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2011年6月 4日 (土)

ノイエ・ムジカ東京 第1回定期演奏会

Komorebi

西東京市のこもれびホールです。
久しぶりに保谷に行きましたね。
かつては、保谷市。
仕事でよく行った場所を通過して、なかなか雰囲気あるこちらのホールへ。

一昨日(5月31日)の神奈川区のコンサートと、ほぼ同じメンバーによる演奏会。
若い演奏家のアンサンブル団体、ノイエ・ムジカ東京の第1回定期。

勝手に神奈川フィルを応援する会・分科会でもありました。


Nuea_musica

 第1部 

    イベール 木管五重奏のための3つの小品
 
    ドビュッシー 「夢」

            「スティリア風タランテラ」

            「映像」第2集~「金色の魚」

    プーランク 六重奏曲

         ピアノ:津田理子 (イベール以外)

 第2部 

    ラヴェル   「亡き王女のためのパヴァーヌ」

    ドビュッシー 「ベルガマスク組曲」

    サティ     「風変わりな美女」

         編曲:徳備康純 (プーランク以外)

    徳備康純   ヴァイオリン、ピアノ、室内合奏のための協奏曲
             「風の変容」

         ヴァイオリン:福富博文

         ピアノ:津田 理子

       山本 裕康 指揮 ノイエ・ムジカ東京

              (2011.6.3 @こもれびホール)


第1部は室内楽を挟んで、津田さんのピアノによるドビュッシーが核。
これが、実は絶品にございました。
不可思議かつジャジーな雰囲気のイベールが出だしゆえ、のりきれないままに、ピアノが舞台中央に運び直され、津田さん登場。
そして、さりげなく弾き始めるや、その最初の一音から輝きと柔和さに満ちた音色で、ホールの雰囲気が一変してしまった。
これは、もう、格が違うとしかいいようがありませぬ。
しっとりとしたドビュッシー、鮮やかな新緑のドビュッシー、ミステリアスな輝きのドビュッシー、おおよそ、わたしたちが思うドビュッシーのイメージが過不足なく自然体で描かれておりました。
もっと聴きたかった・・・。

そして、一昨日の冒頭の曲、プーランク。
今回は、よかったのでは。
軽妙さと皮相なペシミズムとユーモア、このあたりを感じるには難しかったけれど、かなり音が見えてきた感じ。ここでも、津田さんのリードが光ります。
そう真面目ぶらずに、もっと楽しそうに、乗って欲しいとも感じましたがね、曲のよさが、前回よりもずっとよくわかりました。

さて、後半は、指揮者・山本裕康さんが出ずっぱり。
ご本人は、チェロを持たずに舞台に歩いて出てくるのが、非常に難しかったとおっしゃってますが、確かにそうなのかもしれません。
ピアニストも手ぶらで出てきますが、ピアノという楽器という目標があって、そこにたどり着けばいい。
歌手も、自分そのものが楽器。
しかし、指揮者は、手ぶらで、何十人もいる奏者たちに向かって出てきて、自分は音を出すことがなく、対峙しなくちゃなんない。
 音を出すことなく、舞台に出るのって、楽器奏者の皆さんからしたら、何か忘れ物をしてしまった空白感があるんでしょうね。
しかし、楽器奏者から、指揮者になった人たちは、やはりひとつの楽器や10本の指では創造できない世界を棒ひとつで繰ることができる喜びに魅せられ、やめられなくなってゆくんでしょうな。
 引退などとおっしゃらず、とりあえず、間をとって、弾き振りなどを、またお聴きかせ願いたいものであります!

そんな風に、次も期待したくなる山本さんの指揮。
今回は、徳備先生の編曲と、新作初演。
おもちゃ箱をひっくり返したような、なんでもありのサティが、聴いていて思わずニヤリとしてしまうようで面白かった。

そして、「風」のいろいろな姿を描いた新作は、聴いていて吹き抜ける風を感じることができる音楽。
それは鋭くもあり優しくもあり、和テイストのとても素敵な曲でありました。
津田さんのご主人で、絵もお書きになる指揮者のシュヴァイツェルさんの作品(プログラムの表紙)をご覧になって、あたためてきた作品とのことでございました。

2回のコンサート、身近に音楽を親しく感じることのできる、とても印象深いものとなりました。

時間も押して、池袋着は10時。
yurikamomeさんと二人、短期決戦で居酒屋に。

Nagaimo

長芋の漬け物に、よく冷えたビール。

夏風邪中で、薬飲んでるから、アルコールはだめと言われておりますが、そんなの関係ない(笑)。
いい音楽のあとは、いい酒に肴。

適度で切り上げたものの、電車ダイヤが大幅乱れ、事務所泊まりとなりました(笑)。

聴くところによれば、勝手に応援分科会その1の方は、波乱の晩だったご様子で・・・・。

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コメント

わざわざお越し下さり、ありがとうございました。山本さんや津田さん、福富さんたちも交えて出演者全員での打ち上げは深夜におよび、私は四時半まで飲んでおりました。おかげで今もまだフラフラしております。
2年後ぐらいにまた山本さんに指揮をお願いしたいとお話し、山本さんも快諾して下さいましたが、本当に良い出会いがたくさん出来たと喜んでおります。
今後とも、どうぞよろしくお願いします。まずはお礼まで…。

投稿: schweizer_musik | 2011年6月 5日 (日) 05時41分

schweizer_musik 先生、こんにちは。
作品初演ならびに、コンサートの成功、おめでとうございまじた。
打ち上げもだいぶ盛り上がったご様子ですね!

聴かせていただいた、わたしどもも、すてきな編曲・作品を楽しませていただきましたし、津田さんの素晴らしいピアノ、山本さんの指揮デビューも合わせて味わうことも出来て、望外の喜びでした。
2年後の指揮のお約束。ナイスですね。

またどうぞ、よろしくお願いいたします。

投稿: yokochan | 2011年6月 5日 (日) 12時54分

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» ご挨拶 [鎌倉スイス日記]
準備に準備を重ねて来たノイエ・ムジカ東京のコンサートと津田さんのコンサートが無事終わりました。 ご来場いただきました皆様、大変ありがとうございました!! また、ご協力下さいました指揮の山本裕康さん、ピアニストの津田理子さん、ヴァイオリニストの福富博文さん、本当にありがとうございました!! 関係者のみなさん、そして精一杯の演奏をしてくれたノイエ・ムジカ東京のメンバーのみなさん、本当にご苦労様でした。 単なる卒業生同窓会アンサンブルではなく、プロ集団としての自覚を持ったアンサンブルによる新たな旗... [続きを読む]

受信: 2011年6月 5日 (日) 05時42分

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