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2010年4月28日 (水)

エルガー 「エニグマ変奏曲」 デイヴィス指揮

Akihabara1
秋葉原の万世橋から、お茶の水方面を望む。
先にある駅がお茶の水。
神田川にかかるこの橋、お茶の水の昌平橋とともに、江戸時代からの歴史を刻んでおります。
春の夕刻にパシャリと1枚。うまく撮れました。

かつての昔、中央線の万世橋駅があったそうな。
これもかつてあった交通博物館のあたり。
東京はどんどん変わってしまう。
 そして、右岸の石丸電気も変わってしまった。
レコード時代は、聖地だったのに・・・・。

Enigma_vwilliams6_davis
バイエルン放送交響楽団創立60周年のCDから、歴代主席指揮者を順に聴いてゆくシリーズ。
第3代主席のサー・コリン・デイヴィスとあいなりました。

ヨッフム、クーベリック、コンドラシン(未就任)に続いて4枚目。
デイヴィスの治世は、1983年から1992年まで。
クーベリックのあと、空席だったポストに、ソ連を脱したコンドラシンに他の競合を抑えていち早く白羽の矢をたてたけど、就任を前に急逝してしまったのがコンドラシン。

英国指揮者が、ドイツの楽団にポストを持つことって、あまりなかった当時。
逆にドイツの指揮者は英国では昔から、崇められる。
そして、ドイツオケとの関係をもっとも深めたのは、そのデイヴィスが一番ではなかったかしら。
 その後のデイヴィスは、ドレスデン、ベルリンと併行して関係を深め、よりドイツ的な味わいを身につけ、母国ロンドン響のオールマイティな音楽監督として君臨することとなるわけ。
そのLSOが、なぜか、いまやGさんだもの。
この際、ロシア一色の濃いオケに変貌してしまえばいいのに、フレキシブルな機能オケなものだから、よりなんでもござれ的変幻自在の存在になってしまう気がする。
これは余談ですが・・。

バイエルン放送響の音源は、NHKがFMで繁茂に放送してくれたので、歴代の音源はそこそこ愛聴してきました。
このエルガーも、しっかり録音して、同日演奏の「ドビュッシーの海」とともに何度も聴いてきた演奏であります。83年の録音。
デイヴィスは、このライブも含めて3度、エルガーの「エニグマ変奏曲」を録音していて、こちら以外はいずれも、ロンドン交響楽団とのもの。
初回は未聴なれど、ロンドン響と比べてみて、録音環境や年代により技術変化はあるにしても、バイエルンとの演奏に聴く機能的な爽快さは、英国やアメリカのオケとも違う温もり感をあるドイツの木質感を伴ったものである。
響きはマイルドでまろやか。
良質の磁器に注いだ暖かいミルクティ。
陶磁器は、バイエルンじゃないけどマイセン。ミルクはバイエルン・アルプスのもの。
紅茶はブレンドで、イングリッシュ・ブレックファーストとまいりましょうかcafe

Enigma_davis_lso
ロンドン響とのライブは2007年の録音で、24年の隔たりがある。
ともに自主製作であるが、演奏の音の鮮度では甲乙つけがたい。
バービカンの響きの少なめの録音が、かえって音の親密度を高めていて、流れのよかったバイエルン盤に比べて、音の掘り下げが深くなり雄弁。
 最後のさりげないアッチェランドとその後の錯綜した響きを一本にまとめて崇高な雰囲気に紡ぎあげてゆく手腕はまったくもって見事で、デイヴィスの円熟を強く感じさせる。

こちらは、本場ウェッジウッドのティーカップでロイヤルにまりましょう。
ストレートティは、香り高いダージリンでどうぞcafe

私は、どちらのデイヴィスのどちらのエルガーも、そしてどちらの紅茶も好きですよ。
午前中はさわやかにバイエルン盤、夜はじっくりとロンドン盤。
など、いかがでしょうか。

参考タイム)
   バイエルン 31’19
   ロンドン    33’07

バイエルン放送響60周年ボックス過去記事

「ヨッフム~フルトヴェングラー交響曲第2番」
「クーベリック~ブルックナー 交響曲第8番」
「コンドラシン~フランク 交響曲」



エニグマ変奏曲 過去記事

「バーンスタイン&BBC交響楽団」
「オルガン編曲版」
「プレヴィン&ロンドン交響楽団」
「マリナー&コンセルトヘボウ、アカデミー」
「シノーポリ&フィルハーモニア管弦楽団」
「尾高&札幌交響楽団」

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コメント

こんばんは。昭和の日です。みどりの日は5月に移行。目まぐるしく変わる休日制度。GW分散計画が持ち上がってますが、東京が休日で地方が平日となったら店や施設の営業日が混乱してしまいますね。
「エニグマ」は英語圏のオケによるものが多いみたい。初「エニグマ」がバーンスタイン。その後、シノーポリ。さらにメータ、ロサンゼルス・フィルと増えました。天気は良好。ビール片手にアルトバイエルン。
明日の勤務が心配。なぜならば、前日、お客様からクレームが発生し、1人だけでなく、皆の責任になってしまいます。今はほとんど見かけなくなりましたが、クレームブリュレというお菓子。そんなに美味いものではない。そちらの方にクレームをつけたくなります。
英国離れで失礼しました。

投稿: eyes_1975 | 2010年4月29日 (木) 21時40分

eyes_1975さん、こんにちは。
世間は連休ですねぇ。
大型連休なんていわれても、喜んでいい方々と、決してそうではない方々と、二分されてしまいますね。
私は、そんなマスコミの偏った報道や見方に著しく憤りを感じます。
いまの日本は多様化してますから、もっと多角的な視点での報道や放送が望まれます。

クレームブリェ、焼き過ぎると固くなってしまい、全然美味しくない。
そう、むずかしいですね。
紅茶にあう、本来美味しいものですが・・・。

エニグマ演奏は、やはり英国本場に敵うものはないかもです!

投稿: yokochan | 2010年4月29日 (木) 23時13分

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