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2010年6月13日 (日)

マーラー 交響曲第8番「千人の交響曲」 若杉 弘 指揮

Azumayama1
この週末は、神奈川方面へ帰還。
記事は予約投稿にてすませてます。
さすがに、無名作曲家の記事は、みなさん食いつきません(笑)

暑かった関東の週末。
朝早めに、登頂したいつもの吾妻山。
家を出てから、20分くらいで、山頂の小さな山。
サツキがきれいな今時分。この先に富士があるのに暑いと見えません。

Wakasugi
テレビのN響アワーで、若杉さんの、マーラーの交響曲第8番「千人の交響曲」をやってりまして、1時間の放送時間にムリムリおさめるNHKの常套手段のひとつとして、無残なカットを施されまして、まったくライブラリー的な想いを満たされないまま、見始め、やがて観入り、聴きいってしまった。

1992年のN響定期。
このころ、年1回登場して、シリーズ的・独創的なプログラムを組んでいた若杉さん。
第8シリーズ、第9シリーズだったと記憶します。
都響とのチクルスの演奏会の翌年のN響定期。
この長大な曲を愛する若杉さんの的確かつ、隅々まで知りぬいた完璧な指揮姿にいまさらながら、感心をしてしまうわけだった。

オペラや声楽大曲を、破たんなく全体の見通し豊かに巧みに聴かせる若杉さん。
わかりやすい几帳面な指揮ぶりと、オケや合唱を見渡す眼力。

ビデオに全曲録画してあるはず。18年前の画像とはいえ、結構鮮明。

それと、変わらないのは、佐藤しのぶさんの、あたしよーーーっといわんばかりの存在感と、ちょいと派手目の存在感。
それに比べると、松本美和子さんの清楚な歌がよけい地味に感じる・・・。
伊原直子さんのメゾ、木村俊光さんのバリトンは、日本を代表する歌唱。ワーグナーやマーラーになくてはならない人だった。

それと思うのは、皆さんの髪型や顔つき、そして大きなレンズの眼鏡。
いかにも90年代前半のもの。
この頃の自分の写真もそうだもの。

それにしても、すんばらしい曲だねぇ。
オペラを書かなかったオペラ指揮者マーラーの、一番オペラしてる交響曲。
こんな膨大で野放図な交響曲が、実は繊細で美しい曲なのであって、そんなことにも気付かせてくれる若杉さんの指揮。
 この大曲が、身近に、始終聴かれるようになるなんて、かつて誰が予想したろう。
「私の時代は、いつか必ず来る」といったマーラー。

若杉弘&東京都交響楽団のCD

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コメント

こんばんは。
とても食いつける知識ありません。もう少し撒き餌が。
今日、タンクレーディ聞いてきました。最前列ど真ん中、ゼッダの頭の目の前でした。当方的には、ゼッダ指揮、読響での薫子リサイタルでした、幸せ。麗も良い声でした。

投稿: Mie | 2010年6月13日 (日) 23時13分

Mieさん、こんばんは。
観劇おつかれさまでした。

本来、日々聴いてる音楽たちですし、開拓の証しも残したいものですから、撒き餌なしで、いきなり釣り糸を垂らしました(笑)

タンクレーディは、気になってたんです。
そして薫子さん、好きな歌手ですので、行こうかなと思いつつも、いつの間にか当日だったんですね。
楽しまれてなによりです。
タンクレーディは、数年前にも上演されてましたから、もうしばらく実演に接する機会はないでしょうね・・・。

投稿: yokochan | 2010年6月14日 (月) 00時00分

こんばんは。
昨日は昼間にすみトリで巨人聴いて、夜は若杉さんの千人をテレビで見聴きしました。もう・・普通にマーラー漬けです。さすがマーラー・イヤー。

千人はなんかこう・・・若杉さんの指揮ぶりとかテンポとか音楽作りが結構私には沁みついていたらしく、とても懐かしい気持ちになりました。テンポとか絶対にゆるぎないし・・・本当にいい演奏でしたね。マーラーに聴かせたい。できればカットなしでやってほしかったです。

投稿: naoping | 2010年6月14日 (月) 21時21分

naopingさん、おはようございます。
アマオケは日曜が多いので、家庭持ちとしてはなかなか厳しいのですが、マルティヌーと巨人なんていい組み合わせですね。

最近、ほんと、マーラーだらけ。
そんななかでも、若杉さんの千人は出色の演奏ですね。まさに、東洋人の演奏として、マーラーに聴かせたいですよ!
NHKはこんな映像たくさんあるんだから、ノーカットで定期的に放送すべきですな。

投稿: yokochan | 2010年6月15日 (火) 08時35分

こんにちは。
無名作曲家の方々、お名前しか存じ上げませんでついスルーしてしまいました(^^;)


さて、先日のN響アワーについて。
録画はしたのですが未だに視てはおりません。
こうしてビデヲミチョランマがまた高くなるんですね(@_@)

8番は所持している音源が多くないという理由もあるのですが、ほとんど聴かなかったりします。

冒頭の合唱なんか自分が好きそうな感じなんですけどね。


yokochan様のおかげで、今年はオペラに興味が出てきたわけですが、この流れにのって8番も聴いてみたいと思います。


それにしても、マーラーシリーズをやるなら放送時間を1時間半くらいに拡大して全曲カット無しでやればいいのにとか思ってしまいます。
この際だから、芸術劇場枠でノーカットを放送すればよかった気もします。

投稿: ライト | 2010年6月15日 (火) 11時30分

ライトさん、こんにちは。
ははっ、スルーですよね、やっぱり。
こんな感じの作品や作曲家ばかり聴いてます(笑)

わたしも、みちょらん映像、VHSからDVDまで山脈状態で、家庭問題と化しております・・・。

しかし、あの放送の仕方はないですよね。
最近の定期なら、全曲BSやFMで視聴できますが、アーカイブ性の高いものはしっかり放送して欲しいですし、マーラーの音楽をああして分断してしまうなんて。

オペラ道へ、ようこそ(笑)。千人は全然OKですよ!

投稿: yokochan | 2010年6月15日 (火) 12時31分

若杉先生。えらい。。マーラーの8番を丁寧に指揮してました。いつも思うのですが、若杉先生。タキシードが少し長すぎませんか?^^;(不真面目ですみません)あとバリトンの木村俊光さんの髪の毛って本物??といつも音楽以外のことが気になっています。。。でも木村さんの声も歌い方も好きですね。。マーラーを歌うためには声がきれいすぎるので、わざわざタバコを吸って声をしぶくしたというまことしやかなウワサも聴いたことがあります。本当なんでしょうか。。。いつにも増して不真面目な話で申し訳ありません^^;

投稿: モナコ命 | 2010年6月17日 (木) 19時54分

モナコ命さん、こんばんは。
若杉さんのタキシード、確かに昔からそうですねぇ。
好奇心旺盛で溢れる知識のつまった頭はちょっと大きめ、でも体はちょっと華奢で小ぶりでしたからそうだったのかも。

それと木村さん。
新国や二期会公演でよくロビーで見かけます。
そして観察してますが、本物であります(私が太鼓判押してもしょうがないんですが)。
木村さんのウォータンを何度か聴いてますが、大橋さん亡きあとの日本の最高のウォータン&オランダ人歌手ですね。
いろんな努力をされたと思いますが、煙草のお話は初めてお聴きしました。。。

投稿: yokochan | 2010年6月17日 (木) 23時38分

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