「にゃんにゃん」夜の会議「日本のオペラ界はどーにゃる!」
「今日、集まってもらったのは他でもにゃい。
若杉弘さんが亡くなってしまって、日本のオペラ界を誰が引っ張っていくにょかをだにゃ、これをみんなではにゃしあいたかったのにゃ。」
「え~ぇっ」
「そんにゃの、わかんにゃいよ~」
「そんにゃこと、急に言われたって、若杉さん、亡くなるの若すぎーッ」
「ふん、そんにゃことかい。そりゃおめぇ、そんにゃのおおにょに決まってんにゃろめ」
「おい、おめぇ、そりゃ、大野だろが」
「また酔っ払ってやがんにょか」
「ぎゃん、るせーよ。おおにょ、で決まりだっちゅーの。
おら、けーるにゃ」
「でも、あいつの言ったことは正しいぜ」
「おっ、長老、そこにおりやしたか」
「でも大野は、海外にオペラのポストもってるし、日本での活動も限られるじゃにゃいですかい」
「おまけに、さらにゃる上のポストを狙えるし」
「そう、そういえば、ヨーロッパのにゃんこは何食ってんですかねぇ」
「ばかも~ん、関係にぇ~だろが」
「おれは、やはり新国次期音楽監督の尾高に期待したいにゃぁ」
「おいっ、おめぇ、さっきから取材してるおまえ、カメラばっかり映してにぇーで、なんか言ったらどーにゃんだ」
さまよい人「あ、はい、あのう、尾高さんは、コンサート指揮者のイメージが強いけど、ほんとはオペラが好きなんです。
わたし、昔、尾高さんの指揮する『タンホイザー』を観たことがあるんですが、しっかりした指揮でしたし、BBCのCDで、『神々の黄昏』を持ってるけど、そりゃすげぇ演奏ですにゃ。(あれ?)
それと、新国でブリテンの『ピーターグライムズ』をやりたいって言ってるくらいだから、得意の英国ものを披露してくれるんじゃないかと。
『ピーター・・』は、厳しい北海の漁師の物語なんですよ」
「えっ、漁師の物語だって、それって魚臭いのか?」
「君、カメラマン君、もう尾高でよいから、私たちをピーターグライムズに招待したまえにゃん」
「わしも、連れていってくれい」
「えっ、長老まだそこにいたんですかい? それにしてもお疲れじゃござんせんかい。」
「ちょっと待ってよにゃん」
「沼尻クンを忘れてにゃぁい?」
「琵琶湖を継いだホープよ、シュトラウスもヴェルディも振れるわよ」
「あと、佐渡ヒロシも活きがいいわよ、これから勉強してますますおっきくなるわよ。そうそうそれに、バイロイトでこけちゃったけど、大植も忘れないでよあなた。あと上岡ちゃんに、北原、現田もよ、にゃぁ~ん」
「むーーーん」
ざわざわ・・・。
あんたどっから来たの??
「飯守じゃぁ」
(出席者たちは一様におぉぉ~っと、感心のため息)
さらにもう一言。
「小澤御大じゃわい」
(出席者たちは、シーーンとしてしまう)
小声で、「本物もいいが庶民目線が欲しいにょう。新国にもリーズナブルに登場すべきにゃな」
一同、ははぁーっ
「ではこのまとまりのにゃい、にゃんこ会議をまとめてみるか」
「大野を待ち望みつつ、尾高にコンサートからシフトしてもらい、魚臭のオペラを皮切りにワーグナーとシュトラウスを受け持ってもらい、沼尻・現田がサポート。
佐渡&大植には関西にオペラを根づかす独自プロジェクトを担当してもらおう。
飯守大先生には、荒川バイロイトを発展系にしてもらって、東京バイロイトの総裁とにゃってもらうにゃん。
小澤御大には、世界基準の独自路線を進めてもらいたいにゃん。」
「こんにゃところで、どうにゃろか、みにゃさん。」
「おい、カメラマンも御苦労にゃった」
「あ、はい、どうもです」
※この会議はあくまでフィクションです。
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コメント
yokochanさま お早うございます
ニャンコ、真面目に会議をしていますね〜
本当に真面目なニャンコたちです
ニャンコもオペラ界を心配しているのかもしれませんね〜。
ミ(`w´彡)
投稿: rudolf2006 | 2009年7月24日 (金) 05時54分
こんにちは。
猫会談、面白いです。
日本のオペラの状況はほとんど無知ですが、今日の記事は日本人指揮者の現状と今後を俯瞰させていただいたという感じがしました。
投稿: よんちゃん | 2009年7月24日 (金) 09時53分
このにゃんこちゃんたちに、政権を任せ、日本の将来、日本オペラ界の将来を託すべき時が来た!(笑)
しかし、挙がった指揮者の中で、生のオペラ公演を聴いた人が飯守さんしかいないのは我ながらまずいなぁ・・・と。飯守さんのワーグナーは実に素晴らしかったです。尾高さんは私の中では完全にコンサート指揮者のイメージでした、勉強不足でした(汗)。尾高さんのオペラを聴いてみたくなりました。
あ、小澤さんはとりあえず、サイトウ・キネンのオーケストラ・コンサートに気合いを入れていただいて(笑)
投稿: minamina | 2009年7月24日 (金) 21時23分
こんばんは。中鉢聡さん!
男前でしょ^^
スタイルもいいっしょ^^
歌もそこそこいいっしょ^^
ねー^^
世界中のプリマドンナが
中鉢さんと一緒の舞台を希望しているそうです。
わかるなー。本当にいい男だもんなー。
私がプリマなら
歌がうまいブ男よりは
歌はまあまあでも
男前の中鉢さんをオファーしますよ、そりゃーねー。
でもです!
中鉢さん!私の町でコンサートをやってくれました!
その時歴史が動いた!!!!
カルメンのホセ、かっこよかったなー。。。
ウェルテルのアリア!よかったなー。。
でもです!
中鉢さんって、コンサートの真っ最中に
自分で曲の解説してくれるんですよねー・・・
やめていただきたい、、、
というのも、すっごい秋田弁なんすよ。。。
聞いてるこっちが困っちゃうくらいの
秋田弁なんすよねー。。
あんだけのルックスと歌とスタイルと
知名度と人気がありながら
話し出すと秋田弁なんすよねー。。。
あー。。。
トークはやめていただきたい。。
ぶちこわしです^^;
こら!
中鉢聡さんのマネージャー!
いるんだったら聞きましょう!!!
今日からコンサートで
中鉢さんにトーク禁止令、すぐ出しましょう!!!
とにかくすっごいなまりなんすよねー。。。
投稿: モナコ命 | 2009年7月25日 (土) 00時27分
rudolfさん、こんにちは。
このいたって真面目なにゃんこたちは、2ヶ所で取材したものです。ほんとに集まってましたよ。
ワンコと違ってねこは、集まって固まる習癖があるんですね。
にゃんこ界でも、日本のオペラの行く末が話題になってるみたいです(嘘~笑)
投稿: yokochan | 2009年7月25日 (土) 13時18分
よんちゃんさま、こんにちは。
ちょいと、おふざけがすぎました(笑)
劇場たたぎ上げの指揮者が日本では育ちにくいですが、最近はヨーロッパでそうした活躍を経て、凱旋する指揮者もいて頼もしいです。
若杉さんは、学生時代からオペラを日常のようにして呼吸してきた方で、その片がドイツ一流で通用したことは誇らしい思い出です。
若手に期待ですね。
投稿: yokochan | 2009年7月25日 (土) 13時21分
minaminaさん、こんにちは。
にゃんこ界ではふがいない今の政治に加えて、文化行政のお粗末さが問題になっているそうなのです(嘘~笑)
キャリアでいけば、ダントツ飯守さんがオペラ指揮者NO1ですね。
大野氏は、その圧倒的な実力できっと世界的なオペラ指揮者となるものと思います。
この二人のワルキューレを観劇できたことは幸せなことです。
尾高さんは、あせらずじっくり好きなレパートリーを広げていって欲しいですね。
あ、小澤先生は、このままで・・・。それより体に気をつけて頑張ってほしいですよね。
投稿: yokochan | 2009年7月25日 (土) 13時27分
モナコ命さま、こんにちは。
にゃんこ達も中鉢聡氏はエエ男にゃと言っておりました(笑)
私は、氏はまったく射程外だったのですが、なかなかいいキャラクターのようですね。
私はそういうの、大好きなんです。
氏のブログを見たら、自分のこと、「おら」って書いてますし、気取ったところがまったくありませんね。
あえて、自分の育ったお国ことばを使ってるんじゃないでしょうか。
私は、そんな氏を応援したくなりますね~。
機会をみてお聞きしましょう。
ご紹介ありがとうございました。
投稿: yokochan | 2009年7月25日 (土) 13時34分
そうなんです。すごいキャラなんですよ。
あれほどスタイリッシュにトスカとか
ボエームとかカルメンのアリアを歌い終わってから
中鉢さんって自分で解説をするんですよね。
「どでした?カルメン、いいきょぐでしょ?
すぎなんです、カルメン、いいきょぐでしょ、ねー」
あー。。。
ドリフだよ。。。
すっごいカッコよく歌い終わってから
自分でドリフを始めるなんてねー。。
中鉢さんのテノールコンサートからは
目が離せません!!!!
投稿: モナコ命 | 2009年7月25日 (土) 14時05分
モナコ命さま、あらためましてありがとうございます。ホセとかロドルフォとあぎだ弁は、とって相性がよい感じがします。 わたしは東北、とくに北東北が大好きですから、とても親密感を覚えますよ。 女子が多そうですが、中鉢さんのコンサート、要チェックであります!
投稿: yokochan | 2009年7月25日 (土) 17時20分
いいべー^^
中鉢聡さん!
いいべー^^
あのかっこよさと秋田弁!
すごいコラボだべー^^
しかもカヴァラドッシのあとの
秋田弁!
ホセの花の歌の秋田弁!
いいべー^^
って。。。。
ないわ。。。。
投稿: モナコ命 | 2009年7月25日 (土) 20時17分
こんばんは。かつてはいぬ、ねこが歌う、というCDが出たブームを覚えています。夕焼けニャンニャン(年代がわかってしまう)以降はアイドル冬の時代。90年代のミリオン・ヒットが生まれてから、再び、音楽業界は不振続き。
それならにゃんにゃんに歌わせましょうよ。(本音:俺たちもうたえるんだよ)今度はオペラ・バージョンが出たら・・・果たして歌えるのかな。
投稿: eyes_1975 | 2009年7月26日 (日) 20時53分
モナコ命さま、たびたびありがとうございます。
なはは、たすかに、いいべな。
あぎだで、きりたんぽ、食いながらぎぎでぇ~、っすよ(笑)
投稿: yokochan | 2009年7月27日 (月) 23時44分
eyes_1975さま、こんばんは。
コメント遅くなりましたぁ。
ありましたね、わんにゃんのCD、たしかクリスマスソングかなにかで。
ニャンコ合唱団でもいいですね、ヴェルディとかプッチーニなんか特に(笑)
こんど、ワンコに歌わせたいオペラアリア、ニャンコに歌わせたいオペラアリア、そんな企画をしてみましょうか!!
そーいやぁ、おにゃんこクラブとかもありましたねぇ・・・
投稿: yokochan | 2009年7月27日 (月) 23時48分