バルトーク 管弦楽のための協奏曲 マリナー指揮
またヘンなことしてみました。
へんてこラムネ集合です。
ありえな~いシリーズか
この中で許せなかったのは、シュークリームだ。
シュークリームを飲むなんて、ありえな~い。
画像はありませぬが、「イカスミ」、「ラベンダー」、「杏仁」、「たこ焼き」、「ハスカップ」などを飲んだことがありますよ。
ほかにへんなドリンクあれば、教えて下さいましね。
あ、ちなみに、クリオネは入っておりません。
こちらは、サー・ネヴィル・マリナー指揮する、ありえな~い、バルトークのオケコン。
またまたヘンなこと思いついた。
マリナーのありえへんシリーズ。
私のような世代だと、マリナー=アカデミー室内管弦楽団というイコール図式が刻み込まれている。
それだけ、あの「四季」は衝撃的だったし、70年代初めの室内オーケストラ・ブームの火付け役のコンビだったわけだ。
そのマリナーが、大オーケストラのシェフになっていろんな曲を指揮するようになり、ついには、アカデミーも多様な編成に対応するマルチなオケになって、マリナーとアカデミーのレパートリーは格段に広がりを見せたのだ。
これもまた私の昔話だけど、室内オケから見守ってきて、フルオケを指揮するようになったマリナーが好きで、昨晩と同じく評論家ウケはよろしくなく、悔しい思いをしたものだ。
それでも、「惑星」「エルガー」「アルル・カルメン」などは大絶賛された。
それらは確かにオケの魅力も相まって、爽快極まりない胸のすくような演奏だ。
でも、マリナーはどんな曲を指揮してもマリナーの刻印を感じ取ることができる。
ヴァイオリン出身だけに、弦楽を主体とした響きをオーケストラ演奏においてもこだわるが、そのこだわりある緻密な弦のアンサンブルは、どのオケでも見事に揃えられていて、その上に木管と金管がすっきりと乗っかっている。
だからどの楽器も突出することなく、バランスがとてもよく、例によって私の好む中庸の美がそこにある感じ。
曲によっては、すいすいサラサラとしすぎの場合もあるが、私のようにワーグナー+後期ロマン派男には、血流の流れがとてもよろしく感じて、そんなマリナーの個性も大好きなのだ。
しかし、最近は、マリナーも力のこもった劇的な演奏をするようになった(と思う)。
2年前のN響のブラームスは、驚くほど気合がこもってた。
来年、86歳になるが、元気に来日してくれることだろう。
さて、このオケコンは、一瞬ありない取り合わせだが、シュトットガルトとの来日でも演奏していて、こうして聴いてみると全然普通にバルトークである。
でも、スピード感や熱気・迫力を求めるとはぐらかされることになるが、細部まで透明感があり、バルト-クの緻密なスコアが透けてみえるよう。
それは、ブーレーズのような分析的な緻密さとは異なる、磨きあげられた音の連なり具合の緻密さに思う。
オーケストラの各楽器が競いあう感も緊迫感もどちらも少なく、合奏の妙を楽しく聴かせてくれて、上品ですらある。
当然にして、3楽章の「悲歌」が重苦しさから解放されたような演奏でユニークであり、その美しさは絶品だと思う。
こんなバルトークも好きだな。
オーケストラは、アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ。
1990年、ヘンリーウッドホールでの素晴らしいフィリップス録音であります。
マリナーの、マリナーらしからぬレパートリー、いままでもブルックナー、ワーグナー、ブラームス、チャイコフスキー、R・シュトラウスなどなど取り上げてきました。
まだまだ用意してありますよ
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コメント
今晩は。シュトットガルトとのバルトークは中学生のときにTVで見て、面白い演奏だなと感心した覚えがあります。私のベスト・オケコンはショルティ&シカゴですが、マリナーのようなユニークなバルトークもいいものだなと思います。前にも書きましたが、マリナーの弦チェレも素晴らしい演奏ですし。確かに大編成のオケの指揮者としても素晴らしい力量を持っているのに過小評価されているのですよね。本当にお気の毒な方だと思います。
投稿: 越後のオックス | 2009年10月21日 (水) 03時16分
こんにちは♪
一般には市販されていないのですがアジア食材のお店などにはおいてある
「サーシー」という飲み物をご存知ですか?
強いて言えばドクターぺ○パーに似ているのかもしれませんがサリチル酸メチル系の接骨院の香り漂うそれはそれは芳しいドリンクです。
東南アジアへ出かけてこれに骨抜きにされました。
わたくしが独裁者になった暁には国民全員にこれを飲ませたいくらいです。
投稿: moli | 2009年10月21日 (水) 17時38分
越後のオックスさん、こんばんは。
ショルティのオケコンは剛毅でいいですよね。
ですが、調べたら、わたしのCD棚には、ライナーとデュトワとこのマリナーしかなかったです。
変ですよね(笑)
わたしもあのテレビは見ました。マリナーのクールな指揮ぶりは、他人事のようで面白かったです。
そして、曲が終わるといつも活躍した奏者に親指を立ててグゥ〜っとします。
ナイスなマリナーなんです。
あのテレビ放送時、わたしの方はサラリーマンでした(笑)
出来上がったイメージというのは困ったものですよね。でも日本には、そんなマリナーファンがたくさんいます。
スペインでの活躍ぶりも、なかなか耳に届きにくいのが残念です。
投稿: yokochan | 2009年10月21日 (水) 20時15分
moliさま、こんばんは。
シーサーじゃなくて、サーシーですね。
早速、ググッてみました。サロンパスの味とありました(笑)
きっとアメリカのルートビアにも似てると思います。ドクター・ペ○パーやガラナは大好きなので、サーシーもOKです。
これなら、ワタクシ、国民的にも独裁者さまから強制されても、全然いけますです(笑)
ご紹介ありがとうございました、サーシーやってみます!
投稿: yokochan | 2009年10月21日 (水) 20時23分
お邪魔します。
こういうラムネが、地元静岡で(しかも、隣の町で)製造されている旨を聞いています。カレーはまあまあだとか。この話題がコチラで挙がり、どこか嬉しい気がしました。
バルトークのオケコンは、デュトワ/モントリオール盤とブーレーズ/シカゴ盤を持っています。しばらく聴いていません。近頃、聴く系統が違うので。
いつも拝読しています。
投稿: ウルスリ | 2009年10月21日 (水) 20時38分
こんばんは。私が数年前、風邪を引き、外出先で休息を取るため、スターバックスに立ち寄った時でした。メニューはジンジャーラテだと思ったが・・・。確かに体は温まったが、素っ頓狂です。(ちなみに期間限定メニューだそう)
「オケ・コン」はショルティを始めとするハンガリー系の時代に非ハンガリー系のカラヤンの初録。やはり、新しいもの好きが伺えられるような気がします。ポップな奏で方です。メータもベルリン・フィルで録ってますが、こちらの方がハンガリーに近いサウンドだ。デュトワはフランス系による音のおもちゃ箱のような意表をつくバルトークでしょうね。
投稿: eyes_1975 | 2009年10月21日 (水) 21時06分
ウルスリさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
そして心強いお言葉、感謝いたします。
ますます精進します(笑)
私が不思議ラムネを調達するのは、静岡県内の高速のSAだったりします。
そして販売者は、あの長い木の橋がある市の会社ですね。
ほんと、面白い会社です。
さらに辛い激辛カレーもチャレンジしましたが、激しい飲み物でした(笑)
オケコンは、本当に何年ぶりかで聴きました。
弦チェレやマンダリン、青髭の方が聴く機会が多くなってしまったからです。
だいたい皆さん、同じCDをお持ちのところが嬉しいです。
投稿: yokochan | 2009年10月21日 (水) 21時57分
eyes_1975さん、こんばんは。
ジンジャーラテですか!
それこそ、信じらんない味です。
でも飲んでみたいです(笑)
そういえば、カラヤンは、DG初期とEMIに録音してますが、80年代以降は再録がなかったですね。
ベルリンフィルでは、あとマゼールがよかったと思います。
メータは未聴ですが、体質的にあってそうです。
デュトワは、まさにキラキラ系の演奏ですよ。
誰かがパリ管あたりとやってくれたらおもしろそうなんですが・・・・。
投稿: yokochan | 2009年10月21日 (水) 22時04分