« 松山にて | トップページ | クィーン 「オペラ座の夜」~「ボヘミアン・ラプソディ」 »

2011年6月18日 (土)

アバドの10番と「大地の歌」

Abbado

アバドのマーラー放送中。
さまクラ緊急速報。

5月18日のベルリンのほやほやライブ。

5月は、毎年、アバドがベルリンに帰ってくる。

今年は、マーラー・イヤーということもあり、特別演奏会のため定期に加え、うれしい再登場。

わたしたち、アバド・ファンは、決まってマーラーファンでもあるんだけれど、ずっと渇望してきたことといえば、アバドの「大地の歌」。
「告別」だけは演奏したけれど、全曲は今回が初ではないかしら!
10番「アダージョ」と「大地の歌」の演奏会。

Abbado3_2

いま、待望の「大地の歌」が始まりました。
一聴して、わかる室内楽的明晰さと透明感。
そして、ベルリン・フィルのべらぼうな上手さ。
日本にビビって来なかったカウフマン。
彼あって、この演奏、(きっとCDにもなるでしょう)が成り立ったともいえるかも。
そして、控えてるのは、オッター。
アバドは、極めて稀なことだけど、譜面台を置いて指揮してますが、時おり確認程度。
初めて見ました、アバドの譜面。

深夜のマーラー。
お疲れモードだけど、じっくり観ましょう。
眠くなってなんていらんない。

そして、翌朝・・・・・・6月19日追記

Abbado_3

  「告別」、ことにその後半は絶品でございました。
指揮、オーケストラともに、マーラーの寂寥感と、それを突き抜けた先にある透明な境地のようなものを痛切に描きつくしていたように感じる。
オッターの歌が毒気がなさすぎて、クリーンにすぎるきらいはあったけれど、感動しながら歌っているのがよくわかり、長い、長い静寂のあと、彼女は涙さえ浮かべていたかのようだった。
力強いカウフマンの歌声は、この曲にぴったり。
 そして、アバドの真骨頂は後半。
ライブ録音としてCD化されると思うけれど、もう少し熟成してからの方がいいかも。
そう、ルツェルンあたりでもう一度。

Abbado1

|
|

« 松山にて | トップページ | クィーン 「オペラ座の夜」~「ボヘミアン・ラプソディ」 »

コメント

別にメールしましたが、もう感動、感動、感動の「大地の歌」でありました!カウフマンのこの声と、オッターの夕映え色に染まった声の成熟を、アバドは待っていたのではないかと思えるほどの素晴らしい、あまりに素晴らしい「大地の歌」でした。むやみに決定的演奏ということは憚る僕ですが、この演奏は、アバドのマーラー演奏の極致を示す超絶的な演奏でした。
(ちなみに、デッキのカウンター読みで、演奏時間は 8:35/9:18/3:10/6:54/4:37/29:56 合計1'02:30。 拍手までは、ほぼ17秒)

オーボエには、ルツェルンのナヴァロ(まさか、ナヴァロ、ベルリン・フィルに入る?)、ピッコロにGMCOのキアーラ・トネッリ(と見えた)、クラリネットには、ただいま試用期間中のアンドレアス・オッテンザマー(ウィーン・フィルのオッテンザマーの二男。フックス氏の弟弟子)!フレッシュついでに、5月はファーストに座りっぱなしの樫本+清水直子の顔も見え、フレッシュな顔ぶれのオーケストラも、アバドをやる気にさせて原動力だったのではないでしょうか。
最後の制作まで見ましたが、Accentusのクレジットがされていましたので、ルツェルンの第9と同じく、早々に発売される期待をしました。
速報によると、2012年のルツェルンは、いよいよ第8。アバドのマーラー、もうこれ以上いうことはありません。生きていてよかったです。

投稿: IANIS | 2011年6月19日 (日) 11時22分

アバドの大地の歌は「渇望中の中の渇望なもの」で今回やっとそれに対面できた。実にすばらしいものでべルリンフィルの力量が余すところ無く発揮され歌手二人も申し分無し・・・。特にオッターは告別を知り尽くしているかのようだった。(あたりまえか)この演奏会は佐渡裕のデビュー直前のものだろうがそれにしても指揮者の要求にこたえるベルリンフィルってすごいなあ・・アバドさん、本当にすばらしいご馳走ありがとうございました。また、よろしくお願いします。

投稿: まつやす | 2011年6月19日 (日) 17時02分

録画中にちょっと見しただけですが、観客の喜んでいる姿が尋常ではなかったですね。オッターとアバドの信頼関係は、過去の放映からも想像されます。それに加えてのカウフマン、実に力強い声でした。陰ではバリトンとか言われてますが、この演奏を聴いたらそんな事どうでも良くなります。さあ、これからじっくり楽しみます。

投稿: ご~けん | 2011年6月19日 (日) 18時17分

IANISさん、まいど、こんばんは。
疲れてへろへろしてましたので、少し散漫な聴き方になってしまいましたので、聴き直しを要しますが、アバドの大地の歌は、いつものアバドらしい純粋無垢のマーラーでした。
感無量です。
若い奏者が目立ちましたが、さすがはIANISさん。
MCOのメンバーたちを看破されましたね。
早めのテンポに感じましたが、なるほどです。
第10とともに、正規映像化を待ちましょう。

そして!
来年のルツェルンはいよいよですか!!

投稿: yokochan | 2011年6月19日 (日) 22時47分

まつやすさま、こんばんは。
コメントどうもありがとうございます。
まさに渇望の「アバドの大地の歌」。
期待にしっかり答えてくれるアバドならではのマーラーでした。
会場には、上気した顔の佐渡さんもいましたね。
そんな中で、アバドの笑顔は、こんな凄い演奏をしたのに、全然飾らず普通。
気どらないマエストロは、若い奏者や歌手たちとは次元のまた違う域に達した人に思えました。
まだまだ、いろいろと凄い演奏を聴かせてくれそうなアバドですね!

投稿: yokochan | 2011年6月19日 (日) 23時25分

ご~けんさん、どうもこんばんは。
観客は、年一度のアバドのベルリン復帰を楽しみにしているのですね。
まして、今年は2つのプログラムだし、これまで地味だった演目ばかりだったのに、マーラーですから!

カウフマンは、バリトンの声域も持つローエングリンでありジークムントでもありますので、大地の歌にはぴったりです。
オッターの北欧風の澄んだ声も魅力でした。
わたしもじっくり聴き直します。

投稿: yokochan | 2011年6月19日 (日) 23時31分

私も観ました! まだ大地の歌が始まったばかりのところで一旦止めているところですが。前半の10番だけでも溶けてしまいそう。マーラー後に続くベルクやウェーベルンが聞こえる感じ。ベルリンフィルも気合が違ったような。アバドは解脱した阿闍梨に見えるぐらい神々しい感じで、精神だけがタクトを振っているように見えました。すごかったですね!

投稿: Shushi | 2011年6月19日 (日) 23時46分

Shushiさん、こんばんは。

アバドのマーラーは、どんどん高次元に、そして無色透明になりつつあるような気がします。
それを受け止める奏者たちが、かつてのアバドが創設したユーゲントオケの若者たちが成長し、世界中の一流オケの中核になりつつあります。
音楽への真摯な受け止め方や、愛情、それらもオケの面々から感じました。
 ともかく、すごいマーラーでしたね。
ありがとうございました。

投稿: yokochan | 2011年6月20日 (月) 00時04分

私の心に「大地の歌」の火がついてしまい、昨夜から「大地の歌」ばかり聴きまくっています。我がピノさんこと若杉=都響、イッセルシュテット=NDR、クリップス=ウィーン響、ノイマン=チェコ、ケンペ=BBC、フィシヤー=ディスカウ=シュトットウガルト、ジュリーニ=ウィーンフィル・・・と聴いてまいりました。私にはこの曲重たすぎて聴くのをためらっていましたが、アバドがこの名曲「大地の歌」を聴くようにと私に火をつけたのです。現代ではこの曲を聴いて自殺者は出ないでしょうがやはり深い・・、やっぱり深い。そんな曲です。アバドはさらりと仕上げているようで実は洞察力満点です。返す返すもアバドさん、ありがとう  それにしてもベルリンフィルってうまいなあ・・・・

投稿: まつやす | 2011年6月20日 (月) 23時38分

まつやすさん、こんにちは。
おぉ、完全にアバドのマーラーによって引火されましたね!
それにしても、レア音源ばかり。
よくぞ集められました!
ピノさん以外は、まったく未聴でございます!
ノイマンのチェコフィルは、その存在すら知りませんでいした。
ノイマンは、FMで放送されたORF響(ウィーン響??)のものしかしりませんです。

先ほど、アバドの演奏をダイジェスト聴きしましたが、最初に聴いたときよりも、ずっとこちらに響いてきました。

10番がすごいです。
そして、告別には心を持っていかれそうになりました。

音楽のすごさが、演奏によってひきたつ、その典型ともいえるものですね!
ありがとうございました。

投稿: yokochan | 2011年6月21日 (火) 23時35分

yokochanさま、富山のホルン吹きCozyでございます。
エルガー、ディーリアス、マーラー、ブルックナー、R.シュトラウス大好きで、yokochan様に大変親近感を覚えておりましたが、この度15年ぶりに東京勤務になりまして、単身なものですから、ぜひ一度オフ会でご一緒させていただければと思います。
 暫くお休みしていたBlogも再開しておりますので、よろしくお願いいたします。
 このマーラーの10番も絶品でしたね。大地は異動の引継ぎ、引越し準備でまだ録画を見れていませんが、このエントリを拝見するだけで、全部聴いちゃったような気分になりました・・・・

投稿: Cozy | 2011年6月25日 (土) 00時32分

Cozyさん、こんばんは。
ご無沙汰をしております。

東京勤務とのこと。
いろいろとご苦労はございますでしょうが、そのぶん、音楽の楽しみもたくさんございますね。
こちらこそ、是非とも、ご一緒お願いいたします!
オフ会は、定例も、いくつかございます。
ご案内申し上げますので、メールを頂戴できればと存じます。
ZUM02164@nifty.ne.jp

アバドのマーラーは、いまだに進化中です。
いまも最高ですが、次もさらにすごいことになるんですね。
若い感性も素晴らしいです!

投稿: yokochan | 2011年6月26日 (日) 00時28分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/151893/51980926

この記事へのトラックバック一覧です: アバドの10番と「大地の歌」:

« 松山にて | トップページ | クィーン 「オペラ座の夜」~「ボヘミアン・ラプソディ」 »