ブルックナー 交響曲第4番「ロマンテック」 バレンボイム指揮
名古屋の「ひつまぶし」
美味そうやろ!
その後の展開は、別館にてご覧下され。
私は、名古屋弁が好きで、名古屋圏に行くと言葉も変わってしまう(?)
名古屋圏といっても、三河や尾張、岐阜、東濃とかなり言葉の様子が違う。
そして西に走り、川を渡ると桑名インターの料金所のオジサンは、「まいどおおきに・・」と関西に近い三重弁となる。ほんの数分なのに。
私は名古屋とは非常に縁が多い。
単身赴任で数年住んだ都市だし、その前後も今も出張で始終訪問している。
亡父も、名古屋に10年は赴任していたし、義弟も赴任中で、当地で結婚までしてしまった。だから、家族で名古屋弁をものにしてしまった。
名古屋にお住まいの方がたからはお叱りを受けるかもしれんが、名古屋弁は何故か、楽しくていかんわ。東海ラジオの昼の番組「聞いてみや~ち」をレンタカーで聞いて、笑っとるのは、ワシだがね。コマーシャルも楽しいわ
そして、忘れられん思い出は他でもないわ、数年まえ、新幹線ホームでのことだがね。
電車の入線を知らせるベルとともに、駅員さんの放送「ホームのはじを歩いてみえるお客さん、あぶないですから・・・・・」これには、正直笑えた。
最初の頃、名古屋に行ったら、「今度いつ名古屋にみえる?」と言われ??となったもんだ。
名古屋とは関係ない、今来日中のバレンボイムのブルックナーを聴きましょう。
最初の全集はシカゴ交響楽団と70年代におこなっていて、その最初の録音がこの4番。
1973年、まだ大オーケストラを指揮しはじめた頃の31歳。ジャケットの通り、もじゃもじゃ頭でやたら若い。そしてシカゴ響のDGデビュー盤でもあった。
「もぎたてのリンゴのよう・・・」とかいう歌い文句で宣伝され、当時、すぐに買ったレコード。
録音がめちゃくちゃ良かった。
安物の私のシステムが、実によく鳴った。
そしてシカゴ響の金管の威力が恐ろしいまでに味わえた。
ジャケットの裏面の録音風景のぎっしり並んだオケを見ながらアメリカの物量と豊穣さに圧倒される思いだった。
そんな強力な武器を使いながら、バレンボイムは物怖じせず、堂々たるテンポで大人びた指揮ぶりである。柄は大きいが、音のひとつひとつの響かせ方が豊かで、美しいものだから、決して威圧的なムードにならず、フレッシュで眩いくらいに明晰さを感じる。
だから2楽章のアンダンテが誠に美しい。
ヴァイオリンのピチカートに乗って歌うヴィオラの旋律がこんなに屈託なく歌われながらも瑞々しいのが素晴らしい。
大家となってしまったバレンボイム。
「そんな時代もあったわね♪・・・」誰にもあった若き日々をバレンボイムも思うのだろうか。
| 固定リンク
コメント
こんにちは。ああ、バレちゃんだ。ジャケット写真若いですねえ。(あさっての台風が心から心配な私・・。)
ひつまぶし、おいしそうですね。名古屋には行ったことないんですが、前にいた会社の名古屋支店の経理のおねえさんと電話で仲良しで、よく「○○さんみえますか?」と言われて「? 見えませんよ」と答えてしまったりしました。女性の名古屋弁はカワイイです。
(ブルックナー関係ねーですいません)
投稿: naoping | 2007年10月 6日 (土) 08時34分
naopingさん、こんにちは。
「もみあげ」が時代を感じさせるバレンボイムでしょ。
「みえる」は、語尾につける尊敬語、丁寧語でもあり、行くとかいらっしゃる、とかいう意味もあるもんで、ややこしいんです。
そんなこと、知っとりゃぁ~せんでしたから、??となります。
そう、名古屋弁はかわいいのです。
投稿: yokochan | 2007年10月 6日 (土) 10時55分
拙者も岐阜由来成分で出来ている愚物ですが、確かに東海の方言は愛嬌があるというか、親しげに感じるのは身びいきばかりではないと思います。
東海の人は悪いことをした訳でも無いのにすぐ、謝る。
「ゴメ~ンね」
あれ、いい。
それに引き換え大阪のおばちゃんは、もっと人に謝ることを知るべきだ。
投稿: リベラ33 | 2007年10月 6日 (土) 13時53分
リベラさん、毎度どうも。
確かに、「ゴメン」はよく言いますね。
あと「ご無礼します」もよく言います。
なかなかに、いい文化だと感心します。
関西は、歴史の深さが、おばちゃんたちをも強気にしているんでしょうかね(笑)
投稿: yokochan | 2007年10月 6日 (土) 15時56分
yokochanさん、おはようございます。
バレンボイムがシカゴ響を振ったブルックナー、懐かしいですね。CD化されてから全集を買ったんですが、大変に若々しいブルックナーで、特にシカゴ響の機能全開で、オーケストラを聴く快感を味わえました。
中でも、「ロマンティック」は新鮮な演奏と思いました。5番も堂々たる名演と、今も愛聴しています。
バレンボイムは若い頃から凄かった・・・と今になって思います。
投稿: mozart1889 | 2007年10月 7日 (日) 09時50分
mozart1889さん、こんにちは。
ベルリンでの2度目の録音は、未聴なのですが、シカゴ盤は全部ではありませんが、楽しみました。5番は聴いてない方ですが、バレンボイム向きの曲だけに良さそうですね。
確かに、バレンボイムは若い頃から不敵でスゴイですね。
最近、いろいろ聴き返してます。
投稿: yokochan | 2007年10月 7日 (日) 12時21分
このダニエル氏、御父君エンリケ氏はピアノ教師として力量のあるお方だったそうですが、プロの演奏家としては、御活動されてなかったようですね。プロの演奏家として傑物になられる人には、そう言うパターンが、多いのでしょうね。親子二代音楽家には、揃って名匠大家はさんざん指摘されておりますが、エーリヒ&カルロスのクライバー親子くらいで、ありましょうか。
投稿: 覆面吾郎 | 2020年2月23日 (日) 10時28分
バレンボイムの息子も音楽家ですが、あんまり出てこないですね。
親子鷹で、大物は、なんといってもヤンソンス、あとジョルダンに、ヤルヴィ家でしょうか。
バーンスタインやブーレーズに二世がいたら、さぞかし面白かったでしょうね。
投稿: yokochan | 2020年2月26日 (水) 08時24分