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2009年7月20日 (月)

ワーグナー 「リエンツィ」 ホルライザー指揮

Kono_otoko街で見つけたこんなもの。
千葉県某所を走行中発見。

インパクトありますなぁ~。
でも、ばかだなぁ~。

どこの党かって・・・、いまや瀕死のあそこですよ。

Rienzi_hollreiser 本格的な夏を迎えると、わたしは毎年、海の向こうの「聖地」が気になってくる。
年中夢中だけれど、年末と年2度のワーグナー熱がやってきた。
今年のバイロイトは新演出はなし。
トリスタン以降の後期作品のみでの上演。
熟練シュナイダーのトリスタンの指揮、ティーレマンのリングがどう充実してくるか、藤村さんのクンドリーは今年はいかに、久々のタイトスがザックスに挑む・・・・、こんなところを注目。

バイロイトでは上演されない、「さまよえるオランダ人」より前の3作。
今日は、その中でもっとも規模の大きい「リエンツィ」を取り上げる。
正式には、「リエンツィ 最後の護民官」ということになる。

ウェーバーの影響を受けつつ、マルシュナーのような幻想世界をも意識したドイツロマン派の流れにベルカント的な要素も取り入れた「妖精」。
恋愛禁制」は、一転してこれがワーグナーかと思わせるようなブッファの世界。
ロッシーニ的な劇の進行もあったものの、しっかりとワーグナーの音が出てきていた。
そして、「リエンツィ」では、史劇をもとにした、これまでとまた異なるグランド・オペラの世界が長大なまでに繰り広げられるにいたった。
フランスのマイヤーベーアが当時その道の権化だったけれど、ワーグナーはマイヤーベーアが好きではなかった。でも、そのスタイルを取り入れざるを得なかったのは、パリで書かれ、そこで上演を目論んだから、というのが最大の理由。
 でも進取の気性と、移り気な気性に極めて富んでいたワーグナーは、自分の夢想する一般人のおよびもつかないオペラの世界を求めて試行していたからにほかならないのだと思う。
「リエンツィ」と同時に「オランダ人」の台本も書き、リエンツィ終了と同時にオランダ人の作曲も開始している。
神話や伝承に題材をとり、ライトモティーフを活用した「オランダ人」以降の有名作とのタイムラグはほとんどなかっただけに、ワーグナーが自身の立ち位置を、性格のまったく異なる初期3作で確立したわけである。

ワーグナーの遍歴癖は有名だが、「リエンツィ」はドイツから指揮者の職を得て赴いたロシア領リガで構想を練り始めたものの、これまた借金癖による負債から逃れるために、姉さん女房のミンナ(美人である)を連れて、ロンドン経由、パリに行った。
華やかなパリで「リエンツィ」を作曲してひと花咲かせようとの目論見だったが、1840年に完成したものの、オペラ座では上演されず、同時に第二の故郷のドレスデンから上演の機会を与えられることになり、いそいそとドイツに帰ってゆくワーグナーであった。
1942年、ドレスデンでの初演は大成功に終わり、その勢いで「オランダ人」も上演し、ワーグナーはドレスデンでの地位を得ることとなる・・・・・。
でも、またここでも問題を起こしちゃうんだな、ワーグナーさんは。それらはまたいずれ。

序曲ばかりが超有名。
この序曲で慣れ親しんだ旋律が随所に出てくるから、そんなに聴きにくいことはない。
でも長い。
全5幕、3時間40分。
CD3枚がギチギチに収録されていて、かつてレコードでは5枚組で出たし。

14世紀ローマ

第1幕
 ラテラーノ教会へ向かう路上、貴族のオルシーニ一行が現れリエンツィの妹イレーネを誘拐する。ここへ同じ貴族コロンナ家が通りかかり、それを逆に奪おうともみ合いが始まる。コロンナの息子アドリアーノ(ドラマテック・ソプラノ役)は、愛するイレーネを助けようとするが、そこへ民衆も加わり大騒ぎとなる。
ライモンド枢機卿が鎮めようとしても無理。
そこへ、リエンツィが登場して貴族たちに世界の法律と謳われたローマの栄光はどこへ、と大熱弁をふるい民衆を熱狂させ、「リエンツィ万歳!」と叫ぶ。
成り上がりものと、不満をぶつける貴族たちは、いずれ見ておけと城壁の外へと去ってゆく。リエンツィは、貴族たちが今後一切横暴なことはしないと誓わない限り城内にはいれないことを提案し、枢機卿や民衆の賛同を得る。
 イレーネは自分を助けてくれたアドリアーノをリエンンツィに紹介する。
アドリアーノは、「民衆の力で何をするのか」と問わば、リエンツィは「ローマの解放と自由都市の実現」と答える。貴族の立場ではそれに従えないし、イレーネを愛してるしで複雑なアドリアーノである。
 ここで、ソプラノ二人による愛の二重唱となる。
やがて、民衆が集まり、武装のリエンツィを迎えると、人々は「リエンツィを王に!」と叫ぶが、リエンツィは、自分はあくまで「護民官」として欲しいと応え、「リエンツィ万歳!護民官万歳!」と讃える。

第2幕
カピトール宮殿内。城外の貴族たちは治安を守る宣誓をし、城内に戻っていて、ローマは平穏になった。使者からもその平和の知らせを受けるリエンツィである。
 コロンナとオルシーニも、挨拶にくるが、そのあと、オルシーニはお前それでいいのか、と反逆をそそのかし、二人してリエンツィ暗殺を相談する。
それを聞きつけたアドリアーノは、リエンツィに忠告するが、衣装の下に甲冑を着けているから大丈夫と答える。
 ここで各国へも手を打った結果として、諸国の使者を接見し、平和の祝賀会が始まり、長大なバレエが挿入される。
それが済むと、オルシーニがリエンツィを襲うが、甲冑によって未遂に終わる。
捕らわれた貴族たちの人民裁判が即行われ、死刑が求刑される。
アドリアーノとイレーネが、父の助命を嘆願し、リエンツィは人民がそれを望むなら・・・、として、再び平和を守ると誓わせて許すことと相成った。
 市民の急進派バロンチェリとチェッコは、ほんとにいいのだろうか、と不安を隠せない・・。


第3幕
古代の広場。ローマを離れた貴族たちが武装してローマに攻めてきていることが判明。
リエンツィは、民衆を鼓舞して反乱軍を迎え撃ち戦おうと立ち上がる。
 一人残ったアドリアーノは、ついに父と恋人の板ばさみになってしまったことを嘆いて歌う。進軍ラッパが鳴り、戦場に向かうリエンツィたちを追い、父とともに戦おうと飛び出そうとするが、イレーネに懇願され引き止められる。
 戦いで夫や子供が亡くなってゆくことを嘆く女性たち、やがてリエンツィが凱旋してくる。
コロンナとオルシーニの死骸も運ばれてきて、アドリアーノは、叫びをあげて悲しむ。
彼はついにリエンツィとの決裂を選び、復讐を誓う。民衆もあの時処刑していれば・・・とわだかまりが。
しかし、戦勝祝いのトランペットが響きわたる。

第4幕
 ラテラーノ協会前。バロンチェリとチェッコが悪い噂を聞いたかということで、語り合っている。リエンツィが、ドイツの王子の神聖ローマ皇帝選出についての協議をしたことなどが大使から法王に伝えられ、不興を買っていること。そもそも、妹と貴族の息子の関係を利用して貴族側に取りいろうとしているようだ、と不満が続出する。
 そこへアドリアーノが現れ、リエンツィの裏切りの証拠ならいくらでも出せると意気込む。
朝となり、リエンツィとイレーネは教会へ向かうが、空々しい民衆の態度。
そこへ枢機卿が、貴族側の工作もあり貴族に傾いたローマ法王から、リエンツィ破門の知らせを持ってきてそれを宣言する。
アドリアーノは一緒に逃げようとイレーネを促すが、彼女はその手を振りきり、兄のもとにとどまることと決意。

第5幕
 カピトール宮殿内。リエンツィは「全能の神よ、私をお見下ろしください・・・」という祈りに満ちた名アリアを歌う。
そこへ、イレーネが現れ、自分を見捨てなかったのは天と妹だけだというが、妹はローマの女の勉めとしながらも、恋人と別れる辛さはわからないだろうとと悲しむ。
兄はアドリアーノの元へ行けというが、妹は一緒に死を選ぶ覚悟を選ぶ。
いま一度、民衆を説得しようと出てゆく。
そこへアドリアーノがやってきて、イレーネに逃げようと誘うが、彼女は受け入れない。
折りから民衆が松明をもって宮殿に向かってくるので、イレーネは慌てて兄のあとを追う。
 宮殿に向って民衆が石を投げつけたりして騒いでいるなか、リエンツィがバルコニーに現れ、「誰がこの自由をもたらせたのか?・・・」と演説を説くが、人々はもう耳を貸そうとしない。バロンチェリは「耳を貸すな、ヤツは裏切り者だ」と叫ぶ。リエンツィは最後の言葉として、「これがローマか?永くローマの7つの丘は顕在だった。永遠の都市は不滅だ!お前たちは見ることだろう、リエンツィがきっと帰ってくることを!」と叫ぶ。
だが民衆は、ついに宮殿に火を放ってしまう。
イレーネもあらわれ、それを救おうとアドリアーノも宮殿に飛び込む・・・。
しかし、その宮殿の塔が崩れ落ち、リエンツィ、イレーネ、アドリアーノの3人は焼け落ちた宮殿とともに下敷きとなってしまう。


いやはや、長い長い。あらすじも端折ることあたわず、長文載せました。

群衆心理の恐ろしさと、先導者が扇動者となってしまうことの矛盾。
これまさに歴史において繰り返される政治の世界ね。
今も昔も同じこと。
求められて上に立ち、いつしか理想を追い求める姿を飽きられてしまう。
そしてやがて失脚する・・・・。

全曲を把握してみて初めてわかる序曲のありかた。
まさにグランドオペラの序曲としての存在で、その豊富なメロディは劇の内容を先取りするものだが、決して悲劇的な終末を予見しうるものではないが、その鳴りっぷりの良さは空々しいほどにオケの優位性を物語っている。
全曲で、オケがあまりにも雄弁にすぎるし、歌手に与えられた歌も難しい。
そして内容、しいては後年のワーグナーが描きつくしたようなドラマ性と登場人物たちの心理への切り込みが弱いような気がする。
音楽とドラマが密接に作用しあい、五感に訴えかけるように人の気持ちを揺り動かすようなワーグナーの音楽の強さはまだまだ感じ取れない。


 リエンツィ :ルネ・コロ         イレーネ:シフ・ウェンベルク
 コロンナ  :ニコラウス・ヒレブラント アドリアーノ:ジャニス・マーティン
 オルシーニ:テオ・アダム      ライモンド:ジークフリート・フォーゲル
 平和の使者:インゲボルク・シュプリンガー
 バロンチェリ:ペーター・シュライアー  チェッコ:ギュンター・ライプ

  ハインリヒ・ホルライザー指揮 ドレスデン国立歌劇場管弦楽団
                     ドレスデン国立歌劇場合唱団
                     ライプチヒ放送合唱団
                          (74、76 ドレスデン)

Rienzi_1 唯一のスタジオ録音がこの音盤。
正規な録音としては、こちらと、これまでの初期2作で散々誉めちぎってきた83年のサヴァリュのライブ盤。
どちらも、主役のルネ・コロの独壇場である。
このコロの歌があってこそ、この巨大な未成熟作品が生きてくる。
この役は最初から最後まで出ずっぱりだし、演説の場面も数回あるし、殺されかけたり、凱旋したり、神に祈ったりと、あらゆる歌唱能力をふんだんにもとめれれる。
だから名ヘルデンテノールがいないと上演できない。
かつては、ヴィントガッセン、そしてコロ、少し前のイェルサレム、今はボータ。
ここでのコロは、甘い声をかなぐり捨てて熱きリエンツィを劇唱していて、持前の美声の魅力も相まって大いに聴きごたえがある。
3幕で戦いを鼓舞するヘルデンとしての力強さ、終幕の祈りでの折り目正しい清潔な歌。
最後の演説での破れかぶれの絶唱・・・・。素晴らしいです。

このCDの、もう一方の主役はホルライザー指揮するドレスデン国立歌劇場のオケ、いわゆるシュターツカペレである。
序曲から、一聴、その美しくふくよかな音色に違いがあることがわかる。
これがベルリンフィルだったらオケだけが突出してしまい耳がしびれてしまうところ。
ウィーン生まれの指揮者ホルライザーは、ワーグナーの大曲を手堅くまとめあげるという点で、ホルスト・シュタインばりの名職人だった。
サヴァリッシュのようなスタイリッシュ感はないが、オケの渋みを生かしつつ、浮ついた音楽とならないようにしっかりと手綱を握ってこの名盤を作り上げた。
日本では、リング、トリスタン、パルシファルをワーグナーでは指揮したこのオペラ指揮者。私はリングはロペス・コボスだったので、ほかの2作を体験することができた。
ウィーンのオケと気のあった、でもルーティンにならない味わいあるワーグナーを作り出していた。
それとライプチヒドレスデンの混成による合唱のすさまじいまでの気迫。
その変転ぶりがまったく見事。最後の熱狂ぶりはすごいです。

ウェンベルクのイレーネは、最後にはゼンタの自己犠牲のような歌を歌わなくてはならない役だが、それが叫び声にならずにクリアな歌唱に終始しているところがよかった。
ミュンヘン盤では、ステューダー。
J・マーティンはやや一本調子ながらドラマテックな歌唱は聴きごたえあり。
そしてまわりを固める当時の東側の名歌手たち。
こんな贅沢は当時のEMIならではで、アダムシュライヤー、ライプ、フォーゲル、シュプリンガーヒレブラントと実力を伴った豪華布陣。

こうした作品だからこそ、ちゃんとした歌詞対訳をつけた国内盤がほしいところ。

これで、初期3作を終え、「さまよえるクラヲタ人」はワーグナーの劇作品をすべて取り上げたことになった。
これで、お馴染みの7作品に回帰できるわけだが、初期3作は折にふれ聴いてゆきたいし、その捨てがたい魅力も味わいつくしたとは言い難い。
やはり舞台を体験してみたいもので、「恋愛禁制」と「リエンツィ」を観ることができれば、それこそワーグナー体験の完成といえるのだけれど・・・・。
死ぬまでに成し遂げたい夢であります。

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コメント

リエンツィは、ウィーンで見たことがありますが(ナチスを想起させる「問題」演出でした)、いやはや長いです。ひどく長いです。
何回か見れば慣れるのかもしれませんが、何回も見ることができないのが問題です(笑)。

投稿: ガーター亭亭主 | 2009年7月20日 (月) 22時34分

こんばんは^^
リエンツィといえば
私が中学校時代に所属していた吹奏楽のコンクールで
きまってどこかの学校が自由曲に選んでいました。
私はかなり多くの曲を吹奏楽の演奏で聴いてしまって
いるのです!!!なんという不幸!!!
最初にちゃんとオケで聴いていたら
もっと違う人生を歩んでいたハズだよなー。。。
そういや、ローエングリンもタンホイザーも
マイスタージンガーもワルキューレも
ほとんど最初は吹奏楽だった。。。
悔やまれます!オペラに夢中になったのは
大学生になってからなので
クラシックの初期経験ではありません。
なんだかなー^^;
それにしてもこのホルライザー盤!
すごすぎるキャストじゃありませんか^^
演奏聴く前にメンバーを見ただけで
大コーフンです!聴いてみたい演奏ですね!
P・シュライヤーが端役ってとこも
本格派の演奏って印象です!!!

投稿: 蓄音器ファン | 2009年7月20日 (月) 22時45分

ガーター亭亭主さま、こんばんは。
ウィーンでご覧になったのですか。イエルサレムのリエンツィですね。
うらやましいです。
日本では、藤沢市民オペラが上演していて、こちらは行くことができませんでした。
いつかはと思いますが、長いし、やりませんよね(笑)

投稿: yokochan | 2009年7月20日 (月) 23時48分

蓄音器ファンさま、こんばんは。
初演された頃も、この曲の勇壮なブラスの部分が相当に流行ったらしいです。
ワーグナーはたしかに吹奏楽でも映える音楽が多いですね。

このドレスデンの響きはさすがにお家芸的な素晴らしいものがあります。
そして、この素晴らしい70年代キャスト。
シュライアー、いい味だしてますよ~。

投稿: yokochan | 2009年7月20日 (月) 23時56分

今頃、済みません。このオペラ、序曲とリエンツィの祈りはよく聴いていますが、全曲はもちろん筋も知りませんでした。

日本語字幕付きの映像を見ましたので記事にしました。映像だけでは、ピンとこないので、こちらのあらすじ、読ませていただきました。ありがとうございます!

TBしますので、よろしくお願いします。

投稿: edc | 2011年3月 4日 (金) 18時56分

euridiceさん、こんにちは。
リエンツィの映像が出ているのですね。
オランダ人より前の3作で初映像です。
私も観てみたいところですが、ナチスの時代に読み替えなんですね・・・・。
うーむ、というところですが、長大な作品ながらいい旋律に溢れてますので、普通の演出がよいかもです。

CDでは、リエンツィは、コロの専売特許みたいな作品です。
TBありがとうございました。興味ぶかく拝見しました。

投稿: yokochan | 2011年3月 5日 (土) 15時35分

お早うございます。ワーグナー・イヤーへの前哨戦がもう始まっているきらいがありますね。ホルライザー指揮のこの「リエンツィ」はEMIのオペラ作品集にもDGのオペラ全集にも入っていますね。DGの全集には惹かれるものがあります。最初期3作が全部廉価で聴けますし。クライバーのトリスタンとヨッフムのマイスタージンガーはダブってしまいますが、それでも購入意欲をそそられます。レヴァインのリングはDVDを持っているのですが、CDは持っていませんし…最初期3作はダヴァロス指揮の序曲を聴いただけです。リエンツィ序曲は凄い演奏でクライバーが振っているのではないかと錯覚するような演奏です。

投稿: 越後のオックス | 2012年10月17日 (水) 06時17分

連投失礼いたします。民主党政権には国民はもう幻滅していると思います。解散総選挙にうってでる度胸もない今の総理は情けないですね。前のお二人よりはましかもしれませんが…

投稿: 越後のオックス | 2012年10月17日 (水) 06時22分

越後のオックスさん、こんばんは。
懐かしい「リエンツィ」記事にコメントどうもありがとうございます。
こうして掘り起こしていただくと自分も助かります。
そろそろ、ワーグナー初期3作の映像を確認しなくてはと思ってますし、来年はバイロイト近郊で初期作上演がありますので、話題にもなりますね。
EMIもかつてのDECA,今回のDGも、いずれもダブってしまいますのでスルーです。
しかし、ずいぶんとまた激安なものですね。
喜ばしいことですが、あの苦労して入手した日々はなんだったんだろう・・・・と複雑な心境です。
一方で、ショルティのリングのすごいバージョンがDVD付きで高額で出たりと、さっぱりわからないメーカーの発想です。
タヴァロスのワーグナーは未聴ですがよさそうですね。
初期作は、全曲も序曲集もわたしはまとめてサヴァリッシュです。知能的な演奏ですが妙に熱いです。

あっ、それとこちらの写真の時期は、自民党政権末期のもので、政権交代間近です。
またそんな様相ですが、ほんと、内も外も問題山積なのにこのテイタラクには腹が立ちます。
リエンツィ登場希望ですよ。

投稿: yokochan | 2012年10月18日 (木) 00時05分

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