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2009年6月13日 (土)

ロドリーゴ 「アランフェス協奏曲」 A・ロメロ&プレヴィン

Humburg 自家製ハンバーグ。
目玉焼きを乗っけてみました。

私は料理が好きで、興が乗ると結構やってしまう。
職場には厨房があって、たまには昼ごはんも作ってしまう。
時には、お金を出し合って食材を買ってきて、わたくしが調理担当となる。
食べるしかできない人もいるが、こういう方は皿洗いも危ない。
だから、わたくしは八面六臂の活躍をすることになるのだが、好きだからしょうがない。
明日は何をつくろうかしら。
事務所を締めて音楽居酒屋でもやろうかしら。

Rodrigo_aranjuez ロドリーゴの「アランフェス協奏曲」を聴く。

私は、この有名な哀愁あふれる第2楽章を聴くと、マカロニ・ウェスタンのフランコ・ネロが出てくるような乾いた砂漠と風に揺れる枯れた樹木といった荒涼たるイメージを思い浮かべてしまう。

イタリア製ウエスタン映画は、おもにスペインなどで撮影されていたらしい。
ある意味もっともなことかもしれないなぁ。

スペインには、もちろん行ったことがないけど、ヨーロッパでありながらエキゾシズム溢れた雰囲気は、イスラムとの接点が強いことにもよろうか。
黒髪で黒い瞳、カルメンのような、おっかないくらいの破滅的なくらいの情熱を秘めたスペイン女性。男子はどうなんだろか?
でも、スペインは世界的な名歌手を排出している国。
A・クラウス、ベルガンサ、カバリエ、ドミンゴ、カレーラスなどなど、枚挙にいとまがない。
でも彼らに共通していることは、知的でスタイリッシュな歌。

スペインといっても広いからいろんな気質があるのだろうけれど、どうもよくわからない。

実演では一度も聴いたことがないこの曲。
オーケストラを相手にしてのギターだから、音量バランスが大変と想像。
でも録音ならば全然大丈夫。
陽気な1楽章とやや霊感不足の3楽章、件のむせかえるような2楽章とのギャップが大きいが、やはり全体に流れるスパニッシュムードには抗しがたい魅力がある。
ファリャの音楽もそうだけど、目をつぶると熱気ある昼と夜の冷気と甘い花の香りを感じることができる。

ギター親子・兄弟の一人、アンヘル・ロメロの素晴らしく粒たちのよい明晰な音色。
そしてビューテフル極まりないプレヴィンの指揮。
とても好きな1枚でございます。
 あぁ、パエリアが食べたい。作ろうか!

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コメント

こんにちは。

>事務所を締めて音楽居酒屋でもやろうかしら。

私も同じようなことをセカンドハウスで目論んでいるのです。
二階の私の部屋で同好の方々を対象に音楽カフェ
変なおばさんが占拠してる一階ではパンやクッキーを焼いて・・・
夢物語ですがね(^^ゞ

投稿: 天ぬき | 2009年6月13日 (土) 18時37分

天ぬきさま、こんばんは。

やはり、ですか!
私はまだ余裕がまったくないのですが、おっしゃるようなカフェを本当にやりたいです。
あふれかえる音源を活用できますし、お酒も飲めなくなるでしょうから体によさそうだし・・・。

天ぬきさんにはぜひ実現していただきたいです!!

投稿: yokochan | 2009年6月13日 (土) 22時38分

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