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2011年2月14日 (月)

「あの頃のまま」 ブレッド&バター

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このところ毎度出してます湘南海岸。
こんな光景を子供の頃からずっと見てきました。

Oiso_4

相模川河口あたりは、サーフィンのメッカ。
このあたりに座って、よく眺めたものでした。
音楽は、クラシックならば、ドビュッシーの海とか、ディーリアス、そしてなぜかシベリウスなんか聴いて。
でも、よく聴いたのは、そして、お家に帰って大音量で聴いたのが、ブレッド&バターや南佳一や杏里。なんだかベタですがね、そんな世代なんですよ。

今日テレビで、青春の歌なんてのをやってたもんだから、そしてそこにブレッド&バターの二人が出てたもんだから、懐かしくって久しぶりに聴いてみました。

Breadbutter

テレビに出てきたこの兄弟二人のペアグループ。
私の思い出と異なり、思い切り歳を経てしまっていた・・・・。
彼らの歌は、若い頃の思い出や、学生時代からの卒業を歌い込んだものが多くて、センチメンタルで切なく、シャイな思いを託したものが多い。
正直なまでにその感情を歌ってしまう。
彼らの歌とサウンドに、どれだけ共感し、心が動かされたかわからない。

でも、そんな思いは、大人になるといつしか忘れて置いてきてしまい、日々の忙しさにまぎれてしまうんだ。
現実は厳しいもので、ブレッド&バターの歌の世界は遠い過去として懐かしんでいる場合じゃない・・・・。

しかし、ブレバタはブレバタ。
彼らの歌を久しぶりに聴いて、彼らは、自分と同じく年老いたとはいえ、確実に自分たちの思い出をすっかり歌いだしてくれたし、いまも心のどこかにあるわだかまりと、悔恨をすっかり浮かびあがらせてくれる。
もう、涙がでてきてしまう・・・。
誰しも、大人になりたくない。
でも打算だけでは大人になりたくない。
いつまでも、心に自分の生きたかった想いを抱いておきたい。。。。。

 
 去りゆく若い時間をひとり止めているようで
 うらやましいやつだよとはじめて笑ってくれた

 ・・・・・・・

 ネクタイ少しゆるめ、寂しげなきみが 馴染みの店に腰据える夜は
 陽焼けした両足を投げだしてぼくも
 Simon & Garfunkel ああ 久しぶりにきく

 人生のひとふしまだ 卒業したくないぼくと
 たあいない夢なんてとっくにきりすてたきみ

 For yourself For yourself そらさないでおくれ その瞳を
 人は自分を 生きてゆくのだから・・・・・

                (呉田軽穂 作詞作曲)


岩沢兄弟の作ではなけれど、だれしも経験したかもしれない一時代への訣別と後悔。
それを海をという、なんでも飲みこんでくれる悠久の存在がそこにあることでその思いを癒してくれる。

実家に向かう車中、何度も何度も聴いたブレバタ。
子供たちが生れて、なかなか聴くことはなかったけれど、彼らが自立も近いいま、ひとり車を運転することが多くなった。
そしていま、また懐かしの歌を車でひとり聴くことが増えた。
歳はめぐり、その感情もまためぐってくる想い。

ブレバタやそのあたりのわたしの懐かしの歌。
文章にするのがどことなく恥ずかしかったけれど、今日こうして書いてしまった。
これからこの周辺をまた聴いて、その思いを残していこうと思います。
クラシックではないので、その共感はここでは得られないかもしれないけれど、なんだかとともすっきりしているクラヲタ人なのでした。

そとは雪です

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コメント

こんばんは。
曲はユーミンですな。この人に限らず当時の歌は、事象や情景を言葉にすることで感情を伝えようとするものが多くてすばらしい(と思う)。それに比べて最近のJ-POPの多くは…(ひとこと言わせて)…まんまやないけ!と思うほど感情の直接表現と説明しすぎる歌詞で情緒に欠ける(と思う)。おじさんは怒っている(笑)。
「あの頃」に対する感情は、ふとしたきっかけでフツフツと湧いてきて止められなくなったりしますね。少し落ち着いたら、例えばエクローグを聴いてアルバムを閉じるといたしましょう。

投稿: Tod | 2011年2月15日 (火) 23時32分

Todさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
そうなんです、クレタ・ガルボさまです。
編曲は旦那さんが行ってます。
ほんとセンスがいい。
ブレバタは多くが自作の曲ですが、こうして大物たちとの交流もたくさんあって思わぬ発見があります。

そしてそう、こっちのオジサンも怒ってます、というかついてゆけないです。
言葉の洪水はつらいですね。
「あの頃」を開いちゃうともうとどまらなくなってしまうのですが、日々の現実にすぐに押し流されてしまいます。
そうですね、エクローグは実に相応しいです!

投稿: yokochan | 2011年2月15日 (火) 23時53分

楽しく拝見しております。
私は静岡県在住の50歳台のおやじです。
学生時代材木座海岸でウインドサーフィンをして
おりました。
今になって、妙にその頃が懐かしく、また悔やま
れることを沢山思い出します。
そんな時にブレッド&バターを聴き返すと何とも
言えない気持ちになります。
私は、あの頃のままも大好きですが、フィールイ
ンサイドが一番好きです。

投稿: shochan | 2012年9月 3日 (月) 10時14分

shochanさん、こんばんは。
コメントどうもありがとうございます。
材木座海岸でのウィインドサーフィンでございますか。
おそらく、同じような世代と思いますが、当時、134号線を走っては、ウィンドサーフィンに興じる方々を憧れを持って眺めておりました。

あの頃は、ホント、よかったです。

FEEL INSIDEもいい曲ですね。
思い出すだけで涙が出てきます。
少しあとのアルバム「Second Serenade」も最大に好きでして、サラリーマンになった頃の悲哀を感じます。
またブレバタ記事書きたいと思ってます。

投稿: yokochan | 2012年9月 3日 (月) 23時18分

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