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2008年3月 6日 (木)

ショパン スケルツォ第2番 ポリーニ

Nara1木曜日は、早く帰宅して、「ケンミンショウ」を見て、「鹿男」だ。

鹿男、ついに佳境に。
生徒が鹿の使い番だったし、狐の使い番はやはりあの先生。
そして鼠はやはり・・・・・。
藤原先生があなたは何なんですか? と言われて、「私は人間です」と答えるところが面白かったし、カワイイ。
演じる「綾瀬はるか」の天然具合が味がある。
彼女の髪型は、「ぱっつん前髪」といって、眉毛が隠れるくらいまで、前髪をきれいに揃えてしまう髪型。
今、ブームだそうな。
CMで、「安室奈美恵」もしっかり、ぱっつんしてる。
う~む、そんな前髪、ワタシも欲しいぞ。
安室ちゃんといえば、以前、飛行機で遭遇したことがある。
伸ばせば手が届くくらいに近くにいた。サインもらえばよかった。
飛行機といえば、パティシエの奥さんになる「川島なお美」にもモノレールで遭遇し、ずっと羽田まで一緒だった。しかもエスカレーターで、真後ろになったため、変な意味でなく、ともかく近くで観察しちゃった。
ピンクづくしで、スーツケースも帽子もピンク。
「実は学校の先輩なんですぅ!」と声をかければよかった。キャンパスでも遭遇していたし・・・・。

あらら、今日は芸能に走りすぎだわ。

Chopin_scherzi_pollini 久方ぶりに聴くショパンはいい。
大規模なオペラや、大オーケストラにも負けないくらい、激しいドラマと、あまりにはかなく美しい詩情がある。

ショパン(1810~1849)は、数年おきに「スケルツォ」を4曲、作曲した。
スケルツォは、普通、交響曲やソナタのなかの楽章のひとつとして存在し、メインではなく、軽めの楽章であることが多い。
それを独立した形式で作曲し、しかも軽いどころか、めちゃくちゃ深刻で、激情的な音楽に仕立てたショパン。まさに天才だわ。

どの曲も素晴らしいが、一番有名なのが、第2番。
私は3番も好きだが、今日は時間の関係で2番を。
そのユニークな出だしからして独創的で、すぐさま詩情に満ちた旋律がアルペッジョに伴なわれて始まる。
そして、夢みるような中間部は、あまりにも夢想的で、酒好きの私にはたまらない音楽。
私の稚拙な言葉では言い表わせない、極めて流動的かつ夢想的な音楽。
いつもワーグナーばっかり聴いてきるけれど、ショパンの流動性に比べたら、ワーグナーの方がよっぽど硬く、決まりも多く人の気持ちを縛りつけてしまうかもしれない。
でもそれがやめられないワタシなの・・・・。

ポリーニの90年の録音。
あいかわらず、完璧な打鍵に裏打ちされた強靭なピアノの響き。
そこにイタリア人としての豊かな歌が伴なっているものだから、明るくはっきりとしている。
完璧すぎてコワイけれど、その歌が救いなんだ。
こうしたショパンも素晴らしい。

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コメント

>鹿男
なかなかおもしろいですね。最後の鹿が音楽にのって走るところも好きで、つい最後まで見とれてしまいます。ほぼ広島育ちなので、鹿と言えば、宮島で見慣れていましたから、鹿には縁があるようです。もうひとつ息子の職場がロケに使われているということとか、こういう個人的なこともこの連続ドラマがおもしろい一因かもしれません。奈良女学館の屋上、トイレもそうなのだそうです・・

投稿: edc | 2008年3月 7日 (金) 08時02分

euridiceさん、コメントありがとうございます。
鹿男は、毎週楽しみに見ております。
リチャードはどうなってしまうのでしょうか??

あの屋上や昨日も出たトイレがそうですか!
現地ならではのリアルさがありますね。
あと、私はあの下宿がとても気に入ってます(笑)

投稿: yokochan | 2008年3月 7日 (金) 13時01分

>あの下宿
あの建物も奈良町に実在するそうです。藤原先生が泥酔した居酒屋にも行ったとか。

投稿: edc | 2008年3月 7日 (金) 15時04分

下宿も実在ですか!
そしてあの味のある居酒屋さんも。いいなぁ。

何度か奈良に泊まったことがありますが、夜は真っ暗闇で、歩くのも怖いくらいでした。
どこに飲屋さんがあるのか、昼に探検したら、興福寺のそばにいい路地を発見しましたが、あとの祭りでありました・・・・。

投稿: yokochan | 2008年3月 7日 (金) 23時33分

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