよさにもことかかない。
作品番号9は、1892年27歳のシベリウス初期の作。まだ交響曲はひとつも手掛けていないが、そのクールなたたずまいと熱気の相反する要素が見事に調和していて、北欧の風景と人々の熱き思いを見るようだ。

Sargent_siberius 英国指揮者は伝統的にシベリウスを得意にしているという。紳士「サー・マルコム・サージェント」も例外でなく、今晩のCDは彼のシベリウスを2CDにしっかり収めた嬉しい一組。
60年代前半に、かの「ウィーンフィル」を指揮して、管弦楽曲を録音している。
「フィンランディア」「エン・サガ」「カレリア」「トゥオネラ」の4作品。どれもがまったくもって素晴らしい名演。
サージェントの格調と気品、でもその棒にこもった英国人としての強情さ。これにウィーンの柔らかな響きが絡みつき、不思議に熱いシベリウスが出来上がったように思う。
録音の生々しさも今もって鮮度が高い。
オーボエやクラリネットが、もろにウィーンの響きなのがいい。
下の画像は、高校時代擦り切れるほど聴いたセラフィムの廉価LP。懐かしい・・・・。

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コメント

セラフィムシリーズ懐かしいです。
私はクリュイタンスのベートーヴェン第九を聴いていました。
当時1枚モノの第九は第3楽章の途中でA面B面またいで収録されていました。

緑色のジャケットで思い出します。。

投稿: ピースうさぎ | 2007年7月 4日 (水) 06時32分

セラフィムですか、よく買いましたよ。緑のほかに茶色や青色の時もありましたよね。ところで先日、パッパーノとセント・チェチーリア管弦楽団を聴いてきました。「運命」がカルロス・クライバーなみの快速でド迫力でした。聴衆も大喝采!こんな充実した「運命」は久しぶりに聴きました。いい指揮者だと思います。

投稿: einsatz | 2007年7月 4日 (水) 19時59分

ピースうさぎさん、こんにちは。
私も、この緑色のジャケットのセラフィムシリーズにどれだけ恩恵を受けたでことしょうか。
オリジナルジャケットとは違った意味で、収集の喜びも味わえました。
クリュイタンスのベートーヴェンも惜しげもなく投入されてましたね。
第9は、そう第3楽章で切れてしまうのが1LPの宿命。
切れる所をやたら覚えていて、切れないCDでもそこにくると落ちつかない気分になるのは私だけでしょうか??

投稿: yokochan | 2007年7月 4日 (水) 23時02分

einsatzさん、こんにちは。
どうもご無沙汰してま~す。
茶と青は何となく覚えているような気がします。
あと、もう少し後ですが、喋々の標本のようなジャケットもありました。

パッパーノ良かったですか!
お国もののコンサートに行こうかな、と思ってはいましたが、資金難で見送りました。あの複雑な国籍の指揮者はイキのいい音楽をつくる人なんですね。
またお会いしたいものですね。

投稿: yokochan | 2007年7月 4日 (水) 23時21分

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