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2010年2月26日 (金)

ワーグナー 「大ピアノソナタ」 W・ゲヌーイ

Jelly_beans
今日も暖かい一日でしたなぁ~
もう春、来ちゃうんでしょうか?
ハイカラな携帯の広告をパシャリ。
むかし、ジェリー・ビーンズを大好きなアメリカ大統領がいましたな。

冬にはもっと頑張って欲しい。
いったいぜんたいどうしちゃったんだい?
季節感まるでなしの日本、全然美味しくない。

Bayreuth_klavier_music
熱中ワーグナー
今日は、以前からこっそり聴いて機会をうかがってきた、器楽曲です。

強烈かつ、人を惹きつけてやまない歌劇・楽劇のひと、ワーグナーなんだけれど、いま多く聴かれる作品が生まれるまえの習作期には、数々のオペラ以外の音楽も創作した。
いくつかは失われてしまったけれど、ピアノ作品はそこそこ残されている。

現存するものでは、本日の大ソナタ、作品1のソナタ、幻想曲、ヴェーゼンドンク夫人にささげたソナタ、4手用ポロネーズなどが残っている。
初期と中後期という時代配分で、初期は敬愛したベートーヴェンの影響、その他はリスト(なんといっても義父さまだし)の雰囲気がるのが、いかにもワーグナーらしいところ。

今日は「大ソナタ」を。

何が大ソナタかって?

何もない、普通のピアノ作品なんです。

第9に心酔したワーグナーは、その第9をピアノ独奏用に編曲したくらいで、その流れでベートーヴェンを想い、この大ソナタを書いた。1832年のこと。
ワーグナー19の青年の頃であります。
同時期に交響曲ハ長調という幸福感みなぎる作品も書いてます。

そして生まれたこのソナタは、至極普通のピアノ作品でして、むしろ後年のオペラ作曲家としてのワーグナーの姿はまったく見られず、古典的で形式に枠にしっかりと収まろうとする妙な意識が感じられて、いじらしい。
その音楽は、意外なまでにかっちりとしていて、そんな中に初期ロマン派的な拙い語り口もあったりで、後世の雄弁さとはまた違った穏やかさがある。
少し元気なウェーバーといった感じか。
全4楽章、元気ハツラツ・オロナミンC的な1楽章、ベートーヴェンの緩徐楽章のようなロマンティックな2楽章、終楽章への序奏のような短めの3楽章からその終楽章へは休みなく続き、そこではフーガが展開される。これぞ、ベートーヴェンですよ。

ウェーバーとベートーヴェンを強く感じさせる、ワーグナーの大ソナタでありました。

その読み方すら不明で自己流で、ゲヌーイとか読んだけど、いまは入手不能のアカンタ=ピルツの盤は2枚組で、ワーグナーの主要ピアノ作品と、リスト、それに驚くべきことに、ビューローの作品まで収録されている。
ワーグナーを軸に、義父と、奪った妻の元夫の作品。
なんだかなぁ~、やたらにドロドロとややこしい関係だけど、その音楽は極めてまっとうでございました(笑)
このピアニスト、ちょっと調べたら、すでに97年に60歳で亡くなってしまっているけれど、残されたレコーディングはシュポア、プフィッナー、ブゾーニなど、かなりコアな分野の作品ばかり。極めて魅力なんです(笑)

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コメント

 おはようございます。ご無沙汰です・・・

 このCD2枚組、私もだいぶ前に今は無き大阪・梅田のクラシック音楽専門レコード店で入手したように記憶しているのですが、その際、自宅に戻って開封してみたところで同じCD(「CD1」だったような…)が2枚入っていることが判明し、後日に交換して貰ったというほろ苦い(?)思い出があります。

 で、ワーグナーのピアノ曲でありますが、あいにく『大ピアノソナタ』ではなく、今回ご紹介されているCD2枚組とは別のCDに収められている『ピアノ・ソナタ変ロ長調作品1』(だったような気がするけれども…何しろ変ロ長調のピアノ曲だったことは覚えています)のほうを耳にしたことがあり、聴いた感じとして、やはりベートーヴェンの影響をモロに受けているような印象でした《ちょっとしつこさが感じられたような…》。

 そして、今は『交響曲ハ長調』を折に触れて耳にします〔ちなみにレーグナー指揮〕───同様に、何だかベートーヴェンを更に重厚にしたような感じの曲のつくりをしている印象を抱くところなのですが、すっかり私にとってのお気に入りの曲の一つとなっています(笑)

投稿: 南八尾電車区 | 2010年2月27日 (土) 06時07分

南八尾電車区さん、こんばんは。
あ、梅田のワルティの前身ですかぁ。
私も、出張の際、空港バスの時間をにらみつつ何度も通いました。いまのそうです。

こちらは秋葉原のいまや死に体のI電気でむかし買ったものです。
ご指摘のソナタも、わたくし聴いてますよ。
まさにベートーヴェン的な世界にほほ笑みを感じますね。
そして交響曲もレーグナーですが、若杉さんやゲルデスを聴いてみたい今日この頃です。

投稿: yokochan | 2010年2月28日 (日) 02時11分

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