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2009年12月 2日 (水)

ブラームス 交響曲第2番 カラヤン指揮

Taiyaki たい焼き

羽根付きだ。

これを街角で買う。

Taiyaki_2

そして、こんな感じにして、歩きながら齧る。

どうだい、こんな食い方、うまそうでしょ。

こうして食べると、どうしても頭からガブリといくことになるね。
尻尾を出して食べてると何だかセコイやつと思われちまう

神田達磨の薄皮たい焼きだい。

Karajan カラヤン行きます。
「爆演」とはこういうものを言う。

カラヤンというと、完璧な仕上がりの、まさにレコードの芸術を求め続けた指揮者のイメージが先行するけれど、実はそうではないのであった。

ことに60年代から70年代前半のコンサートでは、驚くばかりの感情むき出しの演奏をすることがあったようだ。

そんなことの証しが、今日聴いたブラームスの交響曲第2番。
1966年4月の来日公演から札幌市民会館での演奏会。
これが掛け値なしにすんごい。
録音は年代を考えるとしょうがないが、ライブの雰囲気ありあり。

第1楽章から乗ってる。ゆるやかに始まりクレッシェンドしてゆく場面のダイナミズムの幅が大きい。それからは歌いまくりだ!
最後のコーダでは、テンポを落として印象深く締めくくる。
第2楽章は一転、じっくりとブラームスの緩序楽章の妙が楽しめる。ほんと美しい。
第3楽章も歌が強いし、この愛らしい楽章がメリハリ充分に聴こえる。
終楽章は、冒頭から音量の落差が大きい。そして劇的かつスピード感充分。
燃えまくってますよカラヤンが
うなりをあげてばく進しまくるベルリンフィルの鉄壁のアンサンブル。
こりゃもう、とどめようもない。
カラヤンも唸ってますぞ。
フィナーレは猛烈なアッチェランドがかかり歓喜のトランペットが響き渡り、こらえきれなくなった聴衆から拍手が巻き起こってしまうのだ

なんということでしょう。
カラヤンに爆演を聞くなんて。
一度限りしかできない、まさに興が乗ってやってしまった、という感じ。
聴衆も聴衆だ。興奮しちゃって止められなかった。
まさに演奏者と聴き手が一体になってしまった。
何もお互いここまでやらなくても、という気になってしまう。
そして思わず笑って、そして呆れてしまう。
誰かの言葉を借りれば、命をかけた演奏といえよう(笑)

この演奏マジですごいですから、興味を持たれた方は聴いてみてください。
爆演堂」に売ってます。
それと同じ来日公演から、東京での演奏会、ベートーヴェンの1番とレオノーレ序曲3番。
これもすげぇです。
ことにレオノーレの一気呵成の名人芸的なスピードは、芸術は爆発だ的な世界が繰り広げられ唖然としてしまった。

私は、オペラ以外は、本来は長くアンチ・カラヤンだった。
音楽の聴き方、受容の仕方も歳を経て、また環境が変わって、または周りの人々の影響などにより変わって当然だと思う。
クラシック音楽聴き始めはカラヤンばかり。
そしていま、またカラヤンが近くに感じられるようになってきた。
とりあえず、いまのところは、60~70年代のカラヤンですがね。

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コメント

こんばんは。渋谷に行列ができるたい焼き屋があります。思えば、「およげたいやきくん」ブーム再来?
私はカラヤンのブラームスの「全集」で70年代が一番合っていると思います。あの時はミリオン・ヒットが生まれましたね。
学生時代まではカラヤン嫌い。クラシックに興味なし。それがいつの間にか変わりました。
「第2番」を比較してみるとカラヤンのシンフォニックなのに対し、同じベルリン・フィルでもアバドになると軽やかに仕上がっています。ブラフェチでバーンスタインやベームのウィーン・フィル。サヴァリッシュ、ロンドン・フィルもシブいブラームスの魅力を感じさせる内容だと思います。

投稿: eyes_1975 | 2009年12月 2日 (水) 23時25分

eyes_1975さん、こんばんは。
いまや、たい焼きは全国的なブームにあります。
タピオカの白いたい焼きは、すぐに廃れそうですが、オーソドックスな定番たい焼きは不滅であります。
都内でもあちこちにありますね!

カラヤンは、ブラ2が昔からお得意でした。
ブラームス全集は、何度録音してるでしょうかね。
2番だけでもそれらを聴き比べてみたいものです。
私も一時ブラフェチになりまして、全集をたくさん揃えました。
挙げられた演奏の数々、いずれも素晴らしいですね。
2番ではあと、バルビローリとハイティンク(コンセルトヘボウ)も好きですね。

投稿: yokochan | 2009年12月 3日 (木) 00時12分

 今日は。 カラヤン指揮のブラームス2番は、70年代の全集に入っているものしか聴いたことが無いです。カラヤン・エディション38枚に入っているやつです。いい意味で優等生的な演奏ですね。少し人工的な感じもしますし。でも嫌いではありません。仕上げが丁寧ですし。そんなカラヤンでもライブでは強烈な爆演奏をすることがあるのですね。私も聴いてみたくなりました。ゲルギーさんの演奏会、お疲れ様でした。ピアノコンチェルト1曲に交響曲2曲とは盛りだくさんな演奏会でしたね。ブログ主様のマクベス夫人抜粋の感想を楽しみにしていたのですが・・・ルーシンク指揮のバッハ教会カンタータ全集、20枚聴きました。いい意味でアマチュア的な感じがします。155枚のバッハ大全集、聴き終えるのは何時になるのでしょう?シュライアー指揮の世俗カンタータもなかなかの名演です。独唱陣も豪華です。カラヤンを再評価しておられるのですね。カラヤンの次は指揮者アシュケナージの演奏も聴いてみてください。

投稿: 越後のオックス | 2009年12月 3日 (木) 11時37分

 ブラームスの2番は、シャイー&コンセルトヘボウがいちばん好きです。最初に聞いたのがレニー&ウィーンフィル。それからカラヤン、ノリントン旧盤、ベルグルンド、セル、ジュリーニなどが印象に残っています。ブラ2を実演で聴いたのは一度だけです。シノーポリ&ドレスデンの仙台公演です。ドレスデンの弦楽器の音は本当に美しかったです。

投稿: 越後のオックス | 2009年12月 3日 (木) 11時42分

こんにちは

カラヤンのブラームスの2番
1981年の来日コンサートで聴きました
もちろんベルリンフィルです
多分札幌での爆演(聴いてません)よりも
大人しいものだったと思いますが
ベルリンフィルサウンドが爆発した
圧倒的なものでした

カラヤンに限らず
若かりし頃の演奏は貴重ですね

投稿: 天ぬき | 2009年12月 3日 (木) 14時40分

越後のオックスさん、こんばんは。
カラヤン、再評価です。同時に、過去の自分への遡りでもあるんです。
70年代後半のカラヤンは、それまでとは違うような気がするのですよ。
自身の演奏を完璧にメディアに残そうがするために、ライブの偶発性は封じられ、演奏は完璧なまでの完成度を求めるようになったのです。
ただ、その頃以降は、ほとんど聴いてませんので、ご指摘のブラームスも含めてちゃんと聞いて行こうと思ってるカラヤンなんです。

アシュケナージですね。
う~む、吾輩の残された人生の時間に、ピアノでないアシュケナージがどれだけ入り込めるかでしょうか・・・・。
爺さんみたいですが、歳をとると、日々聴く音楽も真剣味が増します。
ほんと、時間が欲しい。
切実に思いますね!

投稿: yokochan | 2009年12月 4日 (金) 00時33分

天ぬきさん、こんばんは。
わたしは、変な自慢ですが、カラヤンを生で聴いたことがないのです。
本文にありますように、アンチだったものですから、もってのほかだったのでしょうね。
年代こそ違え、今聴くカラヤンはかっこいいし、人を引きずりこむ、圧倒的な力を持っていたのでしょうね。
参りました。
生カラヤンを聴かれた天ぬきさんがうらやましいです!

投稿: yokochan | 2009年12月 4日 (金) 00時38分

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