シベリウス 交響詩「大洋の女神」、「ルオンノタール」 ヤルヴィ指揮、そして函館
シュナイト&札幌交響楽団の定期演奏会は、1年前から狙っていて、チケットも押えてありました。だがしかし、旅費+宿泊費は高いし、行けば行ったで、飲み食いをしてしまう私のサガ。
公私ともに忙しいし、音楽会も行き過ぎだし・・・・。
やっぱり、諦めよう。。。。と決心した矢先に、あまりに素晴らしいタイミングで仕事の依頼が飛び込んできた!
「やったぁ~、やったぁ~・・・」と、某アニメ・映画のように小躍りしたワタクシの姿をご想像ください。
仕事は、函館だったけれど、ぎりぎり伸ばして演奏会前日に予定を入れ、本来なら日帰りすべきを宿泊して札幌入りすることになりました。
ですから、函館の夕方からは、完全にプライベート。札幌の晩だけ少しお付き合い。
午前中の便で、東京に戻りお仕事お仕事・・・・。
疲れたけれど、大満足の旅でございました。
日曜の昼に、北の大自然を思い起こしつつ、シベリウスを聴きます。
青森も独特の北国のムードを持っているけれど、海峡を渡って函館に入ると、北海道独特の空気と雰囲気に満ちている。
森と湖がそうだし、海も果てしなく広がっている。
交響曲の楽章のひとつのような「大洋の女神」はとても幻想的な交響詩で、深淵な「タピオラ」にも似た壮絶で厳しいムードと波の刻みを思わせるリズム感に溢れた桂作。
一方、「ルオンノタール」は、ソプラノを伴った音詩で、毎度おなじみの「カレワラ」からその題材を得ている。大気の精ルオンノタールが波間を漂う様子が歌われる。
どちらも、交響曲でいえば、4番と5番の間ぐらいの作品。
ヤルヴィとエーテボリ響のすこし鄙びた演奏にイソコフスキのソプラノの怜悧な空気を思わせる歌声がいい。
函館では車だったので、時間の合間に隙をみて寄り道。
こちらは、大沼。
まだ凍ってる。
こんな荒涼とした風景がシベリウスの音楽を私に呼び起こす。
朝5時半に家を出たものだから、朝食は函館で。
市内で知らない人のいない、ハンバーガー屋さん「ラッキーピエロ」に。
ここは、マジすごい。
まずは、店装が市内14店舗、すべて違う。
それも、ボッティチェッリだったり、クリムト(!)だったり、ミューシャ、アールヌーボー、アーリーアメリカン、プレスリー、サーカス、クリスマス・・・・、もう 涙が出るくらいに凝りまくりの内装なんだ。
私は午前中に行ったのは、北斗市(旧上磯)にある、ミューシャの店。
全部をお見せできなのが残念だけど、もうスゴイです。
私はどこにいるんだろう?的な感覚。この店は、ハンバーガー主体のレストランでメニューは、なんでもあり。
夜は、一杯飲んだあと、クリスマス一色の十字街銀座店へ。
12時30分まで営業してる。
アルコールがないから、雰囲気が保たれるのかもしれない。
クリスマス好きの私としては、ここで飲みたかった・・・。
今回、クリムト店に行けなかったのが残念。
で、そのバーガーがこちら。
ユニークなバーガーがたくさんあって悩んでしまうが、定番の「チャイニーズ・チキンバーガー」を。
甘辛く味付けされから揚げチキンがぎっしり。ともかくデカイ。これで、@350円。そして超うまい。
1個で腹一杯。
今回2店で、テイクアウトして、ホテルの冷蔵庫に入れて置き、飛行機に一緒に乗って自宅で食べちゃった。
かつて、道外の唯一の「ラッキーピエロ」が、どういう訳か私の住む千葉にあった。
一度行ったきりで、いつのまにか閉店・・・。
函館に行かれる方は、是非にも訪問くださいね。こちらで楽しんでみて。
なんか、ブログの方向が違ってきたぞ。
お昼には、これまた函館の名物。
ハセガワストアの「やきとり弁当」である。
道南地方にあるコンビニ大のスーパーで、お弁当が大充実。
中央にある厨房で、この名物の注文を受け、その場で焼いて作ってくれる。
ワイン仕込みのタレ、塩、うま辛とある。
やきとりでなく、豚なんです。これがまた、チョーうまいのです。
車を止めて、海を見ながら、こいつにがぶり付くのです。こちらがハセスト。 そして、晩からは、フリーの立場になり、居酒屋へ急行!
そうです、活イカです。
ヒクヒク動いてます。そのつぶらな瞳がこちらを見つめてます。
でも気にせずに食べるであります。
コリコリ、あま~い。
そして、翌朝は、朝も早よから、市場へ向かい、どんぶり横丁で!
もう何も書きませんね。
どうぞ、ご覧になってくんなさいまし。
夕闇せまる、元町界隈の教会群。
こちらは、カトリック協会。
あいにく時間で堂内には入れなかった。
十数年前、親父が死んだとき、中に入ったことがある。
誰もいない、静寂の教会で涙したものだ。。。。
早朝、丼まえの散策。
誰もいない倉庫群。キリっとした空気が気持ちいい。
正面の函館山には、雪が少し。
青函連絡船「摩周丸」
中学1年のときに、初めて乗って足を踏み入れた北海道。
演歌の世界であります。
今は、記念館。
さぁ、函館本線に乗って、札幌に。
連休もあって、スーパー北斗は満席。
通常の北斗で我慢。
函館は、仕事でとても縁があって、これまで何度来たかわからない。日帰りで、帰りに寿司食べて、おみやにして持ち帰ったこともある。
たいてい、車を借りて走るので、たいたい覚えちゃったから、とても愛着がある街だ。
旅のお勧めは、少し余裕があれば、新幹線か飛行機で青森の八戸に入り、そこから車で奥入瀬か恐山を訪問し、頑張って青森まで行って一泊。
そこで、おいしい寿司を食べて、翌朝、電車で函館へ。函館観光をして翌日飛行機で帰るか、洞爺湖か、登別に一泊ないしは、札幌を楽しむか・・・。
旅行のコーディネイトはこうでねーとね。
札幌はまた次稿にて。
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コメント
こんばんは、もうワクワクするような素敵なお写真ばかりですね。大沼、まさにシベリウスの世界のようですね。いつか北海道に行く機会があったら、参考にさせていただきたいです。ご紹介のCDにも興味津々です。
ところでレビュー楽しませていただきました。ああ、シュナイトさんの公演、また是非聴いてみたいものです!
・・・お写真拝見していたらお腹がすきました(笑
投稿: stonez | 2009年3月22日 (日) 23時07分
stonezさん、こんばんは。
夜に自分でも毒だな、と思わせる画像であります。
B級グルメ大好きなんです。
函館にお越しの際は、ぜひラッキーピエロに。
お子さん、大喜びですよ。
シュナイトさんの演奏会、あと少しで残りわずかになってきました。変わって、次期音楽監督への期待も高まりつつあります。
投稿: yokochan | 2009年3月22日 (日) 23時40分
写真を見て、北海道にも一度は行かなくっちゃ〜〜〜って思いました。
投稿: edc | 2009年3月23日 (月) 06時47分
euridiceさん、こんばんは。
そーでしょー!
北海道は、最高っしょ。
これからの季節、とても美しいです。
そして、慣れたら厳冬の北海道も素晴らしいです。
投稿: yokochan | 2009年3月23日 (月) 22時55分