ワーグナー 「神々の黄昏」 ショルティ指揮
大阪梅田の地下街のツリーとイルミネーション。
奥行き感もあって、そんなに華美じゃない。
さまええるクラヲタ人が選ぶ、今年のイルミネーション大賞候補のひとつだ。
今年の年末バイロイト放送の予定。
24~27日「ニーベルングの指環」(ティーレマン)、28日「マイスタージンガー」(ヴァイグレ)、29日「トリスタン」(シュナイダー)、30日「パルシファル」(ガッティ)。
いずれも21時開始。
毎年のことながら、忙しいことである。
オーパス・アルテと契約したバイロイト。
今年と来年あたりで、ティーレマンのリング映像を収録しそうだし、カテリーナの過激マイスタージンガーもDVD化される。
こうして次々にバイロイトの音や舞台が身近になってくると、有難みがちょっと薄れてきちゃうのも事実であります。そして、それよりも懐に厳しすぎるし、もうこれ以上、置場所がない。もう新しいものを出さないで、勘弁して欲しい。
1876年に始まったバイロイトの祝祭。
1883年にワーグナーの亡くなったあとは、コジマが取り仕切り、1930年まで93歳の人生を全うした強い女性である。
コジマには、前夫の二人の娘がいたほか、ジークフリートが生まれる前にさらに二人の娘をもうけていて、その名前は、イゾルデとエヴァであるから徹底したものだ。
そこに生まれたのが男の子だったので、父リヒャルトの喜びようはなかったであろう。
息子ジークフリートは、父親からさまざまな指導を受け、語学も堪能でイタリア語と英語はベラベラだったらしく、建築家を志すのもイタリア好きがあったからかもしれない。
おまけに大のヴェルディ好きで、その旋律をよく口笛で吹いていたという。
そのジークフリートが、音楽家の道を歩むことになったのは、父亡きあとのこと。
作曲も台本もこなし、指揮も演出もするマルチな父親譲りの才能であったが、今はまったく顧みられることない偉大すぎる父を持ったジークフリートである。
しかし、父と違って、本当にいい人物だったらしい。
コジマのあとをそのジークフリートが継いだのが、1906年。
晩年にはナチスも台頭しているが、毅然とした態度を貫いた母・息子。
演出家としてのコジマは旧弊なものだったらしいが、ジークフリートはイタリアの美術家アッピアの考えを取り入れた新しい舞台を作りだした斬新な人で、ヴィーラントの天才、ウォルフガンクの実務は、父親から譲り受けた才能であろう。
しかし、1930年、母の後を追うようにして亡くなってしまう。
ここで登場するのが、ジークフリートの妻であったヴィニフレッドで、彼女は英国人。
彼女の存在がワーグナー家の闇の部分を担ってしまうことになるわけだが、ヒトラーを信奉した彼女の役割は、バイロイトの水準維持のためにも当時は、已む無しと思われるが・・・。その時の「みそぎ」を戦後ずっと行ってきたのもワーグナー家の人々。
面白い存在は、娘のフリーデント。幼い頃は、慕っていたヒトラーおじさんが、危険な独裁者とわかると、スイスに逃げ、さらにアメリカに移住してしまうという徹底ぶり。
ワーグナー家の人々は、このように激しい女性ばかり!
1951年の戦後バイロイトの再開については、数々のことが書かれてます。
私の愛読書は、ペネラピ・チュアリングの「新バイロイト」という本。
英国の女性ワグネリアンが、1951年から1968年まで毎年バイロイトに通いつめ、その上演の様子をレポートしたり、ワーグナー家のこと、バイロイトの街のことなどが書かれている。
ベームのリングのレコードの初版特典だった。
貴重な写真も満載。
クナがカイルベルトが、カラヤンもベームもバイロイトを飾った指揮者や歌手たち、そして二人の孫の演出の模様もしっかり描かれております。いまは絶版でありましょうか。
「神々の黄昏」は、1869年から作曲が始められ1874年に完成されたが、その間は祝祭劇場建設に奔走し多忙を極めた、
ワーグナーの作品の中でも、一番巨大な「たそがれ」はレコード時代は6枚組だった。
快速ベームが5枚組。
4時間30分にわたるドラマは、巧緻の限りを尽くし、これまでのリング3作で張り巡らされた仕掛けの数々が、完結に向けてすごいほどの集中力をもって動き出し、音楽がおのずとドラマを語り出すのを強く感じる。
音楽とドラマの完全なる融合。
ワーグナーの行き着いた極致は、最後の「パルシファル」においてさらに別次元の扉を準備することとなる・・・・・。
ワーグナー 「神々の黄昏」
ジークフリート:ウォルフガンク・ヴントガッセン
ブリュンヒルデ:ビルギット・ニルソン
グンター:ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ
ハーゲン:ゴットロープ・フリック
アルベリヒ:グスタフ・ナイトリンガー
グートルーネ:クレア・ワトソン
ワルトラウテ:クリスタ・ルートヴィヒ
ウォークリンデ:ルチア・ポップ
ウェルグンデ:グィネス・ジョーンズ
フロースヒルデ:モーリン・ガイ
第1のノルン:ヘレン・ワッツ
第2のノルン:グレース・ホフマン
第3のノルン:アニタ・ヴェルキ
ゲオルク・ショルティ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団
合唱指揮:ウィルヘルム・ピッツ
(1964.5@ウィーン・ゾフィエンザール)
リングのレコーディング史上の最大傑作は、やはりショルティ盤であろう。
当時のワーグナー歌手をウィーンに集め、ウィーンフィルを縦横に使用した、ジョン・カルショーの作り上げたレコード芸術の極である。
擬音をふんだんに取り入れ、歌手たちの位置もステレオ効果でばっちり。
オーケストラのマッシブな響きも巧みに捉えられていて、歌もそうだが、オケを聴く楽しみも最大限に味わえる。
あの凄まじい「ラインの黄金」のハンマーの音が録音されてからもう50年が経過している。
いまや、オペラの録音はライブが主流となり、音源から映像へとそのメインメディアも変貌しつつある。
でもそうした変遷に決して埋もれることなく、永遠に輝き続けるであろう名録音が、このショルティ=カルショーの「リング」なのだ。
ワーグナーに限ってはカラヤンとベームのリング、クナのパルシファル、ベームのトリスタンなどもそこに加えたい。
氾濫するCDを、1枚1枚慈しむようにして大切に聴くということは、なくなってしまったが、レコードというある意味貴重な品物を押し頂くようにして聴いてきた世代としては、こうした永遠の名盤は、心の襞にしっかりと刻まれてしまっているから、その地位はちっとやそっとじゃ揺るがしようがない。
最新のデジタル録音から比べたらさすがに経年を感じさせるところが多々あるし、工夫を凝らしたカルショーの仕掛けが、今となっては時代がかって聴こえるし、効果のための効果と感じなくもない。
でも、それゆえにこそ、長大な「リング」を飽くことなく聴くことができたのだし、あのハンマーやワルハラの陥落、雷鳴などの箇所を楽しみにしてしまう自分がいたりするわけで、先にも記したとおり、完璧なるレコードの芸術なのだから。
クナッパーツブッシュでなく、ショルティが指揮者に選ばれたことも、今となっては正解。
クナの悠久を思わせる叙事詩的演奏も魅力ながら、それはレコードには収まりきれない世界だったかもしれず、ショルティの直情怪行的な明快かつ豪快な解釈こそ、カルショーのソニックステージ・リングに相応しく、長く聴きこむことのできる演奏になった訳でもある。
そのある意味縦線のピタリと揃った線のキツイ解釈を緩和させているのが、ウィーンフィルの独特の音色で、60年代当時は、いまの国籍不明になりつつあるこのオーケストラとは大違いで、鄙びた古風な音色さえうかがえるところが嬉しい。
久しぶりに聴いて、「あぁ、これこれ!」とニンマリしてしまったウィーンフィルなのである。
当時最高のワーグナー歌手を揃えたキャストは非の打ち所がまったくなくて、これより後だったら下り坂に向かってしまう歌手たちのピークの状態が最良の条件で録音されたことも喜ぶべきこと。
主役ふたりは、ベーム盤と同じだが、ライブでないぶん、こちらの方が精度が高く、ことにヴィントガッセンは若々しく、歌いまわしが巧妙で、こんなにうまかったっけ、と感心してしまった。
そしてまたしても驚嘆すべきは、ニルソン。ベーム盤のライブとほぼ同じコンディションで、あちらは出ずっぱりのライブに係わらず最初から最後まで変わらぬペースで歌い続けてることも驚きであるが、スタジオ録音でもライブ感ある迫真の歌唱で、その冷凛とした真っ直ぐの声には、背筋が伸びる思いだ。普段が茶目っ気たっぷりでたくさん逸話のあるニルソンだったが、その強靭な歌声とのギャップがはなはだ大きくて、彼女の大らかな人間性が偲ばれる。北欧系の方々の共通項かもしれない。
4年前のクリスマスの日に亡くなってしまったニルソン。寂しいですな。
ニルソンの絶唱ともいえる自己犠牲の場面を経て、ワルハラの陥落、そして救済の動機等が繰りなす大団円、あらゆるリングの録音の中で、これほど壮麗かつ感動的な演奏はないのではなかろうか。
グラインドルと並ぶ名ハーゲン、フリックの痛烈なハーゲンも久方ぶりに聴くと耳から鱗が落ちるような快感を呼び覚ます。2幕のピッツの指導を受けた合唱と、ショルティ閣下の睥睨するオーケストラと特注のブラスによるやり取りには誰しも白熱した興奮を覚えるのではなかろうか。ドイツの純正バスの真髄をここに聴く思いだ。
F=ディースカウのグンターは立派すぎて、とても意志をもたないお人よしには思えないくらい。相変わらず、言葉ひとつひとつへの感情の入れ込みが強いが、この頃の声には力強さが十分すぎるほどあったので、違和感はなく、ウォータン系のステュワートのそれとともに好きなグンターである。
美しいソプラノ、ワトソンの哀れなグートルーネ。
神々しいルートヴィヒのワルトラウテ。
ザ・アルベリヒ=ナイトリンガー、素敵すぎる。
ポップ、ジョーンズと並んだラインの娘っ子たち、ベテラン勢のノルンたち。
いずれも豪華な顔ぶれで、もったいないくらい。
ジークフリート:不死身の英雄だけど、世間知らずのお人よしが玉に瑕。
忘れ薬を処方されるが、ブリュンヒルデだけを忘れて、愛馬や隠れ兜、ブリュンヒルデの岩屋、自分の名前などはちゃんと覚えている。なんでだろ。
女だけ忘れる、都合のいい薬。私たちも欲しいぞ。
ブリュンヒルデ:いつも清く正しく真っ直ぐ。ハーゲンやアルベリヒが一番恐れていたのは、ブリュンヒルデ。
しかし、嫉妬は彼女をも狂わせてしまった。
父ウォータンを愛し、ゆえに神々と縁が切れても、きっと父のことは想っている(と思いたい)。
でも、神々の凋落の幕を引いてしまうのは彼女であり、すべてをリセットして元のあるべきところへ戻してしまうのも彼女。
次世代の母たるブリュンヒルデ。
ハーゲン:頭がいいのだか、悪いんだか、わからない。
リング随一の切れ者だが、別にジークフリートに思いだし薬を飲ませて、昔話をさせることはなかろうに。
あんなことしなければ、気のいいグンターに見透かされることもなかった。
最後も、あんなに欲しかった指環なのに、力ずくで取ればよかったのに。
長大なリングで、最後に声を発する記念碑的人物。
グンター:いい家柄のぼんぼん。初めて会ったジークフリートといとも簡単に義兄弟の契りを結んでしまう。
でも、まんまとハーゲンに騙され兄妹ともに哀れな末路をたどる。
近時は、病的で神経質なタイプで演出されたりするいじられやすい、注目の役柄。
グートルーネ:歌いどころ少なく、ハーゲンとグンターの陰に隠れている妹。
私も多くを語れない。ジークフリートが惚れちゃうのだから、いい女に描かれるべき女性。
トーキョーリングでは、兄は薬物依存、妹はセクシーガールだった・・・。
アルベリヒ:息子ハーゲンの夢の中に現れちゃうオヤジ。まだ生きているのか?
眠りながら語る息子も不思議なら、夢に出てくるリアル・アルベリヒがせっかちに息子を叱咤するのが面白い。
いつまでも煩い親父でハーゲンも気の毒。
ワルトラウテ:ワルキューレの中から一人登場。ブリュンヒルデ破門のあと、ウォータンに一番近いところにいた。
弱った父を一番よく見ていたからこそ、指環をラインに返すことを進言するものの、人間になった姉は頑なだった。
この役も神々の現状を語る重要な役だからいいメゾが必要!
ラインの娘たち:ここでも男をたぶらかそうとする、悪い女河童たち。
ジークフリートもそこで、指環を投げちゃえばよかったのに。
ハーゲンも最後は川に引きずり込まれちゃう。
ノルンたち:運命の綱をなう娘たち。エルダの娘だが、お父様とか言ってるから、ウォータンの娘でもある(とされる)。
この楽劇に本当に必要だったか、ちょっと冗長な思いを抱く彼女らの冒頭部分。
何事も運命によって定められているのか??
これにて、「ニーベルングの指環」完結。
弊ブログでは、4度目のリング。
手持ち音源は、CDが14種、DVDが1種、VHSが3種、放送音源80年以降無数。
実演では、コンサート形式を含めれば4度。
5度目の、トーキョーリングが進行中。
やはり、リングは何度味わっても面白い。書くこともたくさんある。
この先、残された人生で、あと何回「リング」を聴くことができるだろうか。
しこたまある、ワーグナーのコレクション、わたしの子供たちは引き継いでくれるだろうか?
来年またリング特集やりますから、呆れてないで見て下さいましね(笑)
「神々の黄昏」過去記事
「ブーレーズ&バイロイト」
「クナッパーツブッシュ&バイロイト」
「カラヤン&ベルリン・フィル」
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コメント
こんばんは。「神々の黄昏」と「リング」はゴール・イン。ワグネリアンにショルティが決定盤でないかしら。面白いのは日本初演は朝比奈隆が毎年1作品ごとに上演し、1年に4作品上演したのはロペス・コボスだったと聞いた。
クリスマスには「くるみ割り人形」ではなく、「リング」や「ジークフリート牧歌」もいい。1日で済むかしら。
年末は第九ですが、実際は第九の元となったと言われる「合唱幻想曲」が初演された。でも、バレンボイム、ベルリン・フィル弾き振りしか持っていません。
投稿: eyes_1975 | 2009年12月21日 (月) 22時31分
すごいですね、yokochanさんのワーグナー熱は。
感染しそうですわ。
私は新婚ホヤホヤの1986年、東京出張のみやげ(?)に銀座のヤマハでクナの指環全曲(3万円以上したかな?)を買ってきて、10数年かけて一回聴きました。
今は、どっかに流れていきましたが、ベームとカラヤンが私に聴かれる日を棚で待っています。
実は、入院中に密かに「指環制覇」を敢行する予定でしたが、文字を見ながらの鑑賞は全て中止しました。
でも、退院後、カルショウの「レコードは・・・」を読み、「リング・リザウンディング」も手元に配して、外堀から埋めつつあるところです。
投稿: 親父りゅう | 2009年12月21日 (月) 23時35分
リングの連載、お疲れ様でございました。
リングにはまるのは結構でございますが、ほどほどに・・・。とはいえ、i-Pod Classic に入れてるワーグナー、今日から負けずに聴き始めました。まず「マイスタージンガー」と「パルシファル」第1幕です。大雪のおかげで聴き進みますわ・・・。
今年の「リング」最後の「黄昏」がショルティですか。「ライン」から「ジークフリート」までいずれも持っているものでしたが、ショルティは大昔、LPで買って嫁に出して以来手に持っていない。まだカラヤン、クナも欲しいとは思っているし。でも、映像が先ですね。バイロイトの新戦略、僕はのりますよ!
投稿: IANIS | 2009年12月21日 (月) 23時55分
eyes_1975さん、こんばんは。
終わりましたぁ~、ショルティで晴ればれと!
やはり、リングを全部聴き終えると、満足感でいっぱいですし、独特の感動に包まれます。
が、もう一度最初に戻りたくなるのも事実。
やめられません(笑)
朝比奈とコボスの日本初演、両方観ました。ついでに二期会による各初演もです。
もう、狂ってるものですから、すいません。
1日で、リングを聴く15時間。大変ですねぇ。
昔、徹夜でベームのリングのマラソンレコードコンサートがありましたが、みんな寝てしまったようです(笑)
合唱幻想曲は、妙な曲です。ポリーニとアバドを持つのみです。
投稿: yokochan | 2009年12月22日 (火) 00時28分
親父りゅうさん、こんばんは。
入院中にワーグナーは、文字通り、体に毒ですよ(笑)
ワーグナー視聴には、時間と体力も要りますね。
これからもずっと聴き続けるためにも、鍛練します(笑)
ベームとカラヤンの待つ棚。いいですねぇ。
私の方は、ケンペのコヴェントガーデンが1年以上待ってますが、いまひとつ手が伸びないのは録音がイマイチのせいであります。
それと、あのカイルベルト盤も所有しておりません。
こんな感じで、とどまるところを知りませんが、親父りゅうさんも、外堀から攻め入り、是非ワーグナーの毒を皿ごと食らって味わい尽くして下さい(笑)
投稿: yokochan | 2009年12月22日 (火) 00時35分
今晩は。
高校時代に初めて買った神々の黄昏がショルティ盤だったのですが、この頃のショルティのごり押し的な指揮と効果音の思わせぶりな使い方に抵抗を感じるようになって最近はあまり聞かなくなりました。でもブログ主様の好みからして神々の黄昏はハイティンクかヤノフスキあたりではないかと思っていたのですが私の予想は見事に外れてしまいました。
ショスタコシリーズは次は第12番ですね。フーガの技法とともに楽しみにしております。
投稿: 越後のオックス | 2009年12月22日 (火) 00時39分
IANISさん、こんばんは。
リング制覇は、これで何度目になるでしょうか。
数えきれないほどですが、まだまだ聴き足りない思いを抱きます。困ったものです。
ショルティのこのリングと、バイロイトのリングは、テンポを見ると、別人の感ありますが、音の作り上げ方は同じようにも思います。
いずれ、オルフェオが復刻することを期待しますし、バイロイト=オーパスの戦略に処々期待したいですね。
さて、あとは「パルシファル」です。
こちらは雪こそ降りませんが、極寒の師走です。
なんとか年内に終わらせたいところです。
投稿: yokochan | 2009年12月22日 (火) 00時40分
越後のオックスさん、こんばんは。
リングをバラバラに聴くということ自体悩ましい行為でして、誰の演奏をどう組み合わせるか。
ほんとに悩みました。
ラインゴールドをショルティにしようとも思ったのですが、往年の歌手たちが揃った黄昏にしました。
あの効果音や、ショルティの直情解釈、久しぶりに聴きなおしてみて、意外や新鮮な思いで聴きました。
終わればまた聴きたくなるのがリングです。
またいずれ、やりますよ。
ショスタコは、年明けまで、しばし中断です。
ショスタコの気分じゃないもので(笑)
投稿: yokochan | 2009年12月22日 (火) 00時44分
yokochanさま こんばんは
何度目かの『リンク』の特集
愉しく読ませていただきました
私も色々と集めていますが、yokochanさんほどではありません。それにライヴは一度も観たことがありません、残念ながら〜。
私も『リンク』を12月に聴いていこうと思っていましたが、中途で頓挫です、爆〜。
ショルティ盤を最後に選ばれましたね〜
この時期のヴィーナー・フィルハーモニカー、実に良い音がしていますよね〜。それに豪華な歌手陣、私もLPで聴いていた頃が懐かしいです、CDも持っていますが〜。
年末になるとヴァーグナーを聴きたくなるのは、NHKの責任ですよね、爆〜。
お疲れさまでした〜
ミ(`w´彡)
投稿: rudolf2006 | 2009年12月22日 (火) 17時35分
rudolfさん、こんばんは。
聴く前は、こんなに長いのイヤだな、とか思いつつ始めるのですが、いつしかすべてを聴かなくては気がすまないようになってしまうのが、わたしにとっての「リング」です。
恐ろしい時間食い虫です(笑)
人がワーグナーに夢中になる気持ちが、痛いほどよくわかります。
だって自分のことですもんねぇ(笑)
そして、数十年にわたる罪なNHKの年末放送。
そろそろですね。
長年の放送の中で、唯一放送されなかったものがありまして、それはエッシェンバッハの唯一登場した「パルシファル」なんです。
私はNHKに抗議しましたが、放送予定はありません、と言われてしまいました。
何があったんでしょうねぇ??
それにしても、ここで聴くウィーンフィルの音は素晴らしいですね!
投稿: yokochan | 2009年12月23日 (水) 00時34分