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2007年12月11日 (火)

チャイコフスキー 交響曲第1番「冬の日の幻想」 メータ指揮

25 またまた、札幌のイルミネーション。
札幌は例年どおりだけど、今年あたりから街の明かりの様子が変わってきた。
原油高による節電・省エネも意識としてはあろうが、それ以上に明るすぎる街を見直すというトレンドがあるように思う。
以前新聞でそんな記事を読んだこともある。

最近オープンする最新のビルやブランド・ビルは一様に照明も間接的で、派手さはない。店名やビル名もどこにも書いてない。
パチンコ店も最近は、派手なネオンなどなくシックであったりする。
例年楽しみだったサントリーホールも寂しいし、繁華街も少し暗くなってきた感じがする。
昔は、都会でも一歩脇道に入ると暗闇があった。
そんな暗さに人はまた安堵感を覚えるようになってきたのだろうか・・・・。
一方で、殺伐とした事件も暗闇でまた起きている。
昔はいい、と皆が思いながらも、もう戻れなくなるところまで来てしまっている・・・・・・。

Mehta_tyhaikovsky前置きが違う方向に行ってしまった。
チャイコフスキーの交響曲は、なんだかんだで好きなんやけど、誰もが大好き5番に次いで、1番が好きなんや。

冬の日の幻想」なんて季節感と、地方感まるだしのタイトルからして惹かれてしまう。
むせ返るような憂愁のかわりに、さらさら感のあるパウダー・スノーのような軽やかな抒情がある。
この曲がわれわれ音楽ファンに親しみをもって定着したのは、M・T・トーマスとボストン響のDG盤ではなかったろうか。
あれは、この曲の理想的な名盤。
私もMMT盤でこの曲に開眼した。

26歳の若さで書かれたこの曲。
素晴らしい旋律が全編みなぎっていて、いつも夢中になって聴いてしまう。
冒頭の木管で奏される旋律からしていい。2楽章のメランコリックなオーボエの歌とそれに続く夢みるような展開、3楽章のスケルツォ中間部の素晴らしくも憧れに満ちた場面。
そして全曲ファンファーレのような元気のいい終楽章は、くどいくらいのエンディングが用意されている。
いい曲なのである。

ズビン・メータとロサンゼルス・フィルのコンビは1978年頃に、一気に全集録音をした。
このコンビでイメージできる音楽が、そのままここのおさめられている。
ちょっと元気が良すぎる場面もあるが、意外にしっとりと演奏されていて気持ちがいい。
弦・木管・金管、それぞれがしっとりと融合しながら、ツヤツヤした美しい音色になっていて、音を磨き上げるメータならでは。
MMT盤は当然として、さっぱりしたマリナー盤も大好きな1番である。

21 この全集のCD化は鶴首ものだっが、数ヵ月前ようやく入手しながら放置中であったもの。
新橋の某ディスカウント店で、3千円ちょっとで購入した。安いでしょ。
通勤途中の駅ながら、最近久しぶりに行ってみたら、ショップの名前はそのままに、携帯屋兼ブランド・ショップになってしまっていた・・・・。
どこへ消えた!!あのクラシック専門の売場は?
新譜輸入盤でも、千円台の半ばで買えたのによう!シクシク・・・・・。

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コメント

こんばんは。
「冬の日の幻想」は大好物です。ティルソン・トーマスの演奏は未だ色褪せませんが、もっとこぞって録音してほしいものです。
このメータやカラヤン、ムーティなど全集の中のひとつというパターンが多いですが、単体でも充分勝負できる曲だと思いマス。

投稿: 吉田 | 2007年12月12日 (水) 23時12分

吉田さん、こんばんは。やはり好物ですか!
いい曲なのに、ご指摘の通り、全集の勢いの1番や3番ですな。
MMTのような快挙を成す指揮者はいないものですかね?
全集派ですが、ロストロポーヴィチの郷愁に満ちた濃いヤツが復活しないものでしょうか?

投稿: yokochan | 2007年12月13日 (木) 22時25分

こんばんは。

>どこへ消えた!!あのクラシック専門の売場は?

「うええっ!?」という事で調べてみたら・・。
どうやらホントに無くなってしまった様ですね、我々の聖地。
なんでもキムラヤがヤマダ電機に買収されたのを受けて11月に改装前のセールを行っていた様です。
ここしばらく、ラーメン屋巡りにかまけて新橋には行ってなかったんですが、痛恨の極みです。
まだ欲しいモノが色々有ったんですが・・。

投稿: 花岡ジッタ | 2007年12月14日 (金) 00時20分

花岡ジッタさま、こんにちは。
そ、そうなんです!
跡形もなくなくなってます。11月始めに行った時は、レイアウトが変ってすごく見やすくなった代りに、値段が上がってて、ちょっとがっかりでしたが、先般訪問のおりは、きれいさっぱり消えてました。
無念極りないですね。DVDも安かったですもんね・・・・。
また狩場を探さねばなりませぬね。

投稿: yokochan | 2007年12月14日 (金) 12時59分

 yokochan様今日は。
 ハイティンクの全集ではよく分からなかった初期3曲が、このメータの全集のおかげで好きになれました。オケの技量は超一流ではないかもしれないですが、メータの解釈は分かりやすくていいですよね。後期3大交響曲は、ムラヴィンスキー閣下の厳しい演奏とメータの光彩豊かな演奏をそのときの気分で聞き分けています。
 私事で恐縮なのですが私が失恋したと称していたのは高校時代の恩師です。女性の先生で不良だった私に姉のように親身に接してくれた方でした。音楽や文学の話も沢山した親友のような方でした。高校時代この人のことを考えながらブラームスやチャイコフスキーやラフマニノフを聴いたのも今ではいい思い出です。ところが14年ぶりに手紙を書いて送ったら、ご家族の「遠くへ行っています」という不思議な手紙と一緒に開封もされずに送り返されてきました。私は「まさか亡くなられたのではないか」と心配でこのところほとんど失恋虚脱状態でした。思い切って彼女の今の勤務先と思われる学校に℡をしてみたいと思います。それでも消息が分からなかったら泣いて諦めます。メータともチャイコとも無関係なことばかり書いて本当に申し訳ありませんでした。

投稿: 越後のオックス | 2008年11月 2日 (日) 09時28分

越後のオックスさま、毎度ありがとうございます。
メータのチャイコフスキーはいいですね。
大巨匠となったいま、まったく振らなくなったチャイコフスキー。若さが横溢してます。
4番はロスフィルに旧盤があり、5番はイスラエルフィルとの69年頃の録音もあります。
特にIPOとの第5は聴きたくてしょうがないのです!

高校時代の恩師へのほのかな恋心、いやぁ、青春じゃありませんか。私も中学時代、研修で来た大学出たての若い女先生がとても気になったことがありますが、私も含め、その頃の常で気になるだけに授業で野次ったり、騒いだりとしたものです。
越後のオックスさまのお話は、そういう意味でなく、とても素晴らしい忘れ難い思い出ですね。
「遠くへ行っています」・・・、とても気になるご家族の言葉ですね。ご心配ごもっともです。

私は楽しい時、辛いとき、悲しいとき、怒ったとき、いつどんなときでも音楽を聴きます。音楽はすべてを飲み込んでしまうかけがえのないものですからね。
素適なエピソードをありがとうございます。
今は、バッハを聴きつつ、光明をお祈りしております。

投稿: yokochan | 2008年11月 2日 (日) 22時59分

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