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2009年2月21日 (土)

ブルックナー 交響曲第6番 サヴァリッシュ指揮

Hegi こちらは、新潟の「へぎそば」。

この四角い器を「へぎ」と呼び、そこに一口大に上品に盛り付けたものを「へぎそば」というそうな。

つなぎに「ふ海苔」が使われているものをみんな「へぎそば」というのかと思った。
以前仕事でよく長岡や六日町、小千谷に行っていたものだから、必ず食べていたもんだ。
コシがあって、滑らかな食感はのどごしが豊かで、スイスイ食べれちゃう。汁も、東京の濃いものから比べたら、あっさりしたもの。
こちらは、有名な「小嶋屋」だから、盛りも上品だけど、ロードサイドの普通の蕎麦屋さんに入って、大盛り~、なんて頼んじゃうと、その富士山のようなテンコ盛り攻撃に死ぬ思いをすることがあるので注意だ。

Sym6_sawallisch ブルックナーの交響曲シリーズ
交響曲第6番イ長調は、1879年から81年にかけての作品で、前作5番とかぶるようにして作曲が始められた。
完成後は、2・3楽章が初演されたのみで、全曲の初演は、1899年、作曲者没後に、かのマーラーとウィーンフィルによって行われた。
何とも気の毒なブルックナーであり、巨大な作品の間で埋もれてしまった6番が、何故かいとおしく思われる。
この曲は、あまり大きな改訂はなく、補筆程度だったので、ややこしい版の問題はないようでうれしい。
全体に明るく伸びやかで簡潔な雰囲気で、パウゼの少ない演奏時間、55分程度の交響曲。
この第6交響曲が、私は大好きなのです。
何度も書くことで恐縮ながら、深淵な後期交響曲と3~5番の人気曲の狭間にある、1・2・6番の3兄弟が、このうえなく好きなんです。
屈託ない第1楽章は壮麗でありながらちょっと陰りをおびていたりするし、この曲の白眉ともいえる第2楽章は、哀感と柔和さが織りなす崇高な気品に満ちた至福の緩徐楽章である。この楽章は、ブルックナーの中でも私の最も愛する楽章のひとつなんだ。
速くないスケルツォの3楽章は、まさに牧歌的で気分よろしい。
情熱的ながら、ホルンがのどかに響きつつも、アルプスの峰々を思わせる素晴らしい終楽章。

サヴァリッシュ指揮するバイエルン国立歌劇場管弦楽団のブルックナーは、途中で頓挫してしまったが、1、5,6,9番が録音された。
スタイリッシュで、オーケストラを制御しつつ完璧なバランスとドラマ性に秀でたサヴァリッシュの指揮は、N響でも聴き馴染んだものだが、やはりミュンヘンの少し緩めの暖かなサウンドを得ると、その怜悧さが緩和されて、えも言われない独特の南ドイツ・サウンドが引き立ってくるし、ブルックナーには最適のものに感じられてくる。
バイエルン放送響や、ウィーン響でも同様のイメージを抱くことができるので、やはりサヴァリッシュは南ドイツの気質を持っていたんだと思い起こす。
この6番の演奏に終始感じるのは、まだ見ぬイメージとして、アルプスを背にし、ひと山越えればイタリアというもの。
それをまさに感じさせてくれる素晴らしい演奏。
 このサヴァリッシュ盤にウィーンフィルとのシュタイン盤、ヴァントのケルン盤、カイルベルト盤が私のフェイヴァリット。
間違いなくよさそうなヨッフム盤はバイエルン、ドレスデンともに未聴なところが、これからの楽しみなんです。

このCDのジャケットは、ビールナウのバロック様式の聖堂の壁画。
800pxbirnau_foto_02 656pxbirnau_innenansicht いかにも、ブルックナーの音楽が似合いそうな教会。

願わくば、一生に一度、こうした教会で、バッハのカンタータやブルックナーを聴いてみたいものでございます。                   

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コメント

私もブル6が大好きです。都会での生活に疲れた時、この曲を聴くとまるで森林浴をしているかのようにリフレッシュできます。19世紀後半のヨーロッパの空気を切り取った名曲ですね。一度実演に接したいものです。

投稿: リベラ33 | 2009年2月22日 (日) 08時10分

森林浴とは、まさに言い得てますね。
後期も当然に素晴らしいのですが、疲れてしまいます。
優しい6番が好きですね。
実演ではあまり取り上げられず、残念であります。
ブロムシュテットやコウトでN響がやってくれれば・・・・。

投稿: yokochan | 2009年2月22日 (日) 18時49分

 この手の曲は苦手としていますが、マーラー、ブルックナーともに、第6番が好きです。最初に聴いたのがヨッフムの古い方。その後シュタイン、フルトヴェングラーのものしか聴いたことありませんし、なんでこれが好きなのか、自分でも理解不能です。

投稿: にけ | 2009年2月26日 (木) 21時46分

にけさま、こんばんは。
マーラーは悲劇的、このブルックナーは牧歌的です。
対照的な二人の6番は、私も好きです。
このサヴァリッシュは、録音のせいもありますが、ともかく明るくすっきりしてます。
私もなんでこれが好きかと言われるとわからなくなりますねぇ~(笑)

投稿: yokochan | 2009年2月27日 (金) 23時29分

 お早うございます。
過去記事にレス失礼いたします。
レオンカヴァッロが「ボエーム」を作曲していたことは知っていましたが録音が在ることは知りませんでした。
ワルベルクというとN響によく客演していた独逸音楽の名匠というイメージが私の場合強いのですが、ヴェリズモ・オペラの知られざる作品も録音していたのですね。
それもポップやヴァイクルが出演しているとは驚きです。シノーポリが長生きしていたら録音してくれていたかもしれませんね。
ブルックナーの6番は長い間、2番と並ぶ苦手交響曲だったのですが、カラヤンの廉価ブルックナー全集に入っている演奏と、ヨッフムの旧盤のおかげで好きになれました。第1楽章以外の楽章の良さがカラヤンとヨッフムを聞く前はよく分からなかったのです。第2楽章や終楽章の面白さを教えてくれたカラヤンとヨッフムには感謝です。EMIから出ているヨッフム新盤はおとなしめの演奏のようですが、バイエルン放送響を指揮した旧盤はかなり激しい演奏です。いい意味で優等生的なカラヤンとは好対照です。
バッハの教会カンタータ全曲鑑賞はやっと28枚目に到達しました。でもまだ32枚も残っています。世俗カンタータも聴かなければなりませんし。バッハのカンタータを聴いていると管弦楽組曲やチェンバロ協奏曲からの曲の再利用がかなりあったりして聴いていて楽しいです。

投稿: 越後のオックス | 2009年12月13日 (日) 07時35分

越後のオックスさん、おはようございます。
ワルベルクのレオンカヴァッロには驚きでしょう。
ヴェルディ、ドニゼッティもあります。
ドイツの劇場の指揮者ですから、あらゆるレパートリーをこなしていたのでしょうね。
N響で、プレヴィンの代役でラフマニノフの交響曲まで指揮していました。名匠です。

ブル6は、1,2番と並んで、私の好きな番号です。
その明るさが、南ドイツ~オーストリアの自然の反映ではないかと思います。
ですからオーケストラの音色は、ミュンヘンやウィーンのものが合っているのだと思いますね。

カンタータ、よいですね。
がんばって制覇して下さい!

投稿: yokochan | 2009年12月13日 (日) 10時16分

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