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2010年7月28日 (水)

グリーグ ピアノ協奏曲 ルプ&プレヴィン

Toya

涼しい湖の光景。
「暑い」というのが口癖になってしまった。
誰に会っても、「暑いですなぁ」とか言っちゃうし、誰ひとり、「え、そうですか?」というリアクションがなくって、「ほんと、暑いです」と返ってくる。
時候の挨拶、会話の導入部としては、いま最も簡単なフレーズでありましょう。
 でも、もう飽きちゃった。
暑いを言わないで過ごしたら、ご褒美が出るシステムってなんかないでしょうかねぇ。
そんなもんあるわけないか・・・・・。

この写真は、ズルして数年前の洞爺湖。
サミットの少し前のもので、サミット関連のお土産がたくさん売ってましたよ。
このあたりで買ったトマトが、青臭くて、甘くて、新鮮で、もうむちゃくちゃおいしかった。
夏は、野菜がおいしい季節でもあります。
野菜食って暑い夏を乗り切ろう。

Schumann_grieg_lupu
定番すぎますがね、夏には涼しげな北欧音楽を。
それも、とびきり爽やかなグリーグピアノ協奏曲
ノルウェーの風土、フィヨルドの光景を思い起こすことのできるまるで描写音楽のような、素晴らしい協奏曲。
こんな風な自然美にあふれた協奏曲は、ドイツやフランスの作曲家では決して書けなかったかもしれない。
ディーリアスが尊敬し、またライプチヒでの学友でもあったグリーグ。
そのディーリアスにも相通じる心象的な自然描写と感覚的な音楽かもしれない。

レコード時代は、シューマンの協奏曲とのカップリングが多かった。
CD時代になると、その組み合わせはなくはなかったけれど、同じグリーグのピアノ作品や管弦楽作品とのカップリングが多くなった。
そしてそれよりも、シューマンにくらべ、グリーグの録音が減ったような気がする。
 ドイツロマンティシズムのシューマンと、自然・民族派のグリーグ、ともにイ短調という共通項を持ちながら、異なる世界を描いた音楽。
シューマンの方が演奏回数も多いし、高評価なのでしょうか・・・・。

わたしは、幻想的なこのふたつの協奏曲が大好きであります。
ことに、第2楽章のアダージョの北欧の海と山を思わせる自然美あふれる、抒情的な場面が大好き。

Schumann_grieg_lupu_decca
この曲、必聴の名演は、ラドゥ・ルプーアンドレ・プレヴィンロンドン響
涼やかだし、全編にあふれるリリシズムは、発売当初から人気を呼んだものだ。
それこそ、リリシストというキャッチフレーズで売り出されたルプーの、そのキャッチ通りに抒情と歌、ゆとりを兼ね備えた美しいピアノ。
そのピアノにぴたりと寄り添うナイーブなくらいに繊細で清潔なプレヴィンの指揮するオーケストラ。
これはもうエヴァーグリーン的な名演奏でございましょう。

デッカ初出と思われるジャケット。
完全にグリーグを意識したもの。
涼やかな演奏にピッタリですな。
日本盤は、ルプーの演奏姿を斜め上から捉えたものだった。

今宵は、これ聴いて、体温が2度ほど下がりました(笑)

手持ちの演奏でステキなのが、古い記事ながらこちら

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コメント

こんばんは。グリーグのはシューマンとのカップリングが多いですね。ツィマーマン、カラヤン。アンダ、クーベリックによるベルリン・フィル。ボレット、シャイー。ベルリン放響。アラウ、C.デイヴィス。ボストン響。この辺りでしょうか。
グリーグは北欧のショパンと呼ばれたのか、ムストネン、ブロムシュテット。サンフランシスコ響はショパンの「第1番」とカップリングされている。手持ちでは北欧に一番近いサウンドでないでしょうか。ムストネンはヘルシンキ生まれ。1990年代にデッカ録音で近代ロシア物が多かった。近年は指揮者として。昨年はN響アワーに出演した。それくらい再評価されているピアニストです。

投稿: eyes_1975 | 2010年7月28日 (水) 22時13分

eyes_1975さん、おはようございます。
今日は真夏の太陽も一休み。蒸し暑いですが、昨晩のグリーグが効いたのでしょうか(笑)

グリーグ&シューマンは、協奏曲では、メン・チャイとならぶカップリングの
王道ですね。
わたしは、あとリヒテルとマタチッチの意外と洒落た演奏を持ってます。
ムストネンとブロムシュテットは知りませんでした。たしかに、最近は指揮者としての活動が目立つムストネンですね。
シベリウスの3番の専門家みたいなイメージです(笑)

投稿: yokochan | 2010年7月29日 (木) 08時37分

 今日は。私が中学生の頃は、グリーグのこの協奏曲、音楽の時間の協奏曲入門定番的な曲でした。中二で運命とこの協奏曲を聴かされ、中三でモルダウを聴かされました。モルダウは浪漫派交響詩・標題音楽入門曲だったのでしょう。
 グレン・グールドがグリーグとチャイコフスキーの協奏曲を録音するという話が彼の生前にあったそうです。演奏会を一切しなかった彼はレコードと株で食べていたのですが、株のほうが儲からなくなったので人気の高いグリーグとチャイコの協奏曲を録音しようという話が出てきたのだそうです。でもお流れになってしまった。実現していたらどんな演奏になっていたでしょうね?

投稿: 越後のオックス | 2010年7月29日 (木) 16時25分

越後のオックスさん、こんばんは。
わたしの中学時代は、ペール・ギュントで、協奏曲はテレビか何かで聴いて飛び付いた曲です。
 いずれの入門曲も、たまに聴くと新鮮なものです。
名曲たる所以ですね。

で、そうですか、グールドの逸話、初耳です。
実現していれば、興味大でしたね。
株はもう少し早く失敗してれば、いろんな曲を残してくれたかも・・・です(笑)

投稿: yokochan | 2010年7月29日 (木) 23時17分

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