ルクー ヴァイオリン・ソナタ Vn:グリュミョー
暑い暑い~。
これだけ暑いと体もだるい。
冷たいものも飲んじゃうし、食べちゃう。よけいにだるくなる悪循環。
電車に座ればどいつもこいつも爆睡中。お疲れさん。
表参道ヒルズのジェラートショップ、「ナチュラルビート」。
少し前だけれど、散々飲んだあとに食べた「ずんだジェラート!」
薄焼きせんべいで挟んであるのよ。
ジェラートは甘くなくて、そう、仙台のずんだ餅そのもの。
アタクシのようなオジサンでもOKさ!
スペインから、ポルトガルへ、でもポルトガルにちなんだクラシック音楽って?
ファドや緩やかな気分のサウダーデって言葉が浮かぶ程度。いずれ研究するとして、フランスをまた通過して、美食の王国「ベルギー」へ。
フランス的でもあり、オランダ的でもある国ベルギー
は音楽的には、ルネサンスの時代にまで遡れるほどに豊かなものがある。
大物音楽家は以外といないが、キラリと光る名音楽家や楽団がいる。
作曲家では、フランク、ヴュータン、ルクー、音楽家では、クリュイタンス、グリュミョー。
大野氏のモネ劇場やフランダーズフィル、ベルギー王立オケ・・・・。
でもあんまり知りません。そこがベルギーたる由縁か。
ルクー(1870~1894)は、短命ながら天才と呼ばれた作曲家で、数えるほどしか作品が残されていない。それでも管弦楽と器楽、声楽にと幅広いジャンルに及んだところがすごい。24年の命のなかで・・・・。
ヴァイオリンソナタは22歳の作品で、清冽な抒情と、匂い立つような若さと情熱に満ちた曲。フランクやフォーレとも一線を画した香しい音楽に思う。
ルクーも、ご多分にもれず、ワーグナーに心酔した。
バイロイト詣でで、トリスタンを聴き、恍惚のあまり失神してしまったという。
若さが微笑ましく、その早世が悲しい。
2楽章の美しい歌にはホロリとさせられる。
グリュミョーの凛々しいまでの美音は、ルクーにぴったり。
あらためて、ベルギー・ビールでもチビチビとやりながら聴いてみたいもんだ。
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コメント
こんにちは。食べ物だと登場。
あの、表参道ヒルズのジェラートは、食べたかったのですが、メニューをもらってあまりのお値段の高さに「・・・あ、やっぱりいいです」ってメニュー返した覚えがあります。
ルクーのこの盤は私も好きでたまに聴きます。ワインのようなほーじゅんな味わいがありますよね(・・・なんてね)。そうそう、私はベルギーのホワイト・ビールが好きです。飲み屋でメニューにあると、小躍りしちゃいます。
投稿: naoping | 2007年8月12日 (日) 10時11分
こんにちは、確かに酔って向う見ずになってないと、食べられないジェラートですわ。いくらしたか覚えてませぬ。
ルクーはもっと長生きしていれば、世紀末の私の好みそうな濃厚作曲家になったかもしれません。
ベリギービールもおいしいですな。そちらも濃いイメージがあるんですが、ホワイトビールは飲んだことがありません。
私は酒さえあれば、いつでも小躍りであります(笑)
投稿: yokochan | 2007年8月13日 (月) 10時26分