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2009年4月17日 (金)

チャイコフスキー 交響曲第5番 ハイティンク指揮

Sagamiwan 江ノ島から見た相模湾。
茅ヶ崎の街に、遠くには箱根の山々。
富士山も左手には見えるはず。
この海を見て、のほほんと育ったワタクシ。
生来ののんき者でございます。

今日は、北陸・新潟とまわって帰ってきました。
長岡では、電車の時間をにらみながら、毎度お世話になってます「I」さんと2時間集中飲みbottle
新潟の酒は、ともかくうまいし、関東人の私の体に合う感じ。
そして、ハイテンクの話で盛り上がりました!

Tchaikovsky_haitink そこで、ハイティンクの超名盤、チャイコフスキー交響曲第5番を取り出し、久しぶりに聴いてみたのよ。
 そして、それがまぁ、なんとすんばらすぃ~演奏なんだろうか!
名曲・名演奏・名録音、この3つが揃った私にとっての理想的な演奏。
何をどういったらいいのかわからない。
すべてが自然体で、そこににじみ出る風格と抒情、そして憂愁美。
ハイティンクコンセルトヘボウが、まったく一体になって、どこまでが指揮者の個性なのか、オーケストラの持ち味なのか、さっぱりわからない。
ロシアの演奏とは明らかに違う、ヨーロッパのチャイコフスキー。
潤いに満ち満ちたサウンドは、聴くワタクシの心の襞に沁み入るようにしてすぅ~っと入ってくる。
絶妙な間合いを保った第1楽章、一音一音心がこもっていて慈しむような第2楽章。
この2楽章のホルンや木管、弦の涙に濡れそぼったような響きは絶品で、至芸品の域にある。優雅さとは違う気品に満ちた第3楽章。
堂々として、あまりに立派すぎる第4楽章は、音楽的にすぎてかっこよさとは程遠い。
でも全曲を閉じると、その充足感に誰しも感嘆せざるを得ない。
欲をいえば、立派すぎることだろうか。

ハイティンクが、今のコンセルトヘボウを指揮しても、もう二度と出せないのはないかと思われる当時の理想郷。
でも、年輪のぎっしり詰まった今のハイティンクとシカゴで聴いてみたい曲のひとつではある。
ハイティンク、来シーズンは、シカゴでベートーヴェン・チクルスに挑むという元気ぶりで、ボストンで演奏したといわれる「マタイ」などと合わせて是非録音して欲しい。
 
そして、ちょっと褒めすぎかもしれないけれど、先に聴いたエド・デ・ワールトに、ハイティンクの姿を見てしまう今日このごろ・・・・・。

Tchaikovsky_sym5_haitink_1 画像は、レコード時代から愛聴したチャイコフスキー全集。
オリジナル・ジャケットはこちら。
頭は同じだけど、若いね、ハイティンク。
この録音あたりから、急速に日本でも評価され始めた。

1974年の録音。
充実の50分間note

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コメント

これはいいですなぁ。もちろん愛聴盤です。コンセルトヘボウ大ホールに拡がる美しいホールトーンにしっとりとした肌触りの音楽がすっと拡がるのが目に見えるようで。テンポは決して速くない、遅い方なんだけど緊張感はちゃんと持ちこたえていて。
オケと指揮者の一体感は同感でした。この頃はカラヤンとベルリン・フィル、ブロムシュテットとドレスデンのシュターツカペレなど幾つもありました。百花繚乱の時代でしたね。
指揮者とオーケストラはやはりある程度長い時間をかけて行くべきなのかも知れませんね。
現田=神奈川フィルのように。
そうそう、明日、行かれますか?。
今回は皆さんにお知らせしなかったのです。
当日券はまだ少しあるそうです。

投稿: yurikamome122 | 2009年4月17日 (金) 06時03分

yurikamomeさん、コメントありがとうございます。
これは、このコンビの演奏の中でも最高傑作ではないでしょうか!
理想的な演奏です。
こうした長期熟成コンビは、今の音楽界ではありえなくなってしましましたね。
レーベルの統廃合も音のイメージをどんどん変えてしまいますし・・・・。

県民ホールですよね。
実は土日は、外出禁止令が出ておりまして、部屋の移動片付けを完結させなくてはならないのです・・。
空しいことにございます。現田アメリカン聴きたかったのですが。。。。

投稿: yokochan | 2009年4月17日 (金) 12時57分

こんばんは。

偶然ながら今、チャイコフスキー5番のCDを聴いていました(インバル=フランクフルト放送響)。

ハイティンクとコンセルトヘボウのチャイ5は聴いたことがありません。如何にも美音そうですねぇ。

>先に聴いたエド・デ・ワールトに、ハイティンクの姿を見てしまう

確かにそうかも知れません。
N響を振ったときの出来が想像以上に素晴らしかったし、巨匠?になる可能性高そうですね。

投稿: ニョッキ | 2009年4月18日 (土) 00時03分

ニョッキさま、コメントありがとうございます。
インバルも、この曲を得意にしてますよね。
そういえば、インバルも若い頃、フィリップスに録音してましたから、コンセルトヘボウとの録音もかなりあったはずです。ドビュッシーやドヴォルザークの協奏曲、ベートーヴェンなどなど・・・、聴いてみたいものです。

このハイティンク盤は、まさに耳のご馳走ですよ!
そして、エド氏には、私も期待大です。
香港にポストがあるので、たびたび来て欲しいですね。

投稿: yokochan | 2009年4月18日 (土) 09時55分

ケルテス、ハイティンクでCDを掻き集めております。

巨大な音響空間、電球色のハイティンク
大きな音響空間、こもれ陽のきらめきのケルテス

ともに自発的なアンサンブル、指揮者の意図する揺らぎ
が、気品を失わない演奏で、素晴らしい。

録音がADDなので躊躇っていましたが、チャイコ全集
を入手することにします。

投稿: おっさん@新横浜 | 2016年6月29日 (水) 08時02分

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