ラトヴィア出身のソプラノ コヴァレヴスカ&オポライス
飛鳥山の紫陽花をふたたび。
集真藍~あづさあい・・・・、和名です。これが語源らしい。
そう、青が集まってる、という意味。
日本語って、ほんとにステキ。
そういえば、今をさること大学のサークルの先輩に「あずさ」って女性がいましたよ。
後輩から見たら、大人の女性って感じで、甘酸っぱい思い出がありましたねぇ・・・・・。
どうですか、世の殿方諸氏っ
美人でございましょう。
このお二人は、ともにラトヴィア出身のソプラノ歌手。
左が、マイヤ・コヴァレヴスカ
右が、クリスティーネ・オポライス
しかも同じ1979年の生まれ。
そして同じところで学び、ラトヴィア国立オペラでデビューも一緒。
さらにしかも、同じソプラノとして、レパートリーもかぶりが多い。
ミミ、リューなどのプッチーニのロールがそう。
でも、この二人の美しい姿から想像できるように、同じ美女でも持ち味が違う。
コヴァレブスカは、スーブレット的な優しい女の子役が多い。
ミミ、リュー、ミカエラ、モーツァルトの諸役など。
それもそのはず、フレーニの弟子なんですもの。
ビジュアル的にもカワユイ感じ。
こちらの舞台は、2007年のザルツブルク音楽祭の「ベンヴェヌート・チェリーニ」。
ゲルギエフの指揮というところが気になるけど、オケはウィーンだし、マイアちゃん唯一の映像はうれしい。
まだ未入手だけど、楽しそうな演出が、「ローマの謝肉祭」の旋律が散りばめられた親しみやすいベルリオーズ作品ゆえ、お小遣い貯めます。
メトや、コヴェントガーデンでも活躍中。
一方のオポライスは、よりドラマテックな雰囲気。
ミミも悲劇性が強そうだ。
蝶々さん、リュー、トスカ、ヴィオレッタ、リーザ、そしてワーグナーではフライアなんて名前もバイオグラフィーにはあった。
彼女もラトヴィアから世界のオペラハウスに旅立ち、いまやベルリン、ミラノ、ウィーンで活躍中。
彼女のHPを見てたら、同郷の注目指揮者、アンドリス・ネルソンスとのツーショットが多いし、お手々つないじゃってる。
彼らは夫婦なのかもしらん。どこにも書いてないけど。別にいいけど。
で、クリスティンさまは、来年の6月の新国の「蝶々夫人」で、日本デビューが予定されてます。
これは、大注目。
いまさらながら、新国運営陣の歌手の目利きには頭がさがります。
いながらにして、世界基準の旬の歌手の舞台に接することができるのだもの。
私も含めた日本人的には、声質は違えど、コヴァレブスカの方が好みかも。
でも、ふたりともに生で接し聴いてみたい歌手たちですな。
それにしても、あの赤い国崩壊後、バルト3国から輩出する優れた音楽家たちには目を見張る思い。
ヤルヴィ一族、ヤンソンス親子、その弟子たち、そして秀でた歌手たち。
もともとは、ヨーロッパだった国々が軛が外れて本来の姿に立ち戻ったがゆえか。
ほかの独立した旧ソ連系の国々と、かなり異なる存在に思う。
ふたりの歌で、プッチーニの「トゥーランドット」の気の毒なリューの最後の場面を聴いてみましょう。
まず、コヴァレブスカ。
ひどい画質とブチ切れの音だけど、彼女の歌声から、フレーニの面影を聴きとれるようだ。
白塗りの化粧は、ほかの人物も含めてキモイけれど・・・・。
オプライスは、より迫真的。
はかない命を燃やしてしまった感のあるコヴァレブスカに比べ、オポライスは、命を代償に自己を犠牲にした強烈な死をその演技とともに感じさせる。
どちらのリューも好きだな。
でもどちらも変な衣装に、なりですな。
西洋から描いた東洋は、いまだにどうもいかんです。
オポライスの蝶々さん画像も、なかなか濃いものがありますよ。
最近は、容姿も実力も伴った歌手が多く、演技も女優なみ。
おかげで、ますます手の込んだ演出が映えるようになってきた。
巨漢のカ○・・や、パ○・・らの舞台がいまや遠い昔に感じられる時代。
彼らは音源の中にしっかりとその存在を刻み、私たちの脳裏に生き続けるけれども、いまやオペラは映像で楽しむ時代にシフトしたから、昨今の歌手は、その声で記憶に残るのでなくビジュアルで残るという現象になりかねない。
これで、いいんだろうか?
もちろん、ちゃんと歌を聴く耳をわれわれが持ち続けていればいいのではあるけれど・・・。
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コメント
ございます!ございます!非の打ち所のない美人でございます^^いやいや、これからのオペラ、めでたい限りです。オペラを見にいくんだか、美人を見にいくんだか^^いやいや!オペラに風俗を求めているようではいかんいかん!そういうのはいかん!とはいっても、お二人とも美人ですね。ずーっと、ジェシーノーマン先生とかエレナオブラスツォワ先生とかに耐えていた私には神の救いです。カラス嬢、テバルディ嬢から30年待っていました。こういう時代がついに来ました。死ぬ前に良い思いができそうです^^2人のリューもレベルが高いじゃありませんか。すごいよ^^いつかラトビアに行かなきゃいけません。なんか、イケナイ旅行になりそうな気が。。。
投稿: モナコ命 | 2010年7月 3日 (土) 07時09分
>コヴァレブスカ
新国(2007年10月)は、伯爵夫人@フィガロの結婚にも出演しましたけど、いらっしゃいませんでした?
それにしても、バルト三国は美人の産地のようですね^^+
投稿: edc | 2010年7月 3日 (土) 13時09分
書き忘れ^^;
相撲のバルトも、(テレビでちらっと写真を見せてくれた妹さんは・・でしたけど)なかなかハンサムだと思います。三国のどこからだったか、バルトと同国だったかな?の留学生も凄い美人でした。
投稿: edc | 2010年7月 3日 (土) 14時34分
モナコ命さん、こんにちは。でしょ、でしょ!
この前の指揮者も美人でしたが、やっぱっり歌手がエエですなぁ〜
カバリエやノーマンはCDで聴くに限りますが、どうしてもあのお姿が脳裏に浮かんでしまいます。
この美人歌手たちなら、そんな心配は無用ですね。
体型を保つのに大変な努力が必要かと思料しますが、我々のような美人歌手目当てのオッサンたちのため、頑張って欲しいと思います(笑)
ほんと、いい時代になりました!
ラトヴィア行ってみたいてすねぇ〜
投稿: yokochan | 2010年7月 3日 (土) 19時04分
euridiceさん、こんにちは。
あの時のフィガロ、ホモキが気になってましたが、行けなかったのですよ。
で、コヴァレヴスカが出てたなんて、コメント拝見するまで知りませんでした。TB拝見しましたが、なかなかに魅力的なキャストと舞台だったのですね。
遅ればせながら、来シーズンは行くことにしてますが、前回の内容を拝見してしまうと、ちょっと・・・・
そう、相撲のバルト君もハンサムですねえ!
なにか秘訣がありそうで、バルト3国に見聞に行ってみたいものです(笑)
投稿: yokochan | 2010年7月 3日 (土) 19時15分
うっわ~、ホントに美人~~♡
やっぱりオペラは、このぐらいの美人でやってもらわないと、
オペラグラスの意味が無いですもんね。
チューリッヒもその審美眼を見習ってほしい。。
チューリッヒと新国、もっと提携公演とかを増やせば
お互いのためにいいんじゃないですかね?(笑)
そにしても
「集真藍~あづさあい」
日本語ってほんとにステキ。
投稿: 恋するオペラ | 2010年7月 9日 (金) 07時53分
恋するオペラさん、こんにちは。
ご返事おくれてしまいました。
美人かつ可愛いですねぇ。
オヤジゴコロくすぐられます(笑)
信楽さまを知ってしまったので、チューリヒの映像はこれから鬼門になりそうです(笑)
合唱にも面白そうな方々もいるみたいだし・・・
新国とチューリヒ、そういえば、マギーさまなどチューリヒ常連が日本でも活躍し始めましたので、どんどん交流して欲しいですね。ビジュアル目利きは新国がするとして・・・(笑)
で、アジサイ、言葉も姿も、きれいでしょう!
投稿: yokochan | 2010年7月10日 (土) 10時54分