J・D・サウザー 「You’re Only Lonely」
街で見かけた一匹のワンコ。
近づくと目をそらしてしまう。
カメラを向けても、目をそらしてしまう。
そう、目をそらす犬なのだ。
おいおい、こっちを向いとくれ!
しょうがないから、離れて遠くから見ると、こっちを見ていた。
シャイで不思議な好奇心のあるようでない犬。
今晩は、クラシックはおやすみ。
なんとなく、大学時代を懐かしんで手にしたアルバムが、J・D・サウザーの「ユア・オンリー・ロンリー」。
クラシック一辺倒でなく、いろんなジャンルの音楽を皆さんもこれまでお聴きだと思う。
最近の歌も業務上覚えなくてはならないであろうし、クラシックファンは忙しいのだ。
でも記憶に残り続けるクラシック外の音楽は社会人5年目くらいまでかな・・・。
学生時代は、多様な友人たちの影響などで、ともかくいろんな音楽を聴いた。
時代もあって、ブリテッシュロックとカリフォルニア系のカントリーロック、AOR系などが好きだったな。
そんな1枚が、これ。79年の発売。カントリー系ロックの名盤。
まずジャケットのJDがいいでしょ。
男っぽいけど、シャイでナイーブなイメージ。そんなイメージ通りのクリアで優しい歌声。
J・D・サウザーは、シンガーとしては4枚くらいしかレコードを残していないが、ライターやギター奏者として、知る人は知る存在なのだ。
最初はイーグルスのグレン・フライと親友になり、二人でコンビを組んだり、のちに私の大好きなジャクソン・ブラウンとも親しくなった。もしかしたら、イーグルスのメンバーになっていたかもしれない。
リンダ・ロンシュタットに曲をかなり提供したりもしている。
こんなキャリアのJD。
どこか醒めていて、一歩引いてはにかんでいるようなタイプであり、歌なのだ。
タイトル曲の「ユア・オンリー・ロンリー」には泣けます。
誰かがそばにいて欲しい そんな試練の夜には
ぼくのところへ来てもいい
おまえが女王だった時、ぼくはそこにいたし
そして誰もが去った後にも お前の横にいるだろう
だからぼくの名前を呼んでいい
おまえが孤独なとき 恥ずかしく思わなくていい
おまえはただ孤独なだけなんだ・・・・・。
湿り気を帯びた、ちょっとノスタルジックな歌。
いくつになっても同感できる男の気持ち。
こんな歌をさりげなく歌ってしまう男になりたい・・・・。
いつになくおセンチになっちまいました。
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コメント
イヌって案外カメラとか意識しますよね。
いつの間にかハイボールのプラグインが張ってありますが、日暮里駅そばの居酒屋のおやじがもともとハイボールを考案したと言われていますね。
投稿: リベラ33 | 2008年10月24日 (金) 05時36分
リベラさん、この犬にはまいりましたよ。
結構粘ったのですが、全然でした。
これじゃ番犬にもなりませんぜ。
ハイボール、日暮里ですか!
東京の東側は、なかなか味のある居酒屋がたくさんありますね。
音楽に実に合いますよ。ハイボール。
この画像にカーソルをもってゆくと、氷の音がするんですよ!
投稿: yokochan | 2008年10月24日 (金) 23時51分