マーラー 交響曲第5番 カラヤン指揮
あ~あ・・・・・・・、また負けちゃった。
勝てる気がしない今年のベイスターズ。
ついに、ここに記事にしなくてはならない悲しさ。
順調に負け星を重ね、現在4勝15敗。
ははは・・・、連勝ありません。
投手陣総崩れ、打っても残塁の山ばかりの貧弱打線。
平均年齢も高いし、若手が育たず、怪我ばかり。
毎シーズンのことで期待しないことに慣れていたつもりだが、今年ばかりはオープン戦からメロメロ。も~どーしょ~もない状態。例年、連休までは持つのになぁ。
どうも、私生活でも気分が乗らないのは野球のせい??
戦力の弱体ぶりは、誰が見てもあきらかなこと。
押さえのクルクルクルーンまで、大枚に目が眩んで去ったし、金がないから、ろくな補強も出来ない弱体ぶり。多チームの有力選手で贅沢オーダーを組む、金満・強奪の虚阪中との戦力格差は開くばかり。
野球界にも、格差社会は歴然とあったのだ!
目指せ100敗、ベイスターズ!
ベイのことを考え、前段の記事にしていたら、もう音楽なんて聴く気もしなくなってきた。
でもせっかくだし、連続カラヤンも悪くなかろうと思い、マーラーの交響曲第5番を聴くことにしてみた。
実は、初めて聴くカラヤンの5番。
野球のことも頭に残り、入ってくる音楽を口当たりの良さとともに、ぼんやりと聴いてしまい、何の抵抗もなく、「うめぇもんだなぁ」とするすると3楽章までを終えた。
ところが、そんなダルな気分は、4楽章のアダージェットでもって打ち砕かれた。
カラヤンが自らの禁断を解いてやりたかったマーラー。初めて取り上げたマーラーは、この楽章がやりたかったのではなかったのではないかしら。
絶美ともいえる、ヴァイオリン。うなりをあげる低弦。バーンスタインの没我の境地とはかけ離れた、そこには、官能的ともいえる怪しいまでの響きがあった。
終楽章も、ベルリンフィルの名人芸を堪能しつつ、極めて純音楽的に壮麗なクライマックスが築きあげられて行く。
こちらの意識の問題もあったが、前半の3楽章は、カラヤンのレガート攻勢がかなり気になり、フォーカスが甘いように感じたが、後半はオーケストラ美と名人芸の極地をまったく楽しむことができた。
1973年の録音、国内盤はその2年後。
マーラー初挑戦ということで大いに話題になった。
あれから、33年も経つ。
マーラーの受容史も、今や歴史を帯びてきた。
ワルター、クレンペラーを経て、バーンスタイン。
ショルティ、ハイティンク、クーベリックそしてメータ、アバド、レヴァイン、テンシュテット、インバル、マゼール、ベルティーニ、小沢・・・・・。
現在にいたっては、多種多様の演奏スタイルが乱立し、私なんぞ、少々食傷ぎみ。
そんな時に、豪奢で、ビューティフルだが、陰りの少ないカラヤン盤が妙に新鮮に響いたものだ。
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コメント
こんにちは。
カラヤンのマーラー5番、買ってしまいました。HMVの商売上手にのせられてしまったわけで(笑)
明日届く予定です。金土日と多忙なので、たぶん月曜日に聞けると思います。楽しみにしているんです。
投稿: よんちゃん | 2008年4月24日 (木) 08時33分
よんちゃんさま、こんばんは。
HMVでかなり安く売ってますね!最近CDが安くてちょっと買いすぎてしまいます・・・・・。
是非、じっくりと楽しんでください。
私は、いずれ世評高いカラヤンの9番にチャレンジしようと思います。
投稿: yokochan | 2008年4月24日 (木) 22時44分