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2011年4月27日 (水)

レスピーギ 「シバの女王ベルキス」 J・サイモン指揮

Marushin_1

急に思いだして、食べたくなりました。

何をおいても行ってみたいと思い、過去画像を。

「丸信ラーメン」です。(別館ブログはこちら
栃木県黒磯市が発祥。
そのお弟子筋の若い店主が、福島県田村市船引町で頑張るお店に、わたしはもう10年来行き続けてました。

郡山から国道288号で30分くらい。
磐越道の船引三春インターを出てすぐ。
そう、滝桜の三春町も近いんです。

原発の30キロ区域には入っていないのですが、いまこの店がどうなってるかとても心配です。
最初は、立ち寄るのに不安になるような店構えだった。
郡山から、浪江や小野町に月に何度も通った時期があって、昼食を食べそこねて、思いきって入ったのがこの店。

「いらっしゃい、お疲れさ~ん」と店主に元気に威勢よく声をかけられた。
お腹の大きい若い奥さんとふたりで切り盛りしてた。
そして、食べたラーメンが、驚愕のうまさ。

以来、通ってました。
いつしか、子供さんは、二人。
これまた元気な従業員も登場して、昼時は満員の人気店になっちゃった。

「目指せ、ラスベガス」という出店目標を掲げて、ともかく、おいしくて元気印。

Marushin2

二重スープといわれるラーメン。

丼の底に沈んだ「たまり」は最初静かなまま。
あっさりした塩系の手打ラーメンをそそるうちに、醤油ベースが浸透してくる。
このウマさのバリエーションを一度味わってしまうと、やみつきになる。
自家製チャーシューも最高に美味だった。

福島は、会津は喜多方。
中通りは、白河に郡山と、ラーメン王国なんですよ。
中と浜の中間に位置する田村地区の名店が丸信だと思います。
あと、小野町にも、バカ的、超大盛りのスンバらしい中華そばがありました。

どちらも、元気でいて欲しいですし、影響下にありましたら、再スタートを心から願っております。

Respighi_sheba

レスピーギ(1879~1936)の、バレエ組曲「シバの女王ベルキス」。
ローマ三部作ばっかりのレスピーギだけれど、その描写的でメロディアスな音楽は、ほかの作品にも共通していて、オーケストラの表現力の豊かさを大いに楽しめる曲ばかり。
同時に、世紀末作曲家としての豊穣さと、甘味な旋律の宝庫ともいえる作品もたくさんあるんです。

紀元前10世紀頃、悩み多き、南方シバ国の女王ベルキスは、叡智あふれるイスラエルのソロモン王のうわさを聴き、ソロモン王を訪問することにする。
その随行者のおびただしさと、捧げものの豪華さは、新旧聖書に書かれております。

この物語をもとに、フルオケ・合唱・独唱を要する1時間半のバレエ音楽をレスピーギは書いた。
わたしのようなヲタは、オリジナルバージョンを一度は聴いてみたいと思っているが、組曲バージョンでも、ローマ三部作と同じく、オーケストラ音楽の醍醐味をチョー味わわせてくれるおもろい作品なんだ。

 Ⅰ「ソロモンの夢」
 Ⅱ「戦いの踊り」
 Ⅲ「ベルキスの暁の踊り」
 Ⅳ「狂宴の踊り」

    ジェフリー・サイモン指揮 フィルハーモニア管弦楽団


映画音楽風で、ペルシャ風、アラブ風のエキゾティックなべたな音楽かもしれないけれど、わたしはこんな、まがまがしい音楽が大好き。
オーケストラで「雰囲気」を出すことにかけて、レスピーギはR=コルサコフやラヴェルと並ぶ達人だと思う。
打楽器や鍵盤楽器も多彩に取り入れつつ、神秘的な様相から、愛情あふれる甘味なか所。民族風な考証をもとにした的確な表現。官能的なまでの異国情緒。
そして、狂乱と熱狂が支配するまがまがしい最後の強烈なダンス。
いかにもラテンの血が炸裂したかのような熱狂ぶり。

あぁ、おもしろい。

でも、聴いたあとに、なにも残らない。

思えば、ローマ三部作もそうで、感覚は興奮するものの・・・

劇音楽を数々残したレスピーギ。
いくつかあるオペラを是非にも聴いてみたいと狙っております。

あの、丸信ラーメンは、食べ終わって、店を出ると、「行ってらっしゃいーーーー!」と背中に元気な声をかけてくれた。

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コメント

こんばんは。
何、下にもう一つスープが隠れているのですか?いやー旨そうですな!

このCDのもう一曲のメタモルフォーゼンもすんごい曲ですね。録音もこの頃のシャンドスらしいゴージャス系で
演奏ともども「快感」ですな。

投稿: Tod | 2011年4月28日 (木) 00時18分

Todさん、こんばんは。
そうなんです。
秘密のスープみたいでして、好きな人は、ここに辛味噌を投入し、さらなる変化を楽しんでます。

マーラーみたいなラーメンです(笑)

そうです、メタモルフォーゼンもすんげぇ面白い曲です。
こちらに着目されるとは、さすがです。
ステンドグラスとか、ブラジルとか、レスピーギはまったく、オーケストラ音楽好きには、たまりませんねぇ!
ありがとうございます!

投稿: yokochan | 2011年4月28日 (木) 00時30分

誘導尋問に誘われて再度失礼します。お察しするにサイモンのもう一枚も…ですね。ステンドグラスの終曲なんて少しのメロディーしかないくせに(笑)、greatに仕上がっていて"爆曲"ですな。
この2枚で妙に満足してしまって、未だに3部作をCDで買い直さないまま数十年経ってしまいました。

投稿: Tod | 2011年4月28日 (木) 17時42分

見事、かつ丼に食らいついていただきました。
Todさん、コメントありがとうございます。

そうそう、サイモン氏はこんなヘンテコ系の一発屋ですが、実にうまいもんです。
ステンドグラスはまったく同感。
オーマンディもいいですよ。

三部作ではないですが、かつてはケルテス。
いまはルイージが意気に入りです。

投稿: yokochan | 2011年4月28日 (木) 23時26分

管理人さんこんにちは。

ついにベルキスが出ましたね。

この曲は吹奏楽の世界では10年くらい前までは全国で演奏されましたが、祭とともに最大限の音量で演奏されたのですがもうすこし丁寧なアプローチがあれば曲のimageも上ったでしょう。


投稿: マイスターフォーク | 2011年4月29日 (金) 14時15分

マイスターフォークさん、こんばんは。

出しましたレスピーギの爆曲。

吹奏楽でも中学生がやるのを聴いたことがありますが、さすがにわけがわからなかったです。
さすがに、プロオケの本格サウンドは違います。
しかし、そこになにがあるかというと何とも、といった感想ですが。

投稿: yokochan | 2011年4月30日 (土) 00時17分

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