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2008年5月26日 (月)

チャイコフスキー 弦楽セレナード マリナー指揮

Kiyamachi_1 5月って、こんな暑かったっけ?
先週訪れた京都も暑かった。

暑いけれど、夜になって京の街へ一人くりだすと、そんな気分は吹き飛んでしまう。

鴨川沿いを散策し、高瀬川を木屋町に下る。
先斗町には、おりから鴨川踊りをはねた芸者衆が急ぎ足で店へ急ぐ姿がちらほら・・・・・。

ええですなぁ。。。。でへへ。

Academy このところ、ヘヴィーな音楽を聴いてきたので、そんな時のために重宝している、マリナー&アカデミーの演奏を。

チィコフスキー楽セレナード」
これを聴くたびに、「オー、ジンジ~!」と連鎖してしまうほどに、強烈な印象を与え続けた冒頭部分。
このところ下火になったので、こちらも安心して堂々と聴ける。
モーツァルトを愛したチャイコフスキーが、アイネクライネにならって、気持ちを込めて書いたセレナーデ。
1楽章の特徴的な出だしは、この曲のほんのひとさわり。
その序奏に続く主旋律部分からの弦のからみの美しさと、チャイコフスキーならではの美しい旋律の綾が堪能できる。
それとなんといっても、圧巻は2楽章のワルツ。
古今東西の名旋律のひとつといってもいい。
ほろ酔いのワタシなんぞ、この音楽に合わせて上半身がゆらゆらと動いてしまう。
その優美なこと(音楽です)といったらない。
3楽章エレジーの静やかな音楽もまた、この曲の白眉。チャイコフスキーのバレエ音楽のデュエットのような愛に満ちた美しい旋律。
4楽章、ロシア風の舞曲が支配するが、常にやさしく親しげで、にこやか。
最後には、「オー!ジンジ」でエンド。

こんな旋律の宝庫の名曲は、サー・ネヴィル・マリナーアカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ(長ぁっ!)のすっきり、さわやかな演奏がこのうえなく気分よろしくたのしめちゃう。
このコンビの録音は、いくつかあるが、デッカに録音し始めた、初期の1968年物がいい。
ロンドンでの録音。かのビートルズが最終章を迎えていた頃、ロンドンのクラシック界では、こんな粋な室内オーケストラが始動し始めていたのだ。
マリナーは指揮したり、リーダーを務めたり。
英国ならではの、フレキシブルでオールマイティな指揮者とオーケストラ。
彼らの初期の初々しい演奏を聴くのも、初夏の季節、悪くはない。

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コメント

マリナーキタ!

当時はどんどん肥大化していくオケが主流となるなか、もっと室内楽を広め、運動性と活力に富む演奏をもっと打ち出していこうとしていたのが、マリナー&ASMFの試みだったそうですね。

レコ芸3月号のインタビューにありましたが、当時コンマスを勤めながら指揮をするマリナーに対し、「なぜ指揮台に立たない!そしてなぜ私のところに習いに来ない!」とモントゥーに怒られたっていうエピソードも良かったなあ。

あ、そうそう「食いしん坊ブログ」の多大な影響をうけ、私も食べ物関係書いてみちゃったりしました。
お時間あるときに見ていただけると幸いです。

投稿: dota | 2008年5月27日 (火) 16時14分

dotaさま、こんばんは。コメントありがとうございます。
マリナー&アカデミーの先取性は、古楽・ピリオド奏法の台頭で影が薄くなってしまいましたが、もっともっと評価されてしかるべきですよね。ダートの影響なども大きいでしょうが、マリナーは大オケを振っても、変わらない鮮度を保ってます。

私もレコ芸やテレビインタビューを見ましたが、なかなかにいいエピソードを話してましたね。
それにしても、年を感じさせない活力とウィットはどうでしょう!

dotaさんの、ブログ拝見しましたよ。
穴子の白焼きは好物なんです。大須あたりで一度飲んでみたいと思ってました。
それと、更科十割、たまらんですね~。桜台ですな!

投稿: yokochan | 2008年5月28日 (水) 23時40分

マリナーの演奏とは嬉しいですね。彼のこうした小編成のオケでの上手さは際だっていると思います。
古楽器全盛の昨今、マリナーはちょっとマイナーになっているとしたらもったいないですよね。彼のモーツァルトの交響曲全集はホグウッドなどよりずっと意義のある仕事だと私は思います。そうそう意外ですけどスッペの序曲なんて何回も録音していて、得意のレパートリーみたいです。
私はドレスデン・シュターツカペレとのフィリップス盤を愛好しております。
ところで、今日の昼は生そばを買ってきて、ざるを日本酒(ぬる燗)でいただきました。全くそれがよくなくて、ああそろそろ自分でそばを打つというのもやってみようかなぁ等と不穏な空気を漂わせているところです(笑)。

投稿: Schweizer_Musik | 2008年5月29日 (木) 19時42分

scweizer先生、こんにちは。
私はちょっとしたマリナー・ファンでして、チャイコフスキーの交響曲やレスピーギのローマ三部作まで聴いてます。
たしかに、古楽の風潮からマリナーのかつての大量の録音があまり聴かれなくなっているかもしれませんね。
モーツァルトの交響曲やブレンデルとの協奏曲、オペラなど、もう大好きな演奏ばかりです!

先生、蕎麦はヤバイですよ!不穏すぎますよ。
道具もいりますし、必ず酒ですし、第一相当深みにはまる方々が大勢います(笑)
私は乾麺で我慢中であります。


投稿: yokochan | 2008年5月30日 (金) 17時39分

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