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2010年7月18日 (日)

プロムスの千人とか、土佐とか、ゲゲゲとか

Hiromeichiba
まだ開けていない地域もありますが、私の住む関東は梅雨明け。
でも、まだ続く大雨による被害、お悔やみ申し上げます。

そして、今年の夏は早くもギンギンに暑い

こちらの画像は、高知のひろめ市場です。
数年前だから、いまはちょっと様子が変わってるかもしれません。
土佐藩の家老(ひろめという名前)の屋敷跡にできた市場・屋台村。
居酒屋フードコートみたいな、ナイスなやつです。
カツオの塩たたきとか、焼き鳥とかコロッケとか、好きなものを買って、適当に座って飲むんです。
この合理的かつ、安直な雰囲気がいいぜよ。

そう、わたくし、最近、「坂本竜馬」の見過ぎで、頭の中に土佐弁が渦巻いちゅう。
どしたらえいがかね

Kitaro Kitaro2

前にも一部登場させましたが、「ゲゲゲの鬼太郎」。
小学生の頃から見てましたよ。
ソノシートを買って喜んでましたよ。
絵本のようになっていて、薄い赤い透明のレコード1枚入っていて夢中になって集めましたよ。
朝日ソノラマからたくさん出ていて、ゲゲゲのほかに、「仮面の忍者赤影」「サイボーグ007」「アンデルセン物語」「おばけのQ太郎」「怪物くん」・・・、
本屋さんでたくさん買いましたよ。@300円也。

で、いまは、朝の連続ドラマ「ゲゲゲの女房」をかかさず観てますよ。

ここでは、島根弁・鳥取弁が「ちょっこし」気になるんですよ。
先週からいよいよ、水木漫画がブレイクして、貧乏神も退散。いよいよ楽しみ~。
「そげですかぁ?」 とか、「だら!」とか、「こげ」とか「どげ」とか、気になってしょうがないんですよ~

ゲゲゲの過去記事~こちらとかこちら、ついでに出雲、あと、左側のマイフォトも宣伝しときます。

Proms2010
BBCのサイトのギャラリーから拝借。

英国では、プロムス2010が16日から始まった。
オープニングは、マーラー・イヤーらしく、「千人の交響曲
音楽祭のレジデント・オーケストラであるBBC交響楽団に、主席のビェロフラーヴェクの指揮。
プロムスの全演目が、ネットで聴けます
私の部屋の音楽環境は貧弱だけど、パソコンをステレオアンプに音声入力接続して視聴。
こいつが、オープニングらしく、最初はうわついているけれど、徐々に熱を帯びてきて、実に素晴らしい千人だったのだ。思わず、録音もしてしまいましたよ。
金曜にテレビで見た、このコンビの新世界も味のある名演だったけど、このマーラーも堂々として揺るぎなく、それでいて熱気ある素晴らしい演奏でありました。
独唱と合唱、とくに肝心のテノールがヘロヘロなところがなんですが・・・。

2か月続く今年のプロムスも、意欲的なプログラムが満載。
「ウェールズ・ナショナルオペラ&ターフェルで、マイスタージンガー全曲」
「コヴェントガーデン&パッパーノ、ドミンゴで、シモン・ボッカネグラ全曲」
「ラトル&エイジ・オブ・インストで、トリスタン2幕」
「ラニクルズ&BBCスコテッシュで、エルガー1番、マーラー3番」
「ゲルギエフ&World Peaceオケで、マーラー4番、5番」これ、一晩で
「メッツマッハー&ベルリン・ドイツオケで、シュレーカー、コルンゴルトVn協、マーラー7番」~これ、最高すぎ、でも長すぎ
「ユロフスキ&LPOで、はげ山、ショスタコ、プロコ3」
「サロネン&POで、ペルト、左手ラヴェル、法悦の詩!」
「ヴァンスカ&ミネソタで、ベルクVn協、第9」
「ガードナー&チェコpoで、謝肉祭、マルティヌー6番、グリーグP協、ヤナーチェク、ドヴォ8・・・・」、えぇーー、これも一晩でぇ
「ティチアーニ(?)LPOで、ヘンゼルとグレーテル」
「ブロムシュテット&マーラー・ユーゲントで、マティス、角笛、ブル9」
「ラトル&BPOで、パルシファル、4つの最後の歌、ウェーベルン6、シェーンベルク5、ベルク3」~うほぉーーっ、これ最高やん
「ラストナイト~その1  P・ダニエル指揮」
「ガッティ&フランス国立で、牧神、海、春祭」
「ビェロフラーヴェク&BBCで、ローエングリン、新作、ブル7」
「ガーディナーで、モンテヴェルディ ヴェスプレ」
「ラストナイト~その2 ビェロフラーヴェク&BBC&フレミング」

ざっと気になったプログラムだけで、こんなに。
この倍のオーケストラコンサートと、違う会場で、室内楽や歌曲も。
日本に1年の間に来日する外来演奏家を、2か月の間にロンドンに押し込めてしまった感じ。

最大に気になるバイロイトをはじめ、斜陽ながらザルツブルクとか、ヨーロッパ各国で行われる音楽祭。
夏枯れの日本とは大きな違いがありますな。

死ぬまでに一度行ってみたいな。

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コメント

バイロイト詣。一度はしてみたいものです。たしか今年はNHKハイビジョンでバイロイト音楽祭を中継するとか。な。。。なんだよ。。。。なんでハイビジョンなんだよ。。。我が家は今でも堂々のアナログ受信なのです^^どうよ。ザルツブルグ音楽祭といえば、子どもが生まれる前に妻と一緒に行ってきました。というより、そんなことはすっかり忘れて夏のザルツブルグに行っていたのです。聴いてきました。というか、見てきました。ただ、私たち夫婦の服装が短パンTシャツという、およそ音楽祭にふさわしくないものであったので、係員からロコツに嫌な顔をされ「あー!!そんな服しかないの?もっとこー。他にあるでしょ!」と言われた記憶があります。あはは^^ああ!若いってすばらしい。

投稿: モナコ命 | 2010年7月18日 (日) 18時49分

こんばんは。何年か前、日本は梅雨の最中、東京がどしゃ降りで羽田―広島間がたった1時間弱のフライトが大揺れ。広島空港に着いたら見事な晴天でした。そのツアーでは厳島神社でお好み焼き。萩でふぐを。最終日の島根では津和野でそばを満喫。6月の山陰地方って東京より暑いみたい。
音楽祭の代名詞でもあるバイロイト音楽祭。地味だけどルツェルン音楽祭も著名な演奏家で夏を盛り上げてくれます。スイスにこれと言った作曲家はいないようだけど、こちらはイタリア色が強い。
日本民謡って「さくらさくら」から「よさこい節」う~ん、これらは日本のクラシックでしょうか。ペギー葉山さんは「ドレミの歌」「ウン・パッパ」に日本語詩を付けたり、歌うジャンルも幅広い。「南国土佐を後にして」は言うならば、「よさこい節変奏曲」といっても過言ではないでしょうね。

投稿: eyes_1975 | 2010年7月18日 (日) 21時38分

モナコ命さん、こんばんは。
聖地バイロイト詣は、音楽を聴きだしてからのワタクシの夢であります。
でも、その映像がいながらにして楽しめるようになった今、厳しい現実を見据え、歳とともにその思いはフェイドアウトしつつもあります。
でも夢としては持ち続けていたいバイロイトです。
そして、我が家もアナログです。
なんの支障もないのですが、ハイビジョン優先のN局に無性に腹を立てる日々です。
デジ化のスケジュールを伸ばすべきとの意見も出始めてますね。世の中は日々動いてる、しかも悪いままなのですから、そんな時流に合わない制度は、つねにフレキシブルに変えてゆくべきでありましょう。
 こうなりゃ、意地でもアナログですよ!

若き日のザルツの武勇伝、拝読しますと、若い頃の気分になって、スノッブに抵抗したくなりますね!

投稿: yokochan | 2010年7月19日 (月) 00時41分

eyes_1975さん、毎度こんばんは。
いやはや、暑いですね。
水の事故も出てしまいました。
不慣れなロシアでは、数百人が暑さのために亡くなってるみたいです。
夏の情緒なんて、どこかへ飛んでしまってます・・・・。

でも、音楽では、日本の情緒を永代に残して行って欲しいですね。山陰も土佐も、キーは海です。
でも山陰は、弁当よりも傘。
土佐は、波まかせの男人生。
各地の夏まつり、本番ですね!

バイロイトはワーグナーゆえに、コアです。
かつては、ザルツブルクにルツェルンがオーケストラとオペラの両面でNO1だったかもしれません。
いまや、フランス、イタリアでも個性的な音楽祭があるみたいですし、老舗プロムスも健在です。

ペギー葉山さん、極めて懐かしく、クラシカルな存在でもありました!

投稿: yokochan | 2010年7月19日 (月) 01時09分

はじめまして。
プロム初めて聴いてきました。マーラーの交響曲第8番は、CDでお家で聴くよりも、コンサート・ホールで聴くよりも、こういう祝祭的な空間で聴くのがいいって思いました。バイロイト詣で、是非実現させてくださいね。

投稿: つるびねった | 2010年7月19日 (月) 06時43分

つるびねったさま、はじめまして、こんばんは。
TBもありがとうございました。

ロンドン在でいらっしゃるのですね。
あのプロムスの雰囲気で、千人のライブをお聴きになられたなんて、とてもうらやましいです。
遠い日本で、パソコンから聴くという、おおよそこの曲には似合わないチンマリ視聴でしたが、雰囲気あふれるいい演奏に思いました。

夢のバイロイト。
夢で終わらせないように精進します(笑)
またどうぞよろしくお願いいたします。

投稿: yokochan | 2010年7月20日 (火) 00時23分

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