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2010年5月 5日 (水)

シューベルト 弦楽四重奏曲「死と乙女」(マーラー編) テイト指揮

Azeria_3
連休も今日でおしまい。
ずっとお天気だったのは、関東に限っては50年ぶりとか。
街のいたるところ、ツツジが咲き乱れております。
桜はきれいに散ってしまい潔いけれど、ツツジは咲き終わるとあんましきれいじゃないね。

千葉テレビで、「必殺仕事人4」をやっていて、思わず1時間見てしまった。
時代劇大好きの私。最近はますますホロリときちゃうし、仕事人なんか見てると、「許せねぇこの野郎」と一緒になってムカムカしちゃう。
火事で失明してしまった娘と朝顔作りの職人が再会して晴れて夫婦に。
江戸で巻き起こった朝顔ブームが呼ぶ悲劇。新種の朝顔を開発した職人が狙われ、二人とも殺られちまうんだ。晴着を世話してくれた爺さんも一緒に。
死に際に、よたよたと雨の中を歩く娘・・・・、可哀そうでしたよぅweep

Schubert_mahler_tod_und_madchen
今日は、シューベルト「死と乙女」を。
死と・・、と打とうとすると、死と変容と指が自然に動いてしまうシュトラウス男。
歌にあふれたシューベルトも好きです。

弦楽四重奏曲第14番ニ短調「死と乙女」D810
シューベルト27~29歳にかけて作られた短調の作品で、20歳のときに書いた歌曲「死と乙女」の伴奏部分の旋律を、第2楽章の変奏主題に用いていることで、このタイトルとなっている。

この名作を、なんとマーラーが弦楽オーケストラのために編曲しているのでありました。
マーラーが手をいれた作品というと、シューマンの交響曲とウェーバーのオペラなどがすぐに頭に浮かぶが、こちら「死と乙女」は、研究家D・ミッチェルがマーラーの娘から受け取った楽譜の中から発見し、1984年に初演、86年に出版がなされたレアものであります。
いまやたくさんCDも出ております。
そして、マーラー編の作品はほかにもたくさんあるみたいで、今後楽しみ。

コントラバスも加わっていて弦楽は5部となり、その響きも厚く、聴きなれた弦楽四重奏のスリムで透明感あるものからすると、最初は違和感がある。
ベートーヴェンの四重奏曲の同様の版の方がもう少しすっきりしてる。
でもそれもすぐに慣れてしまい、シューベルトの新しい曲を聴くかのような喜びに加えて、マーラーの施したダイナミクスの増幅され豊かな響きに酔いしれることができるようになる。
ただでさえ、劇的で短調のほの暗い音楽の「死と乙女」が、悲劇的な交響曲に聴こえる。
これも充分あり、の素晴らしい作品に思えるのだ。
第2楽章の憂愁漂う音楽は、悲歌であり、さながらレクイエムのように響く。
それと、一気呵成に駆け抜ける終楽章は興奮を覚えるフィナーレ。
演奏会でやったら手に汗握るであろう。

ジェフリー・テイトの真摯な演奏は、見事なアンサンブルのイギリス室内管弦楽団とともに、しなやかな音楽を聴かせてくれる。
85年の録音で、いつもさわやかな演奏を聴かせたテイトは、最近名前を聞かないがどうしたろうか。
と思って調べてみたら、ナポリのオペラハウスや、ハンブルクのオケのポストにあるみたい。なんでも振れるし、ピアノもうまいから、もっと重宝がられてもいいのに。

そのテイトが伴奏し、アン・マレイが歌った「死と乙女」も、このCDには収められていて、その旋律の聴き比べができるのが好企画であります。

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コメント

連休、終わっちゃいましたね。。。私は仕事の部屋をLPレコード&SPレコード鑑賞用に模様替えをしていました。その時に貴兄ご指摘の「死と乙女」も聴いていました。SPレコードでレナーカルテットの演奏。泣けるなー。。。
連休も終わり、部屋は元通り仕事モードに。幸せの時間ってすごく短いんですね。結局いつものCDだけは聴ける状態に戻りましたが、なぜが味気ないと思っています。
それにしても、え?なに?マーラー先生が?オケ版に編曲を?ほほー^^興味です。金管とかバスドラとか入りますか?
そうそう、余談ですが先日とある番組の中で、バスドラっていう呼び方をやめましょうっていうのがありました。そこまで言うんだったらバスドラ「ム」までちゃんと言おうという提案!おもしろい^^

投稿: モナコ命 | 2010年5月 6日 (木) 18時55分

モナコ命さん、こんばんは。
そうです、連休はあっけなく終結。
終わったとおもったらシミオナートが亡くなってましたし・・。

死と乙女は、いい曲ですね。
SPで聴く同曲、きっと泣けるんでしょうねぇ・・・・。
わたしは、連休の最終日に、キリリと聴きました。
そう、マーラー編のものは結構立派な交響曲のようなんです。
編成は弦楽のみですので、原曲を大きく侵してませんので、至極まっとうに聴けます。
マーラーは、この曲を指揮したくて編曲したとかいう噂です。
マーラーらしいですよね。

「のだめ」じゃないけれど、「バスドラ」。
近頃そんな風潮な日々ですねぇ(笑)
ちなみに、自慢じゃないですが、「のだめ」はテレビドラマ版しか見たことないです。
みんな騒ぐと、醒めてしまうもので、フォルジュネ(?)も言い方すらわからない自分であります。

投稿: yokochan | 2010年5月 6日 (木) 23時41分

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