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2009年12月29日 (火)

「さまクラ ヲタデミー賞2009」

Midtown_2 六本木のミッドタウン。
この海のようなイルミネーション目当てにすごい人出。
観光バスまで。

Midtown_5

今年のレビューを行います。

年初にコンサートを減らそうなんて言っておきながら、結局去年以上に行ってしまった。。。。

オペラ17、コンサート31、合計48。
(昨年は、オペラ18、コンサート27、計45)。

懐が危急存亡のときにいかんことであります。
しかし、国内演奏家が多かったので、出費は外来が多かった去年ほどじゃない。

で、「さまクラ ヲタデミー賞2009」

まずは、オペラ部門5傑

 ①R・シュトラウス 「カプリッチョ」 二期会公演
 ②ショスタコーヴィチ 「ムツェンスクのマクベス夫人」 新国立劇場
 ③ベルク   「ルル」 びわ湖ホール
 ④ロッシーニ 「ツェネレントラ」 新国立劇場
 ⑤ワーグナー 「ラインの黄金  「ワルキューレ」 新国立劇場

コンサート部門5傑

 ①パトリシア・プティボン リサイタル
 ②シュナイト&神奈川フィル ブラームス・ブルックナー
 ③シュナイト バッハ ロ短調ミサ曲
 ④ハイティンク&シカゴ響 マーラー6番
 ⑤シュナイダー&東京フィル オーケトラル・リング

CD・DVD部門5傑

 ①V・ウィリアムズ 歌劇「毒の口づけ」
 ②ペルゴレージ 「スターバト・マーテル」
 ③ショスタコーヴィチ 交響曲第4番 ハイティンク
 ④ヨナス・カウフマン オペラアリア アバド
 ⑤カラヤン

期待してなかった演出に大いに裏切られ、素晴らしい歌手たちと、なんといっても美しいシュトラウスの音楽。悲しく切ない幕切れに涙が止まらなかった「カプリッチョ」。
若杉さんのやりたかったショスタコ。ムツェンスクが、こんなすごいオペラとは思わなかった。
初めて接した「ルル」の舞台にノックアウト。今年は「ヴォツェック」も観れた。
「チェネレントラ」には心から笑え、楽しめた。名歌手の競演も。
トーキョー・リングは2度目だし、半分だけだからこの位置で。4作通しを是非に!

プティボンには、今年もやられちゃった。もう言うことありませんねheart04
日本で引退したシュナイトさん。音楽に神が宿っていたのかもしれない。
もうあんな演奏はこれから先聴けるかどうかわからない。
オーケストラ演奏の世界最大水準値的な演奏会がシカゴの来日。
ハイティンク、年輪の勝利。人間のなしうる高潔かつ純粋な所作が高みに。
シュナイダー熟練のワーグナー。あんな味わい深いリングが東京フィルから聴けるなんて。
ハイティンクの英雄の生涯、デ・ワールトのリング・アルペン、ルイージのアルペン、プレヴィンのドメスティカ。
それぞれのR・シュトラウス、いずれも素晴らしいものだった。

RVWの知られざるオペラは、その題名とは裏腹に愛らしく、素敵な旋律にあふれたメルヘンオペラであった。完璧にはまってしまった。何度も聴いてます。亡きヒコックスの指揮も素晴らしいもの。
どこまで進化するのかアバド。3度目のペルゴレージは、これまでと全然異なるアプローチ。演奏家の存在すら感じさせないたぐい稀な演奏。
カウフマンのバックをマーラーチェンバーと務めた1枚は、神々しいパルシファルに脱帽。
そして、わたし的には、カラヤンという指揮者を見直してしまったのも今年。
久々に60年代ベートーヴェンやライブ演奏の熱さなどを聴き、俗なカラヤンとは別な側面に今頃気づいている、遅れてきたわたし。

今年、物故された方々。

5月 黒田恭一さん
7月 若杉 弘さん
8月 ヒルデガルト・ベーレンス
9月 アリシア・デ・ラローチャ
9月 エリック・ガンゼル


なかでも、若杉さんの逝去は、あまりにショックで、悲しかった。

まだ、聴く音楽がいくつかありますが、まとめてみました。

そして、ヲタデミー大賞は、「カプリッチョ」であります、ジャ~ンsign03
銀賞、「パトリシア・プティボン」
銅賞、「毒の口づけ」

受賞された関係者には・・・・、
何もありません、あしからず(笑)

Midtown_1

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コメント

yokochanさま お早うございます〜

今年も後わずかですね〜
今年のオペラ、コンサート、凄い数ですね、それに良いものを観られていますよね〜
私も東下りしないことには、オペラも歌舞伎も愉しめませんね〜、爆〜。

今年も色々と教えていただき、ありがとうございました。来年も宜しくお願いいたします〜。

良い年をお迎えくださいね

ミ(`w´彡)

投稿: rudolf2006 | 2009年12月30日 (水) 08時12分

おはようございます。
昨夜、夢の中で今年を振り返っていました。結構オペラ行っていました。憶えているのが、20強。忘れっぽいです。
感銘を受けたのは順に、班女 (ブルーローズ)、ヴォツェック(新国)、ウェルテル(東急)、ワルキューレ(新国)、チェネレントラ(新国)です。 
オペラ以外では、プティボン(王子)、アルカント(王子)、ファウスト(朝日)が素敵でした。
がっかりして帰ったのは、ドン ジョバンニ(サントリー)、藤原75周年(文化会館)でした。
今年も大変お世話になりました。ありがとうございました。

投稿: Mie | 2009年12月30日 (水) 09時44分

こんにちは。
大賞は「カプリッチョ」ですか。私もオペラ部門はそうかも・・・でも私の中では神奈川県民の「トゥーランドット」も同じくらい良かったかなと思いました。コンサート部門ではやっぱり飯守さんのブルックナーと「英雄の生涯」が良かったなあとか思います(オケの実力はどうあれ、あそこまでのレベルの演奏にできる飯守さんは素晴らしい)・・・とは言ってもあんまり今年は色々行ってないんですけども。
さて。
本年もお世話になり有難うございました。来年もどうぞ宜しくお願いいたします。

投稿: naoping | 2009年12月30日 (水) 11時56分

rudolfさん、こんにちは。
なんだかんだで、結構行ってます・・・
来年は、演奏会もあまり行われなくなるんじゃないか、などと心配が堪えません。
rudolfさんも、いろいろとご苦労がおありじゃないかと思います。

是非、東京に攻めのぼってきてください。
オペラと歌舞伎ツアーを是非に!

記事はもう少し続きますが、rudolfさんもどうそ、よい年末年始をお過ごしください。

投稿: yokochan | 2009年12月30日 (水) 15時25分

Mieさん、こんにちは。
今年の総括を聞かせていただきありがとうございます。
いくつか被ってますね。

そして毎回、演奏会やオペラの感想も聞かせていただき、心より感謝しております。
残念なコンサートもいくつかありますが、来年も素晴らしい演奏会やオペラが体験できますことをお祈りしております。
 来年もどうぞ、よろしきお願いいたします。

投稿: yokochan | 2009年12月30日 (水) 15時29分

naopingさん、こんにちは。
naopingさんの方は、年内店じまいですね!
わたしは、ギリギリまで営業してます。
暇人なものですし、いまも事務所で掃除を終えたところであります(笑)

横浜のトゥーランドットもよかったです。
あのロボットのような動きは、まだ脳裏にあります(笑)
若杉さん亡きあと、飯守さんと尾高さんが俄然クローズアップされてます。
あと沼尻氏と現田氏。
来年は、この方々を中心に聴いて行こうか、などと思ってます。
 そうそう、来年はアルミンクもトリスタンをやりますね。
あらかわは、どうなってしまったんだろ??

投稿: yokochan | 2009年12月30日 (水) 15時34分

こんばんは。
拝見しますと、「カプリッチョ」、行けばよかったと後悔しています。「マクベス夫人」は、音楽はいいと思ったのですが、劇の内容に、胸が苦しくなりました。

全然、視聴した量がちがいすぎますが、うちの「にけデミー賞」も明日、出します。重なっているのは「ラインの黄金」だけです。私は「トゥーランドット」の年でした。年始に放映された新国の舞台も良かったですし。

まだ買ってないけど、「影のない女」が楽しみです。来年もよろしくお願いします。

投稿: にけ | 2009年12月30日 (水) 21時17分

にけさん、こんばんは。
にけデミー賞、楽しみにしております。

カプリッチョには、とことん参りました。
もともと好きな作品だし、事前視聴も経て、音楽だけ楽しんだろう、と思っていたら大間違い。
演出の若いローウェルス氏に、完璧にやられてしまいました。
オペラの楽しみや、そして聴き手を夢中にさせることを、今年ほど痛感したことはありません。
カプリッチョにルル、マクベス夫人ですが、それらは、そうした意味ではダントツでした。
何日も、その思いが続きましたから!

「影のない女」、楽しみです。
こちらこそ、来年もよろしくおねがいいたします!

投稿: yokochan | 2009年12月30日 (水) 22時20分

お晩です。皆さんに新年の挨拶を届けるため、この1週間、朝から晩まで10時間以上労働の連続でありました。
僕の一年は、1/2「リング」、ハイティンク=CSOのおっかけ、20世紀オペラの代表作「ムツェンスク」と「ヴォツッエック」を観たこと(これで「ピーター」を観れば完璧だ)。そしてメジューエワのピアノ表現の信じられない素晴らしさを知ったこと・・・。
CDではメンデルスゾーン、ハイドンのほぼ8割方全集完成、ヘンデル・オペラ1/2収集とオラトリオほぼ制覇をしてしまったのが「火の車」になった原因でした。
yokochanさん、今年もありがとうございました。

年明けは川崎の10番でお会いしましょう。

どうか皆様もよい新年を迎えられますように。

投稿: IANIS | 2009年12月31日 (木) 00時35分

IANISさん、どうもこんばんは!

一年で、一番忙しいこの時期。
恐れ入ります。
わたしは、暇人なもので、ワーグナーに熱烈没頭中にございます。
年内にパルシファルを行こうかと思いましたが、時間切れとなりそうです。
IANISさんだからばらしますが、不可思議なるDVDで、記事の書きようもございません(笑)

いくつかご一緒できた今年のオペラにコンサート。
極めて充実しておりましたね。
新潟をご案内いただいた楽しい一日は、記憶に残るものでしたよ!
こちらこそ、ほんとにありがとうございました!

初10番でお会いしましょう。
どうぞ、よい年末年始をお過ごしください。

投稿: yokochan | 2009年12月31日 (木) 00時45分

29日の仕事納めでまた朝まで飲んじまいました(反省)。来年の目標はまず酒量を減らすことですかね・・・
今年を振り返りますと、毎年2~3本みているオペラ、今年はスカラ座の「ドン・カルロ」のみ。やはりチケット代を考えると外来オペラは1本が限界かも。
ハイティンクは今年だったのですよねぇ、なんだか遠い昔のような気がします。

今度はプティボン、ご一緒させてください(笑)。

私もカラヤン、今まで聴き込みが足りなかったなぁと振り返り中です。これぐらいしっかりオケを鳴らせる人が今は少なくなったなぁ~と。

それにしましても、今年はいろいろとお世話になりました。また音楽を肴にお酒を酌み交わすことを楽しみにしております!

それではよいお年を!

投稿: minamina | 2009年12月31日 (木) 11時54分

minaminaさん、こんにちは。
こちらこそ、どうもお世話になりました。
それにしても、いずれの会もよく飲みましたね。
私も酒量を減らすべく努力中です。

外来演奏家はお金がかかりますね。
今年は国内が多かったわたしです。
オペラは、国内ばかり、とても充実しておりました。
そして、パトリシア・プティボンさま、来年は来ませんが、再来年あたりは期待しちゃいます。
是非いきましょう。

また来年もよろしくお願いいたします。
足腰も自然に鍛えられちゃうという、壮絶な飲み会をまた行いましょう。
よいお年を。

投稿: yokochan | 2009年12月31日 (木) 14時10分

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