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2009年7月21日 (火)

モーツァルト ピアノ協奏曲第21番 ハフ&トムソン

Jelly これはゼリー

涼しげでありましょう。
いい歳をして、しかも呑み助のくせに、甘いものが好き。
とくにこうしたゼリー系には目がないワタクシにございます。
子供と取り合いの末、喜々として食べる父であった。
ばかだねぇ~。
(でも一口だけで、ちゃんとあげますよう)

Mozart_pcon21_9_hough 今日は、重厚長大の私にしては、おとなしくモーツァルトの協奏曲をいきます。
ピアノ協奏曲第21番ハ長調K467であります。

それを、イギリス人たちの演奏で。

スティーヴン・ハフのピアノ、ブライデン・トムソン指揮するハレ管弦楽団。(87年録音)

まるで、英国作曲家のコンチェルトを演奏するかのようなコンビ。
こんなコンビでモーツァルトが録音されているなんて!
ハフはともかく、故トムソンのモーツァルトなんぞ、まったく想像が出来ないし、ハレ管との共演も珍しい。
トムソン、特に英国音楽の指揮においては、じっくりと腰を据えた勇壮かつ男性的なイメージが強く、エルガーもバックスも、RVWも他の演奏とは一線を画したダイナミックな印象の演奏である。
 まずオーケストラからいうと、ここで聴かれるフルサイズオケによると思われるモーツァルトは、軽やかさよりはダイナミクスの幅の面白さが特徴に思われる。
決して鈍重ではなく、清潔かつ真摯なものだから不思議なほどに透明感を感じる。
一方で、金管を強調したり、管の伴奏を時おりデフォルメしたりしているところが面白い。

 こうした特徴は、おそらく作曲や執筆活動も盛んなユニークなピアニスト、ハフとの共同作業において生まれたものではなかろうか。
61年生まれのハフは、英国音楽やあまり知られていない作品の発掘、その一方でモーツァルトやブラームス、ラフマニノフなども得意にいているらしい。
この21番では、自作のカデンツァが弾かれていて、それがとてもセンスがよろしい。
3楽章の出だしなど、ユニークなものだ。
これらが才気走ったところを感じさせず、自然児的なふるまいのように聴かれるところがいいのかもしれない。
英国人らしく、節度を保ち細やかさも感じるところがいい。
意図的にかクリアーにすぎる気もしなくもないが、深すぎるモーツァルトに飽いたら、スコッチウィスキーのような爽快・淡麗な味わいのこのモーツァルトも悪くない。
カップリングの「ジュノーム」もいいですよ。

明日の日食、お天気が心配ですねぇ。

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コメント

こんばんは。「第21番」は「みじかくも美しく燃え」に使われて有名になったようですね。アンダがカメラータ・アカデミカ弾き振りによるものです。アンダには最晩年のウィーン響弾き振りやカラヤン、ベルリン・フィルと共演したものも存在するようです。なお、シフ、ヴェーグもカメラータ・アカデミカと共演しています。ハンガリーのピアニストというのも縁なのでしょうか。
他はグルダ、アバド、ウィーン・フィルがあります。アバドには数種が存在するようです。
他はバレンボイム、ベルリン・フィル弾き振り。アシュケナージ、フィルハーモニア管弾き振り。カデンツァも演奏家によって違っているようです。
今日は雨でしたが、暑い夏には涼しげなモーツァルトの「ピアノ協奏曲」もいいでしょう、

投稿: eyes_1975 | 2009年7月21日 (火) 23時28分

eyes_1975さん、こんばんは、コメントありがとうございます。
2楽章の美しい旋律、これを映画音楽に使ったのは当時画期的だったでしょうね。

ハンガリー系のピアニストではあと、コワセヴィチも抒情派として、きれいなモーツァルトを弾いてますね。
私がこの曲を開眼したのは、グルダ&アバドです。
ウィーンフィルのあでやかな美しさといったらなかった。
アバドはそうですね、あとゼルキン、ピリスとも録音しました。
モーツァルトのピアノ協奏曲には名演奏が多いですね。
そして、聴いたあとに、すっきりと気持ちよくなります。

投稿: yokochan | 2009年7月22日 (水) 00時29分

こんばんは。
若杉先生が亡くなれましたことを見ました。残念です。CDはありますが、不運にも一度も直接聴いたことがありません。やっと少しは理解できるようになったかなと思い、今年は新国のセットを先生の音楽に触れたいと思い、購入しました。先生の遺志を継いでこれからも、良い音楽を紡がれることを希望します。先生の指揮された三善を聴いています。

投稿: Mie | 2009年7月22日 (水) 22時43分

mieさま、こんばんは。
私も今朝、知り愕然としました・・・。
私は幸運にもかなり聴いておりまして思い出もたくさんありますが、やはり新国でもっと聴きたかったです。
来シーズンはお得意の作品ばかりでしたし。。。

>先生の遺志を継いでこれからも、良い音楽を紡がれることを希望します。<
まったく同感でございます。
別記事に氏の追悼記事を書きました。

投稿: yokochan | 2009年7月22日 (水) 23時56分

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