エルガー 「愛の挨拶」 ノーマン・デル・マー指揮
奈良方面に出張、最後の1日は勝手に休んで、京都ですごす。
そのおりの画像は徐々に公開します。
まずは、なんといっても久しぶりに訪れた「カフェ・エルガー」さん。
朝食をすませたばかりだったので、スコーンが食べられなかったけれど、そのお味はなかなか評判のようだし、何よりも先だって、店主さまのエルガー愛が開いたこの店が京都新聞に掲載されたとのことで、慶賀にたえません。
随所にあるエルガー関連の品々。
まるで、ディズニーランドにミッキーがたくさん仕込まれているように、英国テイストとともに、エルガー卿がたくさん。
店主さまのエルガーのお話や、欧州紀行談などを伺い、まことに楽しい時を過ごせました。
今日、聴かせていただいた、モルクの弾くチェロ協奏曲がとてもナイスな演奏でございました。
それと、ポール・マッカートニーのライブも
みなさま、是非一度行ってみてください。
そして、こちら、知られざる名指揮者、ノーマン・デル・マーが残したエルガーのミニアチュアズ。
「愛の挨拶」はあまりにも有名な曲だけれど、刑事ドラマシリーズ「相棒」で使われたのが、この演奏といいます。
デル・マーの演奏が一番好きというセリフが入るらしくて、その弁は店主さまのお言葉をそのまま使ったとのこともお聴きしましたよ!
そしてその演奏が実に素敵なもので、ヴァイオリンソロが活躍するところが普通のオーケストラ版と違うところで、そのソロに木管楽器がそれぞれ、相の手いれて絡み合うところなんて、ふるいつきたくなるような感じでなのである。
間の取り方、タメの入れ方など、そのすべてが自然な呼吸で、ほんとに気持ちいい。
そして一時盛り上がる場面での弦楽の思い入れの表情もたまりませぬ。
「朝の歌」「夜の歌」といった有名どころも聴かせてくれますぞ。
オーケストラはボーンマス・シンフォニエッタ。
今日は歩き疲れたので、小品一曲をじっくりと堪能しましたよ。
街の中心から歩いてゆける「清水寺」に行ってきましたよ。
まだ紅葉が少し残っていて美しいものです。
学生さん、外人さんもしこたまいました。
中学・高校・大学とそれぞれの時期にここに来たけれど、社会人、というかおじさんになってから来るのは初めて。
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コメント
お帰りなさい。京都、奈良を観光としても満喫されたようですね。
「愛の挨拶」は基本的にはヴァイオリンとピアノの組み合わせだが、ズーカーマン、スラットキン。セントルイス響。シャルム、オルフェウス室管があります。ズーカーマンのはめったに取り上げない「ヴァイオリン協奏曲」のカップリング曲です。面白いことにズーカーマンはナイクルグのピアノ・バージョンと2パターンで出していること。「朝の歌」「夜の歌」はヴァイオリン、加藤知子。ピアノ、江口玲(あきら)のバージョンしか聴いたことがありませんが、CDでは作品番号のためなのか、逆に収録されています。これからが冬至です。でも、
長い夜が過ぎると、やがて、明るい朝がやってくる。
投稿: eyes_1975 | 2009年12月10日 (木) 21時52分
eyes_1975さん、こんばんは。
昨晩、帰還しました。
私もズッカーマンのCDは持ってますが、この曲がカップリングされているのを忘れてました。
ヴァイオリン協奏曲をかなり集めてまして、なにが組み合わされているか忘れちゃうのです。ダメですね。
ズッカーマンは、協奏曲をバレンボイムとも若い頃に録音してます。
ピアノ盤の親密な響きも、この曲はいいですね。
朝と夜も同じく、ヴァイオリンとピアノの演奏もまた素敵な音楽です。
>長い夜が過ぎると、やがて、明るい朝がやってくる<
うまいこと言いますね!
ほんと、心からそう願いたい世のなかです。
投稿: yokochan | 2009年12月10日 (木) 23時54分
お久しぶりです。愛の挨拶!よいですね^^ウチの子どもがこの曲に歌詞を付けて「朝の挨拶おはよう、昼の挨拶こんにちは、夜の挨拶こんばんは、別れはさようなら~♪」と歌っています。え?どっからそんな歌詞が生まれたんだ?誰が歌ってるんだ?とか思っていますが、この歌詞がまたぴったりでビックリしています。さらにこの歌が「朝の挨拶グッドモーニング、昼の挨拶、グッドアフタヌーン、夜の挨拶グッドナイト、別れはグットバイ」というバージョンもありなんだそうです。どうなってんだ!って思ってたら、ドイツ語版やイタリア語版というのもありなんだそうです。
私は、バサ・プシホダが演奏しているSPレコードを愛聴しておりまして、子どもはこのSPに合わせてさっきの歌詞で歌うのです。おかげでこの曲については私の鑑賞の時間はお歌の時間に早変わりといった具合でして。。。。。
投稿: モナコ命 | 2009年12月11日 (金) 14時29分
今日は。お久しぶりです。
ブログは毎日拝読しておりました。
モーツァルトのケッヘル618は、
レニーが最晩年にバイエルン放送響を指揮したやつと
ブリリアントのモーツァルト全集に入っている
ニコル・マットという若手合唱指揮者の演奏を
持っています。最近はマットのアッサリ演奏が気に入っています。モーツァルトの宗教声楽曲であれば、
ケッヘル100番台の少年時代の作品に心惹かれるも
のが少なからずあります。
壮麗で輝かしい上に初々しい感じがして微笑ましいからです。でも10代の若さであの完成度には
何時ものことながら驚かされます。
アバドのボレロは中学時代にLPを買いました。
レコード芸術に掲載されたインタビューで
アバドはロンドン響の楽団員は演奏に熱が入ると
ああいう雄叫びをあげることがときどきあるのですよと
言っていました。でも雄叫びいりの演奏を
レコード化してしまうとはアバドも茶目っ気のある
人なのかもしれませんね。世間では知的で真面目な
音楽家というイメージが定着しているようですが。
愛の挨拶は恥ずかしいことに未だに聴いたことが
ないのです。天才チョン・キョンファが録音していたはずなので聴いてみたいと思います。
恥ずかしい~!!
クラヲタ会、私も出席したかったです。
超名曲・愛の挨拶さえ未だに聴いたことの無い
若造ではありますが・・・
投稿: 越後のオックス | 2009年12月11日 (金) 16時43分
モナコ命さん、こんばんは。
私も歌ってみました。
最初はちょっと字余りですが、ほかは完璧に合いますね!
こりゃ、知りませんでしたね。
歌を覚えちゃったら、まともに聴けなくなってしまいました。
演奏会のアンコールなどでもよくやりますが、これはまずいことになりました。
いっそ、会場のみなさん、ご一緒に、なんてことになれば楽しいかもしれません(笑)
モナコ命さんの、リスニングルームの状況が目に浮かびますね。SPに合わせて歌うお子さんって、日本で一人じゃないですか!
投稿: yokochan | 2009年12月12日 (土) 02時20分
越後のオックスさん、こんにちは。
しばらく登場されなかったので、いかがされているかと存じておりました(笑)
まとめてコメントいただきありがとうございます。
モーツァルトは生れてから、亡くなるまで、その生涯のすべてが最大の作品なのでしょうか。
凡人には及びもつかないことです。
アバドは、若いときより、常にライブ感を求めていました。
リハーサルでは、何も語らず寡黙なのに、本番では爆発する。そんなタイプなんですね。
エルガーのこの愛すべき小品は、必ず聴いたことのある音楽のはずですよ。
聴いてみてください。
そして、是非、東京にきて飲み会になってしまいますが、ご参加ください!
みなさん詳しい方々ですが、越後のオックスさんなら大丈夫ですよ。
投稿: yokochan | 2009年12月12日 (土) 13時11分