神奈川フィルハーモニー定期演奏会 ゲルゴフ指揮
桜木町駅前の新しい複合施設Colette・Maleからパシャリ。
今回は、写真集になりそうな予感がして、たくさん写真を撮ってあります。
ランドマークと月を見上げてパシャリ。
さて、そろそろホールに行きますかね。
神奈川フィルハーモニーの5月定期演奏会。
池辺 晋一郎 「照葉樹林」~弦楽オーケストラのための~
ショパン ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調
ノクターン第20番 嬰ハ短調
Pf:仲道 郁代
ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」
ロッセン・ゲルゴフ指揮 神奈川フィルハーモニー管弦楽団
(2010.5.21@みなとみらいホール)
しかし、なんでいまさら「田園」なんだろ。
正直いって、私のようなヲタからすると、こうした定番名曲に足を運ぶことはあり得ない。
しかも、この曲にはシュナイト翁の超名演の思い出が染み付いていて、札幌にまで聴きにいったくらいなんだもの。
次月のブラームスもしかり・・・。
じゃぁ、聴きに行くなと言われればその通りなんだけど、定期会員でもあり、神奈川フィルを見守らなくては気がすまないし、なんたって、予想外の名演に出会っちゃうことも万が一にもあるかもしれないから・・・。ファンのサガですな。
でもそんな期待は、冒頭の池辺作品を指揮する若者の姿を見た瞬間に、あっという間に萎んでしもうた。
音が整理されずに四方八方いろんなことをしようとするから、不安に満ちた「のしたバルトーク」のような曲に聴こえてしまった。
ゲルゴフ君、29歳、若すぎ。
見た目は、ロベルト・アラーニャ似でそこそこイケメン。
左ゲルゴフ・右アラーニャ。
しかし、ぐるぐる扇風機状態の大振り君。
ショパンもオケの音でか過ぎ。
ソロの仲道さんをほっといて、指揮に専念。
仲道さん、一生懸命に指揮みてるけど、ゲル君は無視、というか余裕ないのか。
目をつぶって聴けばいいのだけれど、曲が曲だから、ショパンも田園も寝てしまう危険性あり。
あぁ困った。
ということで、指揮者はあまり見ずに、ショパンは仲道さん、田園はオケの奏者の皆さんを観察して過ごすことにしましたよ。
そんなわけで、1番よりは退屈しない2番の協奏曲。
好きな2楽章は、美しいタッチが楽しめ、アンコールのノクターンもキレイなものでした。
しかし、指揮者の毒気に煽られ気の毒なような仲道さんでありました。
そう思ったのは私だけでしょうか。
いろいろこねくりまわされてしまった「田園」。
アゴーギグの多用で、聴いていて目がまわり、気分が悪くなってしまう。
いったい兄ちゃん、何ざます
もうこのあたりで勘弁してやろう。
若い人にしかできない、素直か、はたまた斬新な演奏を聴かせて欲しかった。
この指揮にしっかりついていった神奈川フィルこそ、今宵の主役。
オケの美しい音色は楽しめましたよ。
というわけで、いつもの場所で、いつもの懲りないメンバーで、いつもの不平不満の反省会。
気の毒にも、ゲルギエフまで非難の対象となり、「ゲルはあかん」ということにあいなりました。
若いんだから、頑張ってくださいよゲルゴフ君。
ついでにもう1枚。
内容が薄めな本日の記事は、ヨコハマ写真を多めに。
来週は、聖響さんの「復活」。
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コメント
Colette・Male、地元でありながらまだ一度も足を踏み入れていないのです。
ぜひ行ってみなければいけませんね。
あそこからはこんな風に景色が見えるのですか。
まったく以て灯台もと暗しです。
演奏に関しては。。。。。。。。
別にいいですね。
投稿: yurikamome122 | 2010年5月22日 (土) 23時12分
yurikamomeさん、まったくもって言葉もないアレでしたね。
Collete・maleの上までいけば、撮影スポットがあるだろうと思いましたが、うまいもんで、飲食店の中に入らないと一切、下界が見えないのです。
が、しかし、トイレですよ。
角度はイマイチですが、前面ガラスのトイレだったんです!
もちろん外からは見えないのでしょうが。
うまそうな居酒屋や焼酎バーが入ってましたので、今度また。
投稿: yokochan | 2010年5月23日 (日) 00時31分
演奏を聴いていないのでなんともコメントできませんが、「ゲルはあかん」が妙にツボッってしまいました。`;:゙;`;・(゚ε゚ )ブッ!!
横浜は5年は行っていないです。
投稿: はるりん | 2010年5月23日 (日) 08時22分
無沙汰をして申し訳ありません。。
それにしても大変でしたね…。yurikamomeさんの記事にもあり、昨日はばっちりその話を一ノ蔵男声合唱団の演奏会の時に聞かされました。中道郁代さんのピアノは最近聞いていないので、聞きたかったです。また「のしたバルトーク」も興味があったのですが、行かなかったのが正解のようで、心残りもなく、今日の自分の曲のお披露目に出かけます(笑)。
時々は良い演奏を聞かせてほしいものです。
下手なことをする指揮者が続くと、天下の名器も少しずつヒビが入るので、要注意です。オケの運営者は肝に銘じてほしいと思うのですがねぇ…。
最近は、芸大フィルハーモニアにはまっています。来週はベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲です。若い学生のソロに、日本のパリ音楽院管弦楽団ともいうべき芸大の先生たちのオケは、大変素晴らしいもので、毎週通っているところです。月末は尾高忠明さんの指揮ですから、ちょいと期待!!です。これでタダですから、はまるのも当然かも知れませんけれど…。
では来月のカルミナ…で!!
投稿: Schweizer_Musik | 2010年5月23日 (日) 09時01分
はるりんさん、おはようございます。
そうなんです(笑)
まったくいかんのでした、ゲルのつく人々!
今年の神奈川フィルは、マーラーばっかりだし、週末だからお越しになるには、ちょっと厳しいでしょうか~
投稿: yokochan | 2010年5月23日 (日) 09時37分
Schweizer Music先生、おはようございます。
本日の演奏会、おめでとうございます。
yurikamomeさんからもご案内を受けておりましたが、昨日の一ノ蔵ともども、断腸の思いで諦めました。
ほんとうに申し訳ありませんです。
天下の名器(!)ともども、我が家にもヒビが入りつつ・・・。
しかし、無残なことでした。ますます、先生の足が遠のいてしまいますね。
カルミナでは、久しぶりに名器もうなる予感ですので楽しみです。
芸大は、私も気にしてまして、尾高さんもチェック済みですが、時間が厳しいですね。
でもフィンジを湯浅さんがやるようですので、それはなにを差し置いても行こうと決心してます!
本日の演奏会の成功をお祈りしております。
投稿: yokochan | 2010年5月23日 (日) 09時46分