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2008年8月26日 (火)

リスト ファウスト交響曲 バーンスタイン指揮

Hagi2 仙台銘菓「萩の月」。
これは、おいしい。
お土産品でもトップクラスかな。
しっとりした生地の中に、ほんのり甘いカスタードクリームの餡。
いやぁ、考えただけで食べたくなる。
お茶に、コーヒーに、ミルク、私にはウィスキーにも合いますぞ。

各地に「○○の月」という類似品を生むほどの名品。

Hagi3

Liszt_faust_bernstein_2 今週は、歌付きの交響曲を取り上げてみよう。
いうまでもなくベートーヴェンのそれは、その発想も含めて、存在があまりにも偉大だが、「歌付き交響曲」その後にどんな作曲家が続いたのだろうか。

有名どころでは、ベートーヴェンの次はベルリオーズの劇的交響曲「ロメオとジュリエット」。
そして、その後がリストの「ファウスト交響曲」。
第9が1824年、ロメオが1838年、ファウストが1957年であるから、ベルリオーズの先進性に驚き。
ただ今回は、その抒情性はあまりに魅力ですが、ベルリオーズ作品は、取り上げません。
近現代もの好きなので、後が詰まっているから・・・。

そして、このリストの作品、「ファウスト」に関しては先んじていたベルリオーズに教えられたこともあって、ベルリオーズその人に捧げられている。
破天荒の二人の作曲家の接点がこんなところにあって、想像するだけで面白い。
どんな会話をしたのだろうか(笑)

全3楽章で、最終章に合唱とテノール独唱が入る。そして、暗闇(苦悩)から光明(歓喜)へという筋書きはまさにベートーヴェンのお決まりの路線。
第1楽章「ファウスト」、第2楽章「グレートヒェン」、第3楽章「メフィストフェレス」。
まさに自身があみ出した交響詩を交響曲にしたようなもので、それぞれの楽章は描写的でなくそれぞれの人物の持つ性格を概略表現しているという。
解説によれば、1楽章は「真理への渇望と人間の知識の限界」という葛藤。
2楽章は「あらゆる女性への賛美」、3楽章は「否定精神」だが、最後はあらゆる「ファウスト」にまつわる作品でお馴染みの「神秘の合唱」が入ってきて、かなり浄化された雰囲気になって感動的に終わる。

なかなか捉えどころがなく、難解な曲ではあるが、熱血的な指揮者のもとにかかると、その音楽はカッコよく、ダイナミックで、快感を覚える場面も多い。
その代表が、バーンスタイン盤。
昨日8月25日は、亡きバーンスタインの誕生日。存命ならば90歳。
親父りゅうのつぶやき横丁」さんでお教えいただき、感慨を深めた次第。
バーンスタインは、この曲が好きだったようで、ニューヨーク時代にもCBSに録音していたが、それは未聴。
そしてDGへのライブ録音は、珍しくもボストン交響楽団を指揮したもので76年のもの。
小沢と蜜月時代のボストンは当時、ヨーロッパ・トーンの落ち着きある響きと同時に、明るくバリッとした前向きな音がしていた。DGの録音のイメージもホールトーンをしっかり捉えた素晴らしいものばかりだったが、のちにフィリップスへの録音に切り替わると、響きはそのままにずっしりとした重厚さが聴かれるようになった。
 話はそれてしまったけれど、バーンスタインの演奏は、DGの鮮やかな録音そのままに、一点の曇りのない明晰かつ鮮やかなもので、その劇的な推進力をまともにオケが受け止めて音にしてしまった感がある。
弾むリズムに、思いを込めた歌い方、劇的な部分での溜めの見事さ。
指揮台でバタンバタンとする音と唸り声もライブ感充分で、その生々しさに聴くこちらも息を飲んでしまうくらい。
そんな興奮と陶酔のジタバタ模様であるが、最後はしっかりと感動の坩堝にバーンスタインは誘ってくださる。
マーラーの第8交響曲の、まさに先取りである。
ケネス・リーゲルのテノールは、マーラー第8のスペシャリストで、こうして聴いていると、弦の高域の澄んだ響きとハープのグリッサンドに乗って歌うさまは、まるでマーラーそのもの。そしてオルガンも神々しく鳴り渡る・・・・。
 実演で是非にも聴きたい、面白い曲である。

ファウストとは関係なかった、「萩の月」。
調子にのって、パッケージはこちら。
Hagi1

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コメント

こんばんは
>仙台銘菓「萩の月」
あ、これ、美味しいですね!
食べたくなりました^^++

投稿: edc | 2008年8月27日 (水) 00時22分

萩の月はハンパ無くおいしいですな。今度取り寄せようかな。
昨日ムッツリにゃんこの写メを撮りましたのでまた投稿します。

投稿: R33 | 2008年8月27日 (水) 05時44分

リストの「ファウスト交響曲」、カッコイイ曲ですよね。美しいメロディも現れるし。でもテノールと合唱は出番までかなり待たされてカワイソウですが…。ベルリオーズの「イタリアのハロルド」などと同様、コンサートでは滅多に取り上げられないので、一度実演で聴いてみたい曲です。

投稿: EINSATZ | 2008年8月27日 (水) 12時00分

euridiceさま、こんにちは。
私も過去の写真を整理していて発見し、無性に食べたくなりました。
今の時期、冷やしてもおいしいですね!

投稿: yokochan | 2008年8月27日 (水) 12時46分

リベラさん、こんにちは。
ホンマ、「萩の月」はめちゃくちゃうまいですよ。
そして、むっつりにゃんこ、楽しみにしております。
ねこは、ええですな。

そーいえば、江戸攻めは、ぼちぼちかと・・・。
若杉さん、入院してしまいましたね!えらいことです!

投稿: yokochan | 2008年8月27日 (水) 13時03分

EINSATZさま、こんにちは。
久しぶりのファウスト交響曲、とても楽しい視聴でした。
合唱とテノールは最後の最後ですもんね。
実演では収支を取りにくいのでしょうか?
歌なしバージョンもあるらしいですが、最後がないとさびしいですね。

投稿: yokochan | 2008年8月27日 (水) 13時06分

こんにちは。「萩の月」は私も大ファンです。昔、福島に旅行に行ったのにお土産は仙台まで行って「萩の月」買いました。

「ファウスト交響曲」懐かしい。小学生の頃、リストのピアノ曲が好きで何かソニーの企画もので「これがリストだ!」っていうレコード2枚組を買ったのです。そこでリストにも交響詩や交響曲もあるんだって知ってすごく驚いたものです。ずっと聴いてないけど・・・聴きたくなりました。

投稿: naoping | 2008年8月27日 (水) 21時44分

naopingさん、こんばんは。
やはり「萩の月」ファンの方はたくさんいらっしゃいますね。
ときおり無性に食べたくなる、ケンタッキーのような禁断の味です(?)
豪華なパッケージに丁寧にひとつひとつ収まっているのもいいです。

小学生でリストのピアノ曲ってのは、なんともすごいですな。
リストの音楽って、何か独特で、とっつきは悪いですが、妙に惹かれるものがありますね。
ファウスト交響曲のカッコよさには参ります。

投稿: yokochan | 2008年8月27日 (水) 22時30分

 おはようございます。おかげ様で、
不眠はだいぶ良くなったようです。
うつもかなりよくなったようです。
ファウスト交響曲とダンテ交響曲は、インバルの
ブリリアント盤を持っています。
私はダンテの方が好きです。
ファウストの方はレニーやショルティで聴けば
印象が変わるかもしれません。
インバルが嫌いなわけでは決してありませんが(笑)

レニーが同性愛者・両刀使いだと聞いた時はかなりショックでした(笑)

投稿: 越後のオックス | 2010年2月 4日 (木) 05時16分

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