ベルク 「ヴォツェック」 ベーム指揮
月夜の晩に人は狂うのだろうか。
かつてより、西洋では、月と狂気は数々のドラマを生みだしてきた。
子供の頃、恐怖のどん底に陥れられた映画が、「吸血狼男」だ。
淀川長春の日曜洋画劇場かなにかで放送されたもので、不幸な運命のもと産み落とされた子供が、やがて月夜の晩に狼男に変身して血をもとめ歩く。
最後は町の人々に追いかけ回され、逃げ場をなくし、育ての親に銀の玉で撃たれて死んでゆくという、恐ろしいが悲しい映画だった・・・・。
日本では、女性の象徴としてのかぐや姫であったり、四季を通じて歌われる風物であったりと、その感じ方も大違い。
ベルクの「ヴォツェック」も月夜と狂気が描かれた、怪しくも悲しいドラマのオペラである。
詩人にして革命家かつ医学家のビューヒナー(1813~37)が残した原稿を、ウィーンのフランツォーフという文献家が復元した戯曲が原作。
この主人公は、実際にいた人物で、精神異常をきたし、浮気した愛人を殺害し、絞首刑になったらしい。1822年のこと。
作者の生誕100年を機に上演された舞台を見て、オペラ化を思い立ったベルクは8年をかけて作曲し、1925年にベルリンでE・クライバーの指揮で初演された。
息子クライバーも、この作品を得意にしEMIにドレスデンと録音が残されているとかいないとか・・・・・。
2度目の記事だけれど、今回は長くなるけどあらすじを。
第1幕
①兵役中の理髪師あがりのヴォツェックは、大尉の髭をそっている。
軽薄な大尉は、ヴォツェックにいろいろと説教しのたまい、教会の祝福なしに子を作ったことを非難するが、ヴォツェックは貧乏人には金もなく、教会も道徳も役にたちませんや、とぶつくさ言うのみ。
②友人アンドレスと野原を歩くヴォツェック。訳のわからない不気味なこと言って、友人を気味悪くさせる。
③妻マリーの部屋。軍楽隊の行進が近づいてくる。鼓笛長が色目を使い、近所の女がマリーをあてこする。マリーは混乱しながらも子守唄を歌い、そこへヴォツェックが帰ってくるも、意味不明のことをいって出てゆく。
④医師の部屋。ヴォツェックは医師から金をもらいながら実験台になっている。実験動物とされたヴォツェックは、かってに咳をするなとか言われる。
⑤マリーの家。鼓笛長があらわれ、マリーはついに抱かれてしまう・・・。
第2幕
①マリーの部屋。鼓笛長にもらった耳飾りを眺めている。そこへヴォツェックが帰ってきて、拾ったとする耳飾りがなんで二つあるのかと問うが、実験アルバイト代を手渡し出てゆく。マリーは自責の念に取りつかれる。
②大尉と医師との会話。不気味な二人の対話に、ヴォツェックが通りかかる。ますます錯乱の度を深めている様子を冷酷に観察する医師。大尉は、マリーの不義をそれとなくさとし、ヴォツェックは走り去ってしまう。
③マリーの家。ヴォツェックがやってきて興奮して飛びかかる。「わたしに触れたら、ナイフで突き刺すわよ」と凄まれるが、この言葉がヴォツェックの脳裏にしっかり刻みこまれてしまう・・・・。
④酒場。にぎやかな酒場で、みんな酔い潰れている。マリーと鼓笛長がワルツを踊っている。これを隅から見て興奮を隠せないヴォツェック。
白痴がヴォツェックのそばにきて、「匂う、匂う、血が」と暗示的なことをいい、ヴォツェックは周囲が赤く見えると言って、憑かれた様子に・・・・。
⑤兵舎。兵隊たちが寝ているが、ヴォツェックは眠れない。そこへ酔った鼓笛長がやってきて、さかんにヴォツェックをけしかけるので、ヴォツェックは飛びかかるものの、あっけなく組み伏せられてしまう。
静まりかえった兵舎のベットにまんじりともせずに座り続けるヴォツェック。
第3幕
①マリーの部屋。ろうそくを灯し、聖書を読み贖罪のマリー。
②池のそばの林道。夜、ヴォツェックとマリーが歩いてくる。池の上には月。
赤い月を見て、血のついたナイフというヴォツェック。そしてマリーののど元を。。。
③一転、酒場へ。飲んだくれて、近所の女にちょっかいを出すヴォツェック。
女は、右手に血が付いているという。その肘にも。手の血を拭いたとするヴォツェックはしどろもどろに。店の皆が、騒ぎ出す。
④池。マリーの死体、その首の赤い傷を見て、また誰かに首飾りをもらったのか。
ナイフを探しだし、池に投げる。しかし、泳ぐ人や月を獲る人(?)に見つかりはしないかと池の中に入って行き手の血を洗おうとするが、しだいに溺れてしまう。
大尉と医師が、遠くで人の溺れていそうな音を聴き身震いする。
⑤マリーの家の前。木馬で遊ぶマリーの子供を含め、子供たちが戯れるなか、子供の一人がマリーが死んで発見されたことを言いにきて、みんな見に行ってしまう。
ひとり残されたマリーの子供は、少しためらったのち、やはり追いかけていく・・・・。
長く書いたのは、小間切れのパッチワークのような5つの場が、3つの幕にきれいにおさまっていて、その与えられた構成がまた3つの幕でそれぞれ違うことを明らかにしたかったから。
解説によれば、
1幕は、組曲(古典組曲、ラプソディ、行進曲・子守唄、パッサカリア、ロンド)
2幕は、交響曲(ソナタ形式、幻想曲とフーガ、ラルゴ、スケルツォ、ロンド)
3幕は、5つのインヴェンション
こんな緻密な構成になっていて、さらに大枠で見ると、
1幕は、各人物の相関関係を示す提示部
2幕は、疑惑が生まれ発展する展開部
3幕は、二つの死と残された子供の悲劇を予兆させる破局部
音楽は無調によるものだが、ベルクらしい甘味さと明晰さに溢れた聴きやすいもので、ライトモティーフもあるし、シュプレヒシュティンメ歌唱も取り入れられている、まさに新ウィーン楽派の音楽。
そして、各場に設けられたオーケストラによる前奏や後奏が極めてすばらしい。
マリーの祈りの場、殺害後の強奏ふたつ、ヴォツェック死のあとの宿命的かつ甘い長い間奏。これらがある3幕の緊迫感がすさまじい。
子供たちの残酷さと、残された子のこれから始まる悲劇。
今も厳しい世相に、身につまされるような、救いのないオペラである。
でも、幕切れの不思議に浄化された和音は、少し明るい未来を予見させる・・・・。
ヴォツェック:ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ マリー:イヴリン・リアー
鼓笛長:ヘルムート・メルヒャルト アンドレス:フリッツ・ヴンダーリヒ
大尉 :ゲルハルト・シュトルツェ 医師:カール・クリスティアン・コーン
若い職人:クルト・ベーメ 若い職人:ローベルト・コフマン
白痴 :マーティン・ヴァンテイン
カール・ベーム指揮 ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団/合唱団
(1965年録音)
今となっては、ちょっとソフト・フォーカスのベルクだが、当時こんな演奏がオペラのレパートリーとして、普通に上演されていたのかと思うとスゴイものがある。
バイロイトやウィーン、ベルリンで大活躍だった壮年のベーム。
ワーグナーやR・シュトラウスの延長としてのベルクを聴くことができる。
厳しい造形と全体を見据えた15曲の配列の美しさを描きだす手腕は、ベームのオペラ指揮者としての最良の姿ではないかと。
ホルンや金管の強奏はベームならではで、手に汗的な迫力とともに、歌を支える劇場的な棒さばきも感じる。
ずっと後年の、アバド盤があらゆる点で最高だと思うが、このドイツオペラの歴史の一こまのようなベームの演奏も捨てがたい美しさがある。
その思いは、F・ディースカウの考え抜かれた神経質ともいえるヴォツェックにもいえる。最初は、そんなにお利口さんだったら狂ったりしないのに・・、なんて思っていると、だんだんと青白いような狂気に取りつかれていき、殺害と溺死の場でピークを築く。
こうした歌唱は、逆に今では昔風に聞こえるかもしれないが、これはこれで私は完璧なものとして、後世まで残るFDの名唱だと思う。
同じ印象を、リアーの歌にも感じる。彼女、凄味では負けておりません。
それと、異常なまでにいやらしいシュトルツェの大尉は、ミーメ以上のすんごい歌唱。
いつも春が近づくと聴きたくなる「ヴォツェック」。
始めて観た二期会の舞台。
若杉さんが指揮をし、歌唱は当時日本語によるものだった。
前にも書いたが、葦が茂る不気味な池が赤く染まり、月が怪しく登る。
ヴォツェックは、その池にわけいって沈んでいった。
そのあと続いた、素晴らしい間奏。
家に帰るとき、その旋律がずっと耳について離れない。
秋の日だったけれど、どこかの家に植えられた金木犀が甘く香ったのを覚えている。
だから、春先の沈丁花の香りにも、私はヴォツェックなんだ。
11月に若杉さんの指揮で上演される新国立劇場での公演。
バイエルンとの共同制作の舞台とともに、指揮が大いに楽しみ。
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コメント
yokochanさま こんばんは
「ヴォツェック」のお話、分析、非常に分かりやすかったです。ベーム盤、輸入盤で「ルル」とのカップリングで持っています。もうかなり前に買ったのですが、まだしっかりと聴けていません。「ヴォツェック」はケーゲル盤も持っていますが、これもまだまだです。
ヴァイオリンコンチェルト、管弦楽曲は、何とかついて行けるのですが、このオペラは難解です。
楽しんで聴ける日がいつか来るかもしれませんね〜。
ミ(`w´彡) ヽ(;´Д`ヽ)(ノ;´Д`)ノ
投稿: rudolf2006 | 2009年3月16日 (月) 16時59分
rudolfさま、こんばんは。コメントありがとうございます。
このオペラがかなり好きです。
緻密のうえに緻密を重ねた構成を持ちながら、それを意識させない音楽作りがすごいと思います。
ちょっと長い記事になってしまいましたのは、今回、解説の力を借りつつ、自分でもじっくりと分析しながら聴いたためです。
そんな聴き方にベームの模範生のような演奏はぴったりでした。是非楽しんでみてください。
投稿: yokochan | 2009年3月16日 (月) 23時06分
ヴォツェックの決定盤は、アバド&ウィーンの映像だと思います。一刻も早くDVD化して欲しいものです。残念でならないのはバレンボイムが不調なことです。バレンボイム盤はCDもDVDも持っておりますが、イマイチなできばえです。シェローの演出も突飛すぎて感心できません。指揮者としてもピアニストのしてもあれほど才能のある人なのに・・・シカゴを指揮したフルトヴェングラーの交響曲は超名演なのに・・・ポール・ダニエルが指揮した英語版やケーゲルが指揮したベルリンクラシックスから出ているCDで、アバドのDVDが出るまでしのぐ以外無さそうです(涙)。
投稿: 越後のオックス | 2009年11月 5日 (木) 20時58分
越後のオックスさん、こんばんは。
私もヴォツェックは、アバドが最高の演奏だと思います。
あとは、こちらのベームにブーレーズ、ドホナーニ、それにバレンボイムも私は悪くはないと思いますよ。
映像はまだ見たことがないのですが、シェロー演出は見てみたいですねぇ。
バレンボイムは、アバドと同じグルントハーパーですが、マリーのマイアーが魅力的ですね。
投稿: yokochan | 2009年11月 6日 (金) 01時16分
連投失礼いたします。
ケーゲル指揮のヴォツェック全曲盤が今日、届きました。あっという間に全曲を聴き終えました。ドラティの青ひげ公とケーゲルのヴォツェックで今日は至福の夜を過ごすことが出来ました。ケーゲルという指揮者、冷戦時代の東ドイツという目立たない所で活動していたのでイマイチ目立たない存在ですが、これから大いに再評価されて欲しいものだと思います。彼のヴォツェック、私的にはアバドのLDに匹敵するほどの超名演だと思いました。パルシファル全曲やヒンデミットの管弦楽曲も凄かったですが・・・
投稿: 越後のオックス | 2009年11月11日 (水) 21時37分
越後のオックスさん、こんばんは。
次々に、こちらの触手をそそる音盤を紹介してくれますねぇ(笑)気の多い私ですから、困ったものです。
ケーゲル盤は、テオ・アダムがヴォツェックですよね。
私はアダムが聴いてみたいです。
K・クライバーが録音していれば、アダムのはずでした・・・。
ケーゲルのモーセとアロン、グレの歌なども気になる存在です。
投稿: yokochan | 2009年11月11日 (水) 23時58分
お初に失礼します。通りがかりのものです。
私もヴォツェックは大好きで、いろいろな舞台や映像、録音を見たり聴いたりしていまして、今週ら始まるの新国立劇場の舞台には大いに期待しているところです。
ところで、最近買ったレアル劇場(ウェイグル演出)のDVDですが、何であんなに裸がいっぱい出てくるんでしょうかね。
実験台の場面では死体を裸にして水を掛けながら内蔵を取り出して死体を山積みにし、2幕でも医者は死体の股を開いて覗き込む。
死体役も長々と動けないわけだけど時々瞬きしたり、楽じゃなさそう・・・。
挙げ句の果てに幕切れ近くでは大勢の素っ裸の男女が舞台いっぱいに現れ・・。
全くよく分かりません。
デノケなどが好演しているだけに演出が気になります。
今のヨーロッパ方面はちょっと何かあると裸の場面を出したがるようですがね。
投稿: 乃廃る爺 | 2009年11月16日 (月) 16時39分
乃廃る爺さま、はじめまして。
コメントどうもありがとうございます。
私も、新国のヴォツェックを大いに楽しみしている一人ですが、かえすがえすも若杉さんがお亡くなりになったことが残念でなりません。
レアル劇場の映像は、ジャケットを見て多少の予想はしておりましたが、やはりそんな露出舞台なのですか・・・・。
なんで、ヴォツエックにそんなに裸を出す必然性があるのでしょうね??
たしかに、ヨーロッパ、とくにドイツはご指摘の傾向が強そうです。
モーツァルトの音楽に裸が似合うでしょうか?
音楽を理解したうえでの演出の必然ならまだしも、変わったことをやればいい、ということがまず先行してしまっているようにしか思えません。
その点、日本はいい意味で保守的で、そうしたことはありえねいでしょうね(笑)
投稿: yokochan | 2009年11月16日 (月) 21時56分
詰まらぬ話題をコメントして申し訳なかったと思います。
でもあのレアル劇場の公演はなんとしても異状。
終幕近くの間奏では性器丸出し!の男女(モデルなのでしょうか?)が客席に向かって舞台いっぱいに出現し、その中を子供達がそれらに混じって登場する・・・という趣向。
DVDのカバー写真は2幕2場ですね。
医者が死体(もちろん生きてますよ)の性器を延々検視して「子宮癌で死んでる・・・」などと宣う・・・。
明日の新国立(バイエルン)版も、舞台のセット(宙づりの箱形の部屋)や衣装などからはレアル劇場のものと雰囲気的にかなり似た感じに見えますが、歌手陣やオケは好演してくれますでしょうか。
時に出来・不出来がありますので・・・。
本当に若杉さんの棒で聴きたかったものです!
「軍人たち」の熱演が若杉氏の最後の大仕事となってしまいました。
投稿: 乃廃る爺 | 2009年11月17日 (火) 13時28分
乃廃る爺さま、こんばんは。
つまらぬコメントだなんて、とんでもない。
非常に興味深いコメントでございます。
しかし、いかに医師が異常な実験好きでも、それはいかんですね。しかも、その間奏曲は、ベルク特有の甘味な音楽のところではないでしょうか?
う~む、私は見ない方がよさそうです。
でも興味もありますな・・・(笑)
バイエルンのHPで、今回のプロダクションのさわりが見れますが、そんなにひどく(?)はないやに思いました。
舞台は一面に水が張られていまして、悲しげな雰囲気が漂ってます。
指揮や歌手の一部は同じですので、大きくハズレることはないかと思いますが、そこは舞台は生き物ですから、幕が開くまではわかりませんね。
これもまたオペラの楽しみです。
投稿: yokochan | 2009年11月18日 (水) 01時47分
たて続けの書きこみで失礼します。
昨日さっそく新国立のヴォツェック見せてもらって来ました。
演出面でいうと、あのやや奇怪な衣装などは、事前に写真や映像で見て想像したよりはすんなり入り込めました。子供もうまく使ってました。
ただ、演奏面はちょっと物足りなかったですね。
特に第1幕はノリが悪く、オケも何か歯切れ悪く、ヴォツェックもちょっと埋没してた感が・・・。
でも中盤から持ち直し、最後の頃は緊張感も高まりました。
妻屋さんの医者は、あの方のはまり役に見えました。
私が話題にした件のリセウ劇場のビエイトの演出ですが、新国立のプログラムでも取り上げられていまして、けっこう肯定的な書き方がなされてました(岩下真好氏記)。
一場面(マリーが刺される直前の)とDVDジャケットの写真までカラーで出てましたし、そういえばホワイエの売店で売られていたヴォツェックのDVDもなぜかその一種類だけだった・・・。
岩下氏の解説では、私が前に意味不明と先に書いた全裸群衆の場面も「アダムとイブの新しい人類の出現の夢」なのだとか・・・。そう言われても私には今でもよく分からない。古い人間だからでしょうか。
投稿: 乃廃る爺 | 2009年11月19日 (木) 12時10分
乃廃る爺さま、こんばんは。
さっそく昨晩のレポを頂戴いたしまして、ありがとうございます。
私は、ミュンヘンのダイジェスト画像で、子供が(年頃的に)大きく思ったのですが、違和感がなかったのですね。
妻屋さんの性格俳優ぶりは、きっとうってつけでしたでしょうね。
私の回は、最終日のマチネです。どうなりますことか?
頑張って、記事にしますので、ご覧いただければ幸いです。
そして、リセウのDVDをこぞって売りだしているのですか・・・。
あのやるせない終結に無理やり全裸のアダムとイヴを結びつけたのでしょうか??
お聞きする限り、それは滑稽にしか思えないのですが。
でもちゃんと、映像を見なくてはならないですね。
妄想を刺激されるのも、昨今の演出なのでしょう・・・ね。
投稿: yokochan | 2009年11月19日 (木) 22時46分
こんにちわ 初めてコメントさせて頂きます。 レアル劇場のヴォツェックの話は度々耳にしますが、乃廃る爺さまのコメントを見て、あえて見てみようと思いました(^^;) DVDはすぐに手に入りますか? 販売元や品番など教えて頂けますか?m(__)m
投稿: NEKOTEN | 2010年4月 9日 (金) 16時11分
NEKOTENさん、こんにちは、はじめまして。
私もレアルのヴォツェック、妄想しつつも、まだ観てないのです・・・・。
私が利用してる、HMVのサイトですが、ヴォツェックの一覧です。
http://www.hmv.co.jp/search/index.asp?adv=1&keyword=Wozzeck&genre=700
ご参考までにどうぞ。
ゴッピのイタリア語版までありました!
投稿: yokochan | 2010年4月 9日 (金) 21時38分
こんにちわ。yokochanさん有難うございます。HMVのサイトも含めいろいろと探してみましたが、レアル劇場のヴォツェックは見当たりませんねぇ…。リセウ劇場のやシェローのはよく有るのですが…。 レアル版は既に廃盤になっているのでしょうか?
投稿: NEKOTEN | 2010年4月10日 (土) 14時28分
NEKOTENさま、こんにちは。
リセウ(バルセロナ)とレアル(マドリード)、私も混同してますが、乃廃る爺さまも、そうかもしれませんです。
レアル版、見当たりませんです。
継続調査いたします!
申し訳ありません。
投稿: yokochan | 2010年4月11日 (日) 13時11分
yokochanさん こんばんわ。 DVDの件、気に掛けて頂き有難うございますm(__)m 総合的に判断して、おそらくリセウ劇場版で間違い無さそうですね。 とりあえず注文してみようと思います(^^)
投稿: NEKOTEN | 2010年4月12日 (月) 00時02分
NEKOTENさま、こんばんは。
お力になれず、というか、混乱させてしまって申し訳ありません。
リセウですね、きっと。
私も、観なくてはなりません。
ご感想などをまたお聞かせいただけたら幸いです。
投稿: yokochan | 2010年4月12日 (月) 22時47分
今晩は。カルロス・クライバー&バイエルンのヴォツェックが出るようですね。1970年のステレオ録音のライブというから音質にも問題は無さそうですね。やっぱり残ってたんですね、カルロスのヴォツェック。いつぞやのベーム&バイロイトのマイスタージンガー全曲盤並みに話題を呼びそうですね。
さていつぞや話題にしたの某巨大通販サイトを根城としている某コメンテーターですが、あれは本当にしつっこいお人ですね。今度は私が褒めたCDを貶とす作戦にではじめました。K氏が指揮したベルクのオペラなどです。我が最愛のベートーヴェン指揮者G氏も標的にされています。私はことごとくスルーしていますが。某巨大通販サイトは他の会員を中傷するようなレスは載せないことをポリシーにしているそうですが、一体どうなっているのでしょう?
投稿: 越後のオックス | 2010年8月19日 (木) 21時03分
越後のオックスさん、こんばんは。
カルロスのヴォツェック情報は、私もHMVサイトから確認しました。
EMIにあるとされるドレスデン、アダムの録音が封印されたままですので、こちらは極めて貴重ですね。
願わくは、オルフェオから正規に発売されることを望みます。
サイトのコメントの件ですが、販売サイトでの自由な書き込みゆえ、なんでも書けちゃうのでしょうが、自ら買ったCDをケチョンケチョンにしてしまうというのも、どうかと思います。
ブログと違い、企業の販売サイトなのですから、他人の意見にまで口出しはNGだと思います。
まぁ、冷静に楽しむ気持ちでいらしてください。
投稿: yokochan | 2010年8月19日 (木) 23時41分
Cークライバーの『ヴォツェック』は、例のむらっ気でクライバーがほっぽりだし、急遽ヤノフスキを呼びR-シュトラウスの『沈黙の女』全曲のセッションに切り替え、EMIがピンチをしのいだ‥と、かつての『レコ芸』の海外盤コーナーに書かれていた、記憶がございます。スカラ座との『ボエーム』も第1幕のみでほっぽり出して、しまったとか。これは同誌のグラビア記事で、来日したドイツ-グラモフォンの首脳部の方のインタビューで、読みました。『ヴァルキューレ』の第1幕なら商売になりますけれども、『ボエーム』では‥(笑)。
投稿: 覆面吾郎 | 2019年5月17日 (金) 09時08分
こんばんは、こんばんは、も一つおまけにこんばんは!人気記事ランキングから参りました。
私のLPでの初ヴォッツェックはブーレーズ盤でした。昔はこれかベームかモノラルのミトロプーロスだったかと。
ベームではルルが先でした。LPの箱のシェーン博士役のF=Dの禿げヅラ姿❗️CDでも是非とも再現してもらいたい‼️
ベーム盤も後に聴きましたが、当時はF=Dよりベリーの方がリアリティーがあるなー、と、世評通りの感想を持ちました。今やF=Dが、善良だが頭のよろしくない、追い詰められて狂気を帯びた人物を演じる所に、喜びを感じております。それと、脇役陣の凄さ‼️シュトルツェはもとより、ヴンダーリッヒの不健康なオペラの内で浮きまくる健康的な声⁉️またCDで聴き直したく成りました。
投稿: アキロンの大王 | 2020年11月24日 (火) 19時50分
ベームのヴォツェック、ザルツブルクでも何度か指揮してますので、確か、アダムかベリーのタイトルロールですが、ちゃんとした音源として出して欲しいと思います。
まして、ウィーンフィルですので。
FDのヴォツェック、あとシェーン博士、どちらも青白くて好きですね。
リアーの美脚も含め、オリジナルジャケットで復刻して欲しいものです。
投稿: yokochan | 2020年11月26日 (木) 08時35分
現今の評論界では『ヴォツェック』の名盤は、どなたの録音が挙げられて居るのでしょうか。EMIのメンツマッハー、Teldecのバレンボイム、遡ってSONYのブーレーズ‥。
投稿: 覆面吾郎 | 2020年12月16日 (水) 22時40分
わたしにとっての最良の「ヴォツェック」は、アバドのCDとDVDです。
あとは、現在は映像も伴うと、作品が作品ですので、衝撃の度合いが違いますね。
METやチューリヒの上演がなかなか衝撃的でした。
投稿: yokochan | 2020年12月22日 (火) 08時24分
昔はずいぶんオペラのCDやDVDを集めたのですが、なぜか興味が亡くなってすべて処分し、最近のレコード発売状況も全然知らなかったのですが、最近、久々にオペラをまた聴こうかなと思い立ち、まずはベルクだなとインターネット上を検索しました。あまり新録音で評判がいいのはないみたいで、みなさんやはりベームとかアバド、ケーゲルに戻ってくるみたいですね。
無調のオペラは映像があった方が聴きやすいのですが、最近の演出はビューヒナーの原作をダメにするような過激+裸祭りが多くて…でも、アバドのは見飽きました。
最近、動画サイトでテオ・アダムの70歳記念インタビューTV番組を見ましたが、そこでWozzeckのマリー殺害シーンの映像が出てきてびっくりしました。多分、DDR時代のベルリン国立オペラの制作、映像処理をしていたので、スタジオでテレビ放映用に撮ったものだと思われます。舞台面に、アダムの顔どアップを重ねてぐるぐる回すという、見ていると変になりそうな「イカレタ」映像でした。このシーンだけをリンデンのガラ番組のために撮ったのか、それとも全編があるのかは不明です。全編があるのなら、ぜひ見てみたいですね。
おそらくドイツのアーカイブには、旧東独時代の膨大なオペラやコンサート映像が眠っているはずですが、売れるコンテンツではないでしょうから、おそらくこのままアーカイブで埋もれるのでしょうね…残念なことです。
投稿: | 2022年6月12日 (日) 16時24分
コメントありがとうございます。
東ドイツ時代の音楽予算は充実していたようで、当時の方のアーカイブがyoutubeにもたくさん残されてますし、音源も日々出てきているような状況です。
ご指摘のアダムの映像はまだ見ておりませんが、いずれ全部あるのか発掘されることを期待します。
昨今のはだか祭、性行為表現、LGBTまでも意識した舞台に演出、正直辟易とします。
刺激的な舞台というのは、こういうものではないと断言できますね・・・虚しいことです。
投稿: yokochan | 2022年6月16日 (木) 08時29分
yokochan様
このベーム盤も、後発のブーレーズ、ドホナーニ、メンツマッハー、バレンボイム各盤に比して、何やら影が薄くなったように受け取られていた時期もあったようです。しかし、演奏及び録音状態両面から聴いて、初めてこの傑作の姿を描き出してくれた名盤で、ありましょうね。尤も、私はDeccaのドホナーニ盤しか、持って居ないのですけれども。
投稿: 覆面吾郎 | 2023年10月19日 (木) 08時57分