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2007年7月26日 (木)

ワーグナー オペラ管弦楽曲 マリナー指揮

Ostern2007 バイロイト音楽祭が始まった。
7月のこの時期になると、毎年そわそわする。
新演出はいかに、初登場の指揮者や歌手達はどうだったのだろう・・・・。
そういうわけで夏はワーグナー、さらに日本ではNHK様の恒例放送が暮に集中するので、12月もワーグナー。
私はそのふたつの時期をメインとして、年中ワーグナー・・・、はははっ!

ネットの音楽放送の恩恵で、すぐさまにバイロイトの様子が聴けるようになった。
何も暮まで待つことはないが、音質の違いはいかんともしようがない。
ハンガリーのストリーム放送を楽しむことが出来た。
今年の目玉は、総裁ウォルフガンク・ワーグナーの娘カテリーナ・ワーグナーが満を持してバイロイトに登場したこと。世襲性となるのか否か、時期総裁の最右翼候補の彼女が何をしでかすか・・・・。
演目は「マイスタージンガー」。
終幕、華々しく音楽が閉じると、ものすごいブーイング!!
おっお~!こりゃ、くそったれシュルゲンジーフのパルシファルやシェロー・リング、G・フリードリッヒ・タンホイザー匹敵する激しいブー!!
画像を探しだして拝見したが、なるほどねの中途半端な過激さ。
エヴァとマグダレーネが双子のようなのがやたら気になるが、これだけでは演出の優劣は判然としない。映像で確認してみたいものだ。
パソコンの貧弱音声だけれど、音楽だけはコメントできる。
指揮のヴァイクレは、ゆったりとしたのびやかな演奏。
ザックスのハヴラタは個性派バリトン、ちょっとクセがある声。ヴァルターはイケメン!フォークト。これはイカンかも?美声だがあまりに頼りない声で、どうして優勝騎士に選ばれようか。他は普通。エヴァちゃんの米国ソプラノ、メイスは良い。
演奏も含めて波乱のマイスタージンガーだったようだ。
若い歌手の起用も含めて実験劇場のバイロイトならではの出来事だが、演出においてはドイツ各地の劇場の後塵を拝しているかもしれない・・・。どーなるバイロイト、どーする血族。

Marriner_wagner
てなことを思いながら、最もワーグナーから遠い指揮者とオケによるワーグナーを。

「マイスタージンガー」「神々の黄昏~ラインの旅」「リエンツィ」「さまよえるオランダ人」
 サー・ネヴィル・マリナー指揮ミネソタ管弦楽団

劇場経験のあまりないマリナーは、モーツァルトやロッシーニでは清新でイキイキとした指揮ぶりで、適性ゆえに素晴らしかった。
でもさすがに、ワーグナーをどっしり、またはネットリと指揮するはずがない。
だからここでは普通に、オーケストラ・ピースとして構えることなく演奏している。
ここでこうして欲しいというところは、すすっーと通りすぎちゃうし、聴きなれない内声部が浮かびあがってきたりで、逆に耳タコの曲が気を抜けない状態に。
80年代主席を務めたミネソタのオケも、明るく深みがなく爽快。
たまにはこんな、さりげないワーグナーもいいもんだ。
大ワーグナーの曾孫さん、カテリーナ、もっと肩の力を抜いた方がいいんじゃないのかしら。あと残念だったのが、ファビオ・ルイージがドクターストップで降板してしまったこと。
日本公演は大丈夫だろうね。

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コメント

とりあえず、ちらっと聞きました。下記で、関係者のインタビューと舞台がちょっと見られます。私のパソコンでは、全部読み込むのに時間がかかりましたけど。

http://www.nordbayerischer-kurier.de/videos/0_151_217/details_566.htm

>頼りない声
テレビで見たローエングリンもそうでしたけど、省エネ歌唱って感じがします^^;;

投稿: edc | 2007年7月27日 (金) 09時40分

euridiceさん、こんにちは。
ご紹介の映像見ました!
私のパソコンもとぎれとぎれでイライラしましたが、概要がよくわかりました。私が気に入らなかったフォークトは白いペンキを振り回したり、逆さまのジグソーをやったりしてますね。意味不明ですが・・・。
ザックスは靴屋じゃなくて、物書きみたいだし。
そして、カテリーナはコジマに似てますね。

いやぁ、実に興味深いサイトをご案内いただきました。充分楽しめました。
フォークトのローエングリンは、学校が舞台のものですか?

投稿: yokochan | 2007年7月28日 (土) 01時17分

yokochanさん
楽しんでいただけてうれしいです。やはり少しでも舞台の様子がわかるとよりおもしろいですね。

>カテリーナはコジマに似てます
そういえば、そうですね。

>フォークトのローエングリン
学校ローエングリンではありません。レーンホフの演出、ケント・ナガノ指揮で、DVD(外国版)も出ていますし、この間NHK-BShiで放送されましたし、もうすぐ(8月27日 月 0:55〜04:35am)、BS2でも放送予定です。バーデンバーデンで2006年に上演されたものだそうです。記事がありますのでTBします。

投稿: edc | 2007年7月28日 (土) 08時46分

さっそくご教授いただきありがとうございます。
レーンホフ・ローエングリンは知りませんでした。
貴記事を拝見しました。8月の放送が楽しみですが、マイヤー狙いになりそうです(笑)
それと、フォークト君、新国に登場してたんですね。
確かにザイフェルトの道を歩みそうな素材かもしれません。
貧弱なネット音声で判断せずに、しっかり聞いてみることとします。
ありがとうございました。

投稿: yokochan | 2007年7月28日 (土) 10時39分

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» ワーグナー「ローエングリン」バーデンバーデン2006年 [雑記帳]
こちらで話題にしたローエングリンの映像、発売されました。私が視聴した正規版のローエングリン映像としては五つ目(こちらを参照)です。白紙で鑑賞にこだわる向きは「続きを読む」は、クリックしないほうがいいかも・・・^〜^)}}}} さすがに画質は、うらやましいほどよろしいです。1幕、1枚の三枚組。厚手のパッケージは扱いにくいし場所ふさぎなので嫌ですね。最後のクレジットにNHKが入ってました。さっさと放送できないのかしら。DVD発売後とかなんとかって契約なのでしょうか。 なにはともあれ画質、この夏... [続きを読む]

受信: 2007年7月28日 (土) 08時44分

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