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2009年8月27日 (木)

メンデルスゾーン 「真夏の夜の夢」 マリナー指揮

6 先週末の私の住む町の花火大会。
花火の写真を撮るのは実に難しい。

3 瞬間を捉えるのは何事も難しい。
つまるところ、人間の目で見るのが一番美しいもんだ。

4 せっかくのハート出現なのにボケボケ。
一応、載せときます。

Mendelssohn_midsummer_night_dream_m

朝晩めっきり涼しくなりましたな。
今年の夏は気候も含めてイマイチだった。
だから、まだ夏は終わらせたくない。
そして音楽も真夏の音楽を今日も聴きます。

ご存じ、メンデルスゾーンの劇音楽「真夏の夜の」。
1809年生まれ、1947年没。
今年生誕200年のメンデルスゾーン。
私の生誕200年の記憶で一番鮮烈なのが、ベートーヴェン。
クラシック聴きはじめでもあり、1000円の廉価版が出だしたこともあり、そしてなによりも万博があって、錚々たる演奏家が来日した。
 だから、その後の200歳作曲家の印象はあんまりない。
今後、私の中で凄そうなのは、そう、2013年のワーグナー200歳祭り。
この年は、没後130年も兼ねた年にもあたる。
それまで、元気でいなくちゃ。つーか、かの聖地に行ってみたい。

話がメンデルスゾーンから逸れちまいました。
シェイクスピアの同名の喜劇を題材に書かれた劇音楽。
同じ素材のブリテンのオペラはこちら
13曲からなるこの作品、序曲だけは17歳、他は34歳に書かれているが、いつものメンデルスゾーンらしく、まったく均一なムードと音楽の統一感にあふれている。
屈託なく伸びやかで、陰りない朗らかなな音楽は、聴く者を幸せな気分にさせてくれる。

   序曲
 1.スケルツォ
 2.情景と妖精の行進曲
 3.二人のソプラノのための歌と女声合唱曲
 4.間奏曲
 5.夜想曲
 6.結婚行進曲
 7.プロローグ
 8.葬送行進曲
 9.ベルガマスク舞曲
10.情景とフィナーレ

一般に序曲を含めたこの11曲が録音されることが多いようである。
単体でも素晴らしく均衡のとれたロマンあふれる序曲。
夢幻に満ちたスケルツォ、ソロの掛け合いが楽しい3曲目、ホルンが森の響きをかもしだす美しい夜想曲、いまや一瞬マーラーの5番かと思ってしまう出だしの結婚行進曲。
この曲は中間部がよろしい。ユーモアも感じる終曲。
いい曲であります。

こうした曲は、まさにマリナーにぴったり。
清潔で、どこまでも見通しよく、厭味がまったくなくて後味もすっきり。
場合によっては、すいすいスラスラと通り抜けてしまうことのあるマリナーも、ここではメンデルスゾーンの音楽にまったく同化してしまったかのような指揮ぶりで、相性のよさ以上のものを感じる。お国もの的な意識もあるのか、ジェントルで上品なメンデルスゾーンは、疲れた体にとても心地よく響いた。
オケは、フィルハーモニア感(ホルン素晴らしい)。
ソロは、アーリーン・オジェーアン・マレーのこれまた清潔コンビ。

気がつけばこの曲、ほかにプレヴィン&ウィーンとアバド&ベルリンを所有している。
いずれも好きな指揮者たちであり、メンデルスゾーンへの適正を持った人たち。

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コメント

こんばんは。「真夏の夜の夢」はマリナーも取り上げていたのですね。格調高そう。
プレヴィンは12曲入りのノーカット版と完全主義です。アバドのカップリングは十八番の「イタリア」このベルリン・フィル盤が一番新しい録音でしょうね。
小澤征爾、オーマンディはシュターゼのメゾ・ソプラノです。小澤は悪くないが、ナレーションが日本語なのか違和感がある。それに比べ、オーマンディはナレーションがないだけにスッキリしているし、若き日のシュターゼの歌声が聴ける。
最近の花火は凝っていて、ハートやスマイルといった傾向が見られますね。菊の花など典型的な打ち上げ花火も発光ダイオードのような輝きを保ってまぶしすぎる。
夏の終わりは寂しいが、過ごしやすくなったのが救いでしょうね。(笑)

投稿: eyes_1975 | 2009年8月27日 (木) 22時45分

eyes_1975さん、コメントありがとうございます。
ようやく夜は冷房をつけなくてもよい気候になってきました。これもまた近づく夏の終わりを思い、寂しい感情が生まれるものです(笑)

マリナーのこちらの演奏は気品ありますよ。
シュターデが、ふたつの録音に出ているのは知りませんでした。
小沢盤は、吉永小百合さんがナレーションでしたっけ。
アバドにもナレーションが付いてますが、こちらはさほど違和感がありません。

投稿: yokochan | 2009年8月27日 (木) 23時01分

お久しぶりです。
真夏の夜の夢については、あまりに鑑賞経験が少ないため、語る資格がありません^^;
「アマデウス」が人気になり、同時にマリナーが世界中からもてはやされた頃、なんと!マリナー様!
何を思ったか、私の住む、どいなか市に
来てくれました。
シュツットガルト放送交響楽団と一緒でした。
すごい演奏でしたよ。。。
ミーハーな私は、ご多分にもれず
演奏会後に楽屋を訪ね、サインをもらってきました。
このオケには日本人のメンバーもいて
「このオケのメンバー、特に管楽器の人たちは
 世界的なプレーヤーばっかりよ^^」と
美人ハープ奏者が教えてくれました。
ふーん。。。そうなんだー。。。
と思っていましたが
その後、このオケの評判も
その世界的な方々の活躍のお知らせも聞くことができず
今日に至っています。

投稿: モナコ命 | 2009年8月28日 (金) 20時49分

こんばんは! 

わたくしも昨日『真夏の夜の夢』昨日の昼間ですが聴いていました♪ 
ウチにあるものはリリアン・ウォトソン、ディーリア・ウォーリス、ロンドン交響楽団でA・プレヴィン指揮です。 
メンデルスゾーンは幸せな生涯を送ったから聴く人を幸せな気持ちにできると聞いたことがあります。 
どうであれ、本当に幸せな時間が持てる曲ですね。 
お勧め盤、聴いてみたいです!

投稿: moli | 2009年8月28日 (金) 22時10分

モナコ命さま、こんばんは。
メンデルスゾーンのこの曲、結婚行進曲は超有名なあの曲ですし、そのほか親しみやすい旋律満載ですので、是非。

マリナーとシュツットガルトは、たしかレスピーギかバルトークを演奏しませんでしたか?テレビで見ました。
このオケは、マリナーの前はチェリビダッケでしたし、現在はノリントンが指揮者になっていて、機能豊かなユニークなオーケストラとして人気ある存在なのですよ。

投稿: yokochan | 2009年8月29日 (土) 00時58分

moliさま、こんばんは。
そうです、幸せの作曲家メンデルスゾーンです。
でも早くに亡くなってるんですね。
ショパンもそうですが、残された音楽が均一で若いころから変わらないと早世を意識させません。

プレヴィンとロンドン響も聴いてみたい1枚です。
そちらもいかにも爽やかさが感じられる演奏なのでしょうね。来年の夏は、私はそちらで!

投稿: yokochan | 2009年8月29日 (土) 01時11分

 今日は仕事が早朝のみであるのに加え、家に私しかいないため、普段から暇人の私がますます暇人であります(笑)。クラシック三昧・読書三昧・アニメ三昧・yokochan様三昧であります。のだめやガンダムを見たり、フランスの伝記作家アンドレ・モロワのプルーストの伝記を読んだり大忙し(爆)であります。
 メンデルスゾーンの真夏の夜の夢は、中学時代に初めて聴いたのがミュンシュ指揮のLPでした。母が若いころに買ったものです。今はセル&クリーブランドの抜粋盤と小澤&ボストンの全曲盤を愛聴しています。故人の指揮者で尊敬しているのはセル、ムラヴィンスキー、レニー、カルロスです。小澤さんの全曲はバトルとシュターデが出演している豪華盤です。吉永小百合さんの朗読まで入っております。プレヴィンやマリナーやアバドも聴きたいですね。プレヴィン盤は確か86年のレコード・アカデミー賞を受賞しています。あの頃からです。プレヴィンの国内での人気と評価が上がっていったのは。昔はプレヴィンを悪く言うことで高級クラシックマニアを気取る大馬鹿者も少なくありませんでした。そのプレヴィンも今では現代屈指の大巨匠として誰もが認める存在になっていますね。

投稿: 越後のオックス | 2009年10月31日 (土) 13時25分

越後のオックスさん、こんばんは。
たくさんコメントありがとうございます。
そして、こんなおちゃらけいい加減blogをお楽しみいただき、恥ずかしくもまた、感謝感激であります!
まる一週間出張でしたので、その成果物をレポーティングしなくてはならず、生活面でも残務が山積みにございます。
コメントのお返しは、こちら1本でご容赦いただきたく、合わせててお詫び申し上げます。

バッハは昔から、ジャズの領域でも編曲がなされ、オールマイティな存在ぶりですね。
展覧会も同様、やはり名作はどこまでいっても強いのであります!

マリナーのシューマン、安いだけじゃなく内容もすっきりと見通しがいいです。いまは、ハイティンクが最高に思いますが、レニーやエッシェンバッハの熱い演奏やコンヴィチュニーの武士のような演奏も聴いてますよ。
だかしかし、こちらもシュナイト神奈川フィルがわすれえぬ演奏です。

プレヴィン、マリナー、アバド、ハイティンク、わたしの4巨頭はそろって真夏を録音してまして、み〜んな大好きな演奏です。

今日は仕事のあとに、コンサートでした。
レヴューも書かねば・・・

投稿: yokochan | 2009年10月31日 (土) 18時59分

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