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2010年11月27日 (土)

ベルリオーズ 幻想交響曲 A・ヤンソンス

Tairikusyokudo

辛いラーメン食べちゃった。
昼どきを逃してしまい、さまよっていたら、次々にお客さんが入る中華屋さんがあったので、つられて入ってみた。
「麻辣牛肉麺」とかあったので、何も考えずに指差し注文。

店は全員中国人で期待できそう。
Tairikusyokudo2
 で、出てきたのがこちら。お肉たっぷり。
ても、スープが赤いぞ。
ということで、ようやく商品の名前に気がついたわたくし。
大丈夫かしら?
クラヲタ会の辛いもの好きの皆さんからしたら、腰抜けのへなちょこと思われましょうが、辛いものはそこそこ食べるけど、大辛はちょいと苦手。
なんたって、頭に汗かいちゃうんですよ。
それも、はんぱなく。
風呂入ったみたいになって、シャンプーしたくなるくらいに。

このラーメン、ひと口すすって、こりゃやば、と思い、おもわずむせってしまいそうに。
しかし、慎重に麺をすすり、またスープを飲みを繰り返すうちにだんだんと、慣れてきましたよ、そしてはまってきましたよ。
そして、柔らかなお肉と、野菜も実に美味しくって、スープに合うんですよ。
辛みの常習性って、よくわかるような気がしましたね。
しかし、心配したとおり、店内でわたし一人がびっしょびしょ。
ちょー恥ずかしかった

目黒の「大陸食堂」というお店にて。

Berioz_sym_fantastique_ajansons

今日も幻想を追い求めるのだ!
ベルリオーズ幻想交響曲

マリス・ヤンソンスの幻想を3種、前回は取り上げました。
こうなりゃ、親父にも登場いただこうではないか。
マリスの親父は、アルヴィド・ヤンソンス
1914年ラトヴィア生まれ、1984年没だから、まだ活躍できる歳だった。
その息子がもうその年代に近づきつつあり、充実を極めているわけだ。

われわれが知り、音も確認できる2世指揮者は多くて、彼らはみな優秀なところが、政治の世界と大違いなところ。
思いつくままにあげると。

エーリヒ・クライバー→カルロス・クライバー
イゴール・マルケヴィチ→オレグ・ガエターニ
アルヴィド・ヤンソンス→マリス・ヤンソンス
ネーメ・ヤルヴィ→パーヴォ・ヤルヴィ、クリスティアン・ヤルヴィ
アルミン・ジョルダン→フィリップ・ジョルダン
ウィリアム・スタインバーク→ピンカス・スタインバーク

あと、誰かいましたっけ?

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親父ヤンソンスの指揮は、中学・高校時代、テレビで何度か見ていた。
来る来るといって、いつも来なかったムラヴィンスキーの代役でレニングラードフィルとやってきた時は、日本にはなじみある指揮者すぎたので、がっかりしたもんだ。
今思えば贅沢で、もったいない話でありますが、その指揮ぶりは、優美でありながらも熱いもので、指揮棒を持たない姿はとても印象的だった。
CDで復活した万博の年の、チャイコとショスタコの5番。
まだ未入手だが、それらの曲をよく知ることになったのは、そのテレビ放送であったのだ。

そして、今回の幻想交響曲。
レニングラード・フィルとの1971年の録音。
このCDには、1960年ものと表記があるが、71年のものらしい。
2CDのもう一方、ムラヴィンスキー元帥のものが60年で、それとは明らかに録音の鮮度が違う故。
 こちらは鮮明な録音で、演奏の方もなかなかに鮮烈でまだ50代だったアルヴィドの若さも感じさせる。
ロシアオケの幻想なんていうと、ちょっと敬遠してしまうが、ブラインド視聴したら、最初の方は絶対そうとは気がつかないと思う。
 緩急と強弱がとても豊かで、音の扱いがとても丁寧。時おりかけるアッチェランドも効果的で、表現の古さなどは一切感じさせない。
1~3楽章までは、実は息子マリスの演奏に似ているくらいなのだ。
マリス氏は、自分はヨーロッパ人だと述べているとおり、この親父の演奏もヨーロッパのそれを感じさせる。
 しかし、4楽章の断頭台から、ちょっと雰囲気が変わってくる。
音の刻みが短く、ぶつ切れ的な解釈で、不気味なイメージを醸し出し、金管もロシアっぽさが徐々に顔を出し、おらおらしっかりせんかい、と怒られてるみたいになってきて、首がチョンと切られちゃう。
この勢いで、ヴァルプルギスに送り込まれたらどうしようと不安にかられるが、実はそうでもなかった。鐘の音色が繊細で美しかったりするもんで。
でも油断大敵、最後の方は猛烈な追い打ちをかけられ、ひいひい言わされ強烈なエンディングに付き合わされる寸法だ。

これは息子も真っ青の面白い幻想だと思った。
ほかの父アルヴィドの音源を集めてみたい。

ちなみに、ムラヴィンスキーの幻想は冷徹無比のストレートなもの。
異論はあるかもしれませぬが、ヤンソンスの方が好きだな。

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コメント

こんばんわ。

2世指揮者ですか。確かに多くいますね~。
世界ではスラトキン親子(フェリックス→レナード)も、ちょっと変化球ポイですが、そうではなかったでしたっけ?
後は、グルジアのカヒッゼ親子(ヤンスク→ヴァフタング)もそうですかね。
こっちはバナナシュート並に変化球?(笑)

実は私もヤンソンス・パパの指揮した録音が結構、好きです。
妙に魅力的なんですよね・・・。

投稿: スリーパー | 2010年11月27日 (土) 23時25分

お早うございます。二代目指揮者は多いですよね。
ズービン・メータもそうですよ。親父さんは、戦前のインドでボンベイ交響楽団の常任指揮者をつとめたメーリ・メータです。メータ父は大戦後は米国に渡り、学生オケを指揮したりしながら息子の指揮者としての成長を見守っていたそうです。息子が1936年生まれですから親父さんはまだ達者かもしれませんね。インドを馬鹿にしているわけでは決してありませんが、戦前のインドに西洋式のオーケストラがあったと聞いたときはすこしおどろきました。
ヤンスク・カヒッゼの息子が指揮者であることは今日まで知りませんでした。私はカヒッゼ父が指揮したガイーヌ全曲盤が好きです。カヒッゼ息子の演奏も聴いてみたいものです。

投稿: 越後のオックス | 2010年11月28日 (日) 04時11分

二世が多いのは、政治家と共通するのでしょうが、地盤(オーケストラ)も後援会(ファン)も安易に引き継いだり出来ないのが、指揮者の厳しいところでしょうね。

他に思い付くところでは、トーマス、シュテファンの息子を持つクルト・ザンデルリングでしょうか。(まだまだいる様な気がしますが、思い付かない)

ヤンソンス親父は聴いたことが無く、興味が湧きます。

目黒と言えばサンマ、ではなかった「中本」。蒙古タンメン中本くらいしか行ったことがありませんが、こちらにも行ってみたいですね〜。
ちなみに、激辛大好きな私ですが、激暑がりでもあるので、いつも汗だくになります。

投稿: golf130 | 2010年11月28日 (日) 06時18分

スリーパーさん、こんにちは。
そうそう、スラトキン忘れておりました。
こちらは変化球じゃなくて、ストレート&ストライクですよ。フェリックスはハリウッド・ボールなもので軽めに考えてしまいますが、スラトキンは一族郎党、音楽家なんですね。

でも、カヒッゼはかなりのクセ球ですよ(笑)
グルジアですからねぇ。

アルヴィドの音源は、モツレクなんかあって気になります。
父あって、マリスありって感じですね。

投稿: yokochan | 2010年11月28日 (日) 13時34分

越後のオックスさん、こんにちは。
そうだ、メータもそうですね。
音源がある親子で考えていたもので失念しました。
メーリさん、確か音源あるはずですよ。
それにしてもインドのオケなんて聴いてみたいですね。
思えばアフリカにもアジア各国にもオケはあるのですから、音楽というのは素晴らしいものですね。
言葉はいりませんから。

カゼッヒは、わたくしはあまり聴いたことがないのですが、親子指揮者は多いものですね。

投稿: yokochan | 2010年11月28日 (日) 13時39分

golfさん、こんにちは。
指揮者は、親が誰であると、指揮棒一本で実力本位ですね。
政治の世界も見習ってほしいもんです。

それとそう、ザンデルリンクを忘れてましたね。
ふたりとも指揮者だし、CDも出てるし、日本でも馴染みですもんね。
2世思いだしたらまた教えてください。

で、親父ヤンソンスは、東響の永久名誉指揮者にもなってますので、いずれそうした音源が出ることも期待したいです。
なかなかの名指揮者だったんですね。

辛いものにかけてはgolfさんの足元にも及びませんし、この目黒のものは、召し上がればきっとなんのことはないと思われるかもしれません(笑)
中本は、やはり怖くていけなそうです(笑)

投稿: yokochan | 2010年11月28日 (日) 13時46分

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